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カテゴリー [イノシシ ]
これが・・・イノシシっ!?『内臓摘出編』 [2013/11/15]
至高のジビエを目指して・・・・『食肉解体編』 [2013/11/19]
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イノブタ [2015/07/09]
これが・・・イノシシっ!?『内臓摘出編』
~前回からの続き~
\お酒。持ってきましたよ。/
(・・・・・・。)
\・・・おい。酒持ってきたぞ。/
(・・・・・・。)
\皆さんおそろいですか?お酒持って来ましたよ。/
(それにしても・・・
お酒を持って来すぎじゃないかっ!?
ココの人たちはよっぽど
酒飲み
なのだろうか??)
それと今朝、
『罠』
で仕留めた・・・・
(これは!!い、い、
『イノシシ』だっ!!
)
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「こ・・・これって
本物のイノシシですよね?
」
ん?新人さんは、イノシシを見るのは初めてかな?
ついさっき、血抜きをしたばかりの、
子供のメスイノシシですよ。
「このサイズでも『子供』なんですか!
一体、どれだけ大きくなるんだろう・・・。」
これは、ちょうどよかったね。
新人君、さっきの
『お酒』
を持ってきなさい。
「は、はい!」
(なぜ『酒』?
も、もしかして・・・・
今からこのイノシシで一杯飲む気なのかっ!?
まだ
朝の10時なんだがっ!!
)
「はい!お酒、持って来ました~!」
(・・・おや?)
では、
山の恵みに感謝の意を込めて
黙祷!
(・・・・・。)
では、
『お神酒』
を頂きましょう。
車の人は口に含むだけでいいからね。
「・・・もしかして、皆さんが持ってこられた酒って、
神事のためだったんですか?」
ああ。狩猟で得た獲物は山からの頂き物だからね。
感謝の意を込めて、
神酒(みき)
と
榊(さかき)の葉
をささげるんだよ。
まぁ、毎年みんながたくさんの酒を持ち寄るのは
『大猟祈願』
ってヤツだな。
本当は、去年の酒もまだ残ってるんだがな・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(いよいよ・・・捌くのか。)
新人君。いい機会だから
『先生』
に、
解体方法を教わりなさい。
「えっ!!初日でいきなり解体ですかっ!?」
新入りさん、そんな事を言っていたら
いつまでたっても一人前になれませんよ。
「は、はい・・・よろしくお願いします。」
※画像をクリックすると写真が表示されます。
屠体の苦手な方は御注意下さい。
まずは腹を開きます。
ちなみに、この時点で熱湯をかけて『毛抜き』する場合もありますが、
私たちのチームでは、皮と一緒に毛を剥ぐ手法をとります。
開腹する際は、消化器系の内臓(胃、腸、胆嚢など)を
傷つけないように細心の注意を払ってください。
消化液が肉に付くと、消化が起こり臭いが取れなくなります。
『ガットナイフ』
があれば安心ですね。
「うっ・・・・・動物の内臓って・・・・・始めてみた。」
肋骨を広げ、骨盤を割ります。
同時に肛門周りに包丁を入れておきます。
・・・ちょっとソコを持っていてください。
「は、はい・・・・。あの~、手袋とか無いんですか?」
(ちょっと内蔵を触るのに抵抗があるな・・・・)
大丈夫ですよ。
間違って手を切ったりしませんから、
思いっきり内臓に手を突っ込んでください。
(・・・慣れるしかなさそうだな。)
「うわわわわっ!!」
どうかしましたか?新人さん。
「内臓が・・・
内臓がすごく温かいんです!!」
・・・・大声で何事かと思ったら、お前何言ってるんだ?
さっきまで生きていた哺乳類なんだから、
内臓が温かいのは当たり前だろうが。
「あ・・・・あ、確かにそうですよね。
いや、今まで魚しか捌いたことが無いもので・・・。」
まぁ確かに、
食肉に体温があること
なんて、
今まで想像をした事もなかったでしょう。
ちなみに、質のいい肉を手に入れるには、
速やかに内臓摘出を行い、冷水につけるなどをして
体温を下げなければなりません。
高温の体温が続くと、肉の劣化(ヤケ肉)が起こります。
喉にある食道、動脈を切り離します。
このあたりには
『リンパ腺』
という免疫司る器官がありますが、
腫れている場合
は、感染症を患っている場合がありますので、
注意深く観察してくださいね。
最後に、切り離した気管と持ち上げ、一気に肛門まで
内臓を剥ぎ取ります。
この際、肛門から内容物が飛び出すことがあるので、
直腸を縛っておくと安心です。
腹腔を綺麗に洗浄したら、冷蔵施設や水タンク、川などに
約半日~1日つけて、体温を低下させます。
この肉と骨の状態を
『枝肉』
と呼びます。
「すぐに精肉にしてはダメなんですか?」
大体、死後10時間で
『死後硬直』
が始まるのですが、
これより前に骨を外すと、肉が縮みすぎて肉汁が抜けてしまうんですよ。
なので、最大限死後硬直が進行する20時間当たりに、骨と肉を分離して
『部分肉』にするのが望ましいんですね。
「なるほど・・・。
では、皮剥ぎや骨抜きは明日になるんですね。」
いや。俺が昨日捕獲したイノシシの枝肉がある。
これを
新入りの練習用として提供するぜ。
ほらほら!早く一人で捌けるようになれるよう、
皆が応援してくれていますよ!!
(・・・・もしかして、
面倒な解体作業を押し付けようとしているのでは!?)
👉Next:
イノシシ解体、精肉編
👉Prev:
狩猟に使うナイフってこんなの
👉オススメ:
イノシシの内臓たべよ
👉オススメ:
血だって料理に使えます
[ 2013/11/15 03:00 ]
アライグマ
イノシシ
|
TB(0)
|
CM(22)
至高のジビエを目指して・・・・『食肉解体編』
※画像をクリックすると写真が表示されます。
屠体の苦手な方は御注意下さい。
それでは解体を始めましょう。
ちなみに、私たちのチームは台の上で捌きますが、
クレーンで吊り下げれば非常に効率的です。
「・・・しかし、イノシシって
『臭い』
イメージがあったんですが、
肉も内臓も
臭みはまったくないんですね。
」
それは
内臓出しと冷却
が早かったからですよ。
あの処置が遅れると腹腔内に腐敗ガスが貯まり、
その臭いが肉に移ってしまうんですよ。
一昔前、イノシシが高値で取引された時代があってね。
猟師は下処理よりも数を獲る事を優先したため、
下処理がおろそかになった
『臭い肉』
が多く出回り、
イノシシ肉は臭いというイメージが定着してしまったんだね。
ちなみに家のグループでは
午前中・午後の2回に分けて出猟するんだけど、
昼は必ずこの事務所に戻って内臓抜き・冷却を行うから
肉が臭くなることは無いんだよ。
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まずは
『剥皮』
です。
足首をぐるりと切れ込みを入れて、ナイフで皮を剥ぎ取っていきます。
2、3人で処理を行うので、ナイフの先に十分注意してくださいね。
「僕にもやらせてください!」
「う~ん・・・どうですか!?」
スキナーナイフの使い方がなっちゃいないなぁ。
皮を破らないように刃を寝かす!
かつ、皮に脂が残らないように適度に刃を立てる!
その上迅速に!!
「む、難しい要求ですね・・・」
首の周りまで皮を剥いだら、
首をひねり頭部を皮ごと取り外します。
下あごから包丁を入れ、取り外した部位が
『舌(タン)』
です。
喉元には
『喉仏(ナンコツ)』
がありますよ。
また、頭部の頬からは
『頬肉(ツラミ)』
が取れます。
「頬肉って、凄く高い肉の部位ですけど、
1頭から、たったコレだけしか取れないんですね~」
さて、胴体に戻り、肋骨を外していきましょう。
カービングナイフのような先の細かなナイフで、
背骨と肋骨の繋がっている関節を外していきます。
『腹回りの肉は
『ばら』
ですね。」
取り外した骨は捨ててはいけませんよ。
この骨付きばら肉が
『スペアリブ』
です。
骨に沿って包丁を入れ背骨を取り外すと
『背肉(ロース)』
、
『腰肉の一部(ヒレ)』
を取る事ができます。
ヒレ肉を傷つけないように包丁を入れ股関節を外します。
この部位が
『腿肉(もも)』
です。
さらに『もも』は筋に沿って、『そともも』、『ともすね』、
『しんたま』、『うちもも』に分割します。
最後に
『肩肉(かた)』
ですが・・・・
通称『はごいた』と呼ばれる、
肩甲骨と肩甲棘が立体的に
くっついる部位があります。
ココが最も解体の難しいところですね。
以上、非常にざっくりと解体方法を説明しましたが、
次からは一人でできますね?
「い、いや、無理ですよ!」
「しかし、がんばって覚えます!!」
・・・・ところで新人さん。
市販品では決して味わうことの出来ない
『至高のジビエ』
ってどういう物だと思いますか?
「えっ?・・・・そうですね~。やっぱり、
柔らか~くて、
脂のたっぷり乗った
肉を使った
料理ですかね~?
ふふふ・・・『柔らかい肉』、『脂の乗った肉』・・・・
そのような肉質を望むのであれば、わざわざジビエじゃなくても、
お金を出せばいくらでもお店で手に入りますよ。
お金を出しても決して味わえない食材・・・・
・・・・それは!
「つ・・・・つまり、
『内臓料理』がジビエ料理の真骨頂
って事ですか??」
「でも、野生動物の内臓って
菌がいたり、臭そうなんですが・・・・
」
確かに野生動物は何かしらの菌やウイルスを
保有している可能性はあります。
しかし、
火を通せば問題はありません。
臭いのキツイ部位がありますが、しっかりと下処理を行えば
全く臭いません。
「しかし内臓なんて、お店で普通に売っているものですよ?」
\・・・・そこをよく考えてみてください。/
一生を狭い檻の中で、病気にならないように
抗生物質入りの餌を食べ続ける家畜
と、
大自然の中を駆け巡り生き抜いた野生鳥獣
の
内臓の強さの違いをっ!!
筋肉の質は品種改良の進んだ家畜のほうが、
人の口に合うかも知れません。
しかし内臓は、その動物が過ごした
生活史を
映し出すものなのです!
「なるほど・・・完全に管理された家畜とは違い、
ジビエは一体一体に刻んできた生活があるんですよね・・・。」
「その・・・内臓の一部を頂いてもよろしいですか?
是非、料理して賞味してみたいです!!
」
では、消化器系(胃・小腸・大腸・直腸)は下処理が非常に難しいので
『心臓』
、
『肝臓』
、
『肺』
、
『腎臓』
をお分けしますね。
「どんな食味が待っているのか・・・楽しみですね!」
おう!新入り!話は聞かせてもらったぜ!
俺からも、取っておきをプレゼントするぜ!!
「・・・・・なんです?これは?」
それは・・・
『睾丸(キンタマ)』
ですよ。
~料理編につづく!~
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その豪快さ、野性界一
👉Prev:
イノシシ、内臓摘出編
👉オススメ:
一人で解体、できるかな?
👉オススメ:
森の命は、また森に帰る
[ 2013/11/19 03:00 ]
アライグマ
イノシシ
|
TB(0)
|
CM(12)
イノシシ♂
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性欲を持て余す
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イノシシ解体、精肉編
👉オススメ:
イノシシ肉のパワーを知る
👉オススメ:
猪の脂、絶品やな
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[ 2013/11/20 00:00 ]
アライグマ
イノシシ
|
TB(0)
|
CM(0)
滋養強壮 『イノシシの睾丸スープ』
(・・・ふぅ・・・ふぅ・・・・・ようやく内蔵の下処理が終わった・・・・)
「ゴホッ!!ゴホッ!!」
(それにしても・・・・
体調が悪いなぁ・・・・
)
ん?お前、
何、
死にそうな顔してるんだ??
「いや~・・・・体がダルイし、悪寒が酷いし、せきとクシャミが出て・・・・
ものすごく体調が悪いんだ・・・・。
ヘックションっ!!
・・・最近、気温の変化が激しすぎるからね。
ゴホッ!ゲホゲホッ!!
」
ふ~ん・・・
でもまぁ、そういう時こそ、
『百獣(ももんじ)』
料理だよ!!
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「も・・・
『ももんじ』?
・・・何それ?
」
いわゆる
日本語での『ジビエ』
だ。
日本では野生鳥獣を食べる食文化は無かったと思われているけど、
実は畜産が盛んになる明治時代前までは、
一般に食べられていたものなんだ。
「へ~。日本人は全く肉を喰わなかったと思っていたよ。
・・・でも、体調不良と『ももんじ』に何の関係があるの?」
ももんじ
は、その高い栄養価から食材としてではなく、
『薬』
として取り扱われていたんだ。つまり、
食から健康改善を図ろうとしていたんだね。
これは
漢方医学
の真髄
である・・・
・・・と呼ばれている。ちなみにイノシシ肉は、
滋養強壮、保温機能を高める作用
があり、
気温の変化が激しい、この季節の変わり目に
非常に人気のあったジビエなんだ。
「なるほどね・・・食べるものを気をつけていれば、
風邪引かないっていうもんね・・・」
「でも、今手元にあるのはイノシシの内臓だよ?
肉じゃなくても効能があるの?」
薬食同源には
『体の悪い部分を食べて治す』
という
『以類補類』
という考えがあるんだ。
根拠の無い話に聞こえるかもしれないけど、
傷ついた内臓と同じ栄養素を摂取する事は、
栄養補完としての効果が高いんだよ。
「・・・イマイチ信用できないけど、まぁ、
折角内蔵を貰ってきたんだし、色々食べてみようかな・・・」
~~~~~~~~
肝臓(レバー)
~~~~~~~~~~
筋と胆嚢を取った肝臓を薄くスライスし、酒に浸します。
酒につける事で、レバー独特の苦味を軽減することができますが、
同時に旨みも逃げてしまう
ので注意が必要です!
長く漬け続けていると、上のように血が抜け切ってスカスカになります。
好みによりますが、5分~10分ぐらいで丁度いいと思います。
血抜きだけを気をつけたら、あとは 油でサッと炒めたら完成!
『イノシシレバーソテー』!!
・・・・いただきます!!
「・・・・・んっ!?
豚のレバーと言えば、小学校の給食に出ていた
苦くてデロッとした食感最悪の料理が
トラウマになっていた
のだが、
このレバー・・・
すっっごく密な噛みごたえっ!
その上臭みも無く、旨みが強いっ!!」
肝臓は
『エネルギー生産工場』
だ!
ビタミンAによる、皮膚、粘膜の再生!
各種ビタミンBの、脂質・糖質の代謝!
鉄分の、疲労回復、造血作用!
「ううむ!そう言われてみると、なんだか
ぼやけていた視界がクリアーになり、
四肢の末端まで熱を帯びてきた!!」
「おおおおっ!
さっきまで
『町工場』
レベルだった肝機能が・・・・!!」
「
『石油精製プラント』
に
レベルアップした気分だぜっ!!」
~~~~~~~~~~
腎臓(マメ)
~~~~~~~~~~
ソラマメの形に似た腎臓は、まず表面の薄皮を剥ぎ半分に割ります。
白い筋は切り取り、中の赤い部分は丁寧に洗い流します。
サイコロ状に切って、ニンニク、モヤシ、ニラと炒め、
塩胡椒で味付けをしたら完成っ!
『ニラマメ(腎臓)』!!
いただきます!
「おっ。非常に歯切れがよく、少し硬めに炊いた大豆のようだ。
あっさりとした旨み
は、鶏のハツ(心臓)によく似ているな。
血液中の老廃物を濾す器官だから、
尿臭いのかと思いきや
、そんなことは
全く無い!
」
腎臓は
『毒素抽出フィルター』
だ!
良質なコレステロールは
老廃物を除去する
細胞や生体膜の活性を高めるよ!
「ううむ!そう言われてみると、なんだか
老廃物がダダ流れしていた血液が、
デトックスされていく!!」
「おおおおっ!
さっきまで
『むしとりあみ』
レベルだった腎機能が・・・・!!」
「
『ULPAフィルター』
にレベルアップした気分だ!!」
~~~~~~~~~~
肺(フワ)
~~~~~~~~~~
大きさの割には、非常に軽い肺。
真ん中に大きな気管が通り、左右の肺に主気管支が伸びています。
肺の中に入り組んだ気管支。
触った感じ、
塩ビのホース
のような硬さですが・・・・
付けたまま料理してみましょう。
サラダ油で表面を焼いたら、醤油、みりん、酒、砂糖、鷹の爪を少し加えて、
軽く煮詰めて完成!
『フワのピリから煮』!!
いただきます!
「弾力のある歯ごたえは、固い
『こんにゃく』
のようだ。
気管支は良く火を通せばナンコツのように食べられ、
噛むごとに
肉汁が染み出てくる
・・・
味は・・・・う~ん・・・
・・・・『牛肉』。
ってお前、
豚
だろうがっ!なんで牛味なんだよ!!」
肺臓の強さは
『排気量』
だ!
傷つきやすい肺を修復するには、
フワの高たんぱく質が
有効だよ!
「ううむ!そう言われてみれば、なんだか
青色吐息だった呼吸が、全身の細胞に燃焼ガスを
送り込むように強靭になってきたぜ!!」
「おおおおっ!さっきまで
『リトルカブ』
レベルだった肺機能が・・・・!!」
「
『漢・カワサキ・ゼファー1100』
に
レベルアップした気分だ!!」
~~~~~~~~~~
睾丸(タマ)
~~~~~~~~~~
さぁ・・・いよいよ、
『睾丸』
です。
睾丸は3層の皮で包まれているので、薄皮をむけば中身が・・・
・・・・うっ!!
こ、これはちょっとグロテスクですね。
割ってみると・・・・
ん~・・・・
ヒレ肉もこんな色と形です
。
とりあえず、薄くスライスした睾丸。
少量の油で、焼き過ぎないように表面をサッと火を通します。
刺身でも食べられる
そうですが・・・
生食はリスクが高いので止めておきましょう。
完成!
『シシタマソテー』!!
・・・い、いただきます!!
「・・・・おおおおっ!!
と、と・・・・・
とろ~りんっと
甘く滑らか!!
味は
『魚の白子』
とほぼ同じ!!
臭みは全っく無い!!
」
睾丸は・・・・
タンパク質のヌクレオプロテインやプロタミン、
核酸のデオキシリボ核酸(DNA)が豊富に含まれているから・・・
一応、精の付く食材だね・・・。
「ううむ!そう言われてみれば、なんだか
リビドーが溢れ出すぜ!」
「おおおおっ!さっきまで
『えのき』
レベルだった、俺の
ナニ
が・・・・!!」
「
『シメジ』
に・・・
い、いや、ちょっと待て!!
まだだっ!
これなら、きっと
イイ出汁
がでるはずだ!」
「睾丸にしょうが、ニンニク、ニラのきれっぱしを入れて
出汁を取り、酒少々と塩、白髪ネギを浮かべて完成っ!!」
『シシタマ薬膳スープ』っ!!
・・・いただきます!!
「こ
こ、
こ、、、
これは!
なんという豊かな『魚介風味』!!
まるで高級白身魚のアラから取ったようだ!
煮出したタマはカマボコみたいな味になってしまうが、
スープは
高級感の溢れる
生命力の溶け出した
スープだっ!
」
・・・!!
さっきまで、
精気の無い顔をしていた男が!!
梅宮辰夫にっ!!
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イノシシの肉、食べよ!
[ 2013/11/25 03:00 ]
アライグマ
イノシシ
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TB(0)
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CM(18)
鮮度三番・美味一番 『イノシシ醤肉』
ご覧下さい!
この紅色鮮やかで、たっぷりと肉汁が乗った
獲れたて超新鮮なお肉ッ!!
狩猟を始める前は、鳥猟にしか興味がなかったけど、
こんなに素晴らしいお肉が手に入るのなら、
来期
絶対に
、イノシシを追おう
!
さて!こんな新鮮なお肉なら、
どのような料理でも
美味必然!
ネギとシシ肉、味付けはシンプルに塩胡椒、
『シシ肉のネギ炒め』!
いただきまぁ~すッ!!
(
う、ご!?
こ、これは・・・!?)
か、固いッ!!
特に脂身、まるで『蝋』を食んでいるようだ。
しかも・・・
まるで旨みが
無いッ!?
う、ショックだ・・・
イノシシの肉がこんなに・・・
こんなに『荒くれた
味
』
だったなんてッ!?
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新鮮という言葉に惑わされちゃダメよ!
「!?」
「あ、あなたは
アルテミスさん!
」
今あなたが食べたのは
『筋肉』
、
『食肉』とは似て非なる物。
筋肉を食肉に昇華させるには
『熟成(エイジング)』
行程が必要よ。
「熟成・・・!
そういえば前に、
フザンタージュ
という話を聞いた事がありますね。」
「しかし、カモは丸のまま吊り下げておけばよかったですが、
貰った肉はすでに
部分肉にされていますよ?
この状態で、どうやって熟成させればいいんでしょうか?
さすがにイノシシ丸ごと冷蔵庫に吊るしておくわけにはいきませんよね・・・。」
鳥類と獣類で熟成の方法に大きな違いは無いわ。
気をつけないといけないのは
水分を付着させない事!
筋タンパク質が分解される際、
ドリップ(生体液)
が流出するから付着したままにならないよう注意してね。
「確か水分(自由水)が多いと微生物が繁殖しやすくなって
熟成よりも先に腐敗が進行しちゃうんでしたよね。」
そうね。だから
平置きする場合は、
設置面積が小さくなるようにバット網などを敷いてね。
保水力の高い紙オムツに巻くのも非常に有効よ。
「か、紙おむつ・・・。
でも、保水性の低いクッキングシートで巻いておくより
そっちの方が
衛生的なのかも・・・。」
・・・さておよそ2週間
、
ラップなどをかけずに、
ドリップが付着していたらよく拭いて、
冷蔵庫に置いておいた肉がコレよ。
「うっ!なんだこれ!?」
「乾燥してカチカチ、そして酷い色だ・・・」
(こんな肉、食べたくないなぁ・・・。)
腐敗の原因となる微生物は、肉の表面に付着しているわ。
だから、
あえて表面を乾燥させる事で腐敗を阻害しているの。
中までは乾燥していないから、ちょっと表面を削いで見なさい。
「こ、これはッ!!」
「ななな
なんだこの脂身の輝きはッ!
鮮やかさと張りは無くなったけど、
しっとりとした触感ッ!
そしてなんという
妖艶な色合い!
」
筋細胞に含まれる自己消化酵素『プロテアーゼ』等の働きで、
筋繊維が細分化して柔らかくなったのよ。
表面を乾燥させて腐敗を阻害しながら熟成するこの方法を
『ドライエージング』
と言うわ。
「・・・でも、結構歩留まりが悪いですね。」
真空パックにして微生物の消費する酸素を絶ち腐敗を遅らせる
『ウェットエージング』
という方法もあるわよ。
歩留まりがいいので多くの商業肉で使用されているわ。
ただ、非常に危険な
『ボツリヌス菌』
は
酸素が無くても増殖できる嫌気性細菌だから、
汚染経路となる土砂に触れる可能性の高いジビエには
オススメできない熟成法だわ。
「よ~し!ではこのエージング済みのイノシシ肉をタコ糸で縛って
フライパンで焼き、
ネギ、しょうが、にんにく、醤油、酒、砂糖(+おまけの卵)で煮詰めて・・・
完成!
『イノシシ醤肉(ジャンロー)』!
うぉぉぉぉ!!
こいつは
タマンネェーーーッ!!
肉、やわらけぇッ!旨みが段違いッ!!
特に脂身っ!
ブタに比べてくどく無く、
アッサリサラサラして
甘イッ!
ご飯が消えていくッ!
いくらでも食べれちゃうゥ!!
シシ肉!こんなに素晴らしかったとは!!
俺、絶対来期はイノシシ猟をやるよ!!
」
熟成肉の作成は
料理以上に重要な行程であり、
ハンターの腕の見せ所よ。
もし、ジビエをプレゼントする機会があるのなら
熟成肉の
形で送ってあげるといいわよ。
・・・俺ァ、いつまで吊るされてんだ?
あら。こっちも落ち着いてきたわね。
あなた一体どうしてあんなに暴れていたの?
アァ?
・・・そんなことオメェには関係ねぇだろ。
「そんな事言わずに教えてくれ!
イノシシ肉がこんなに素晴らしいとは思っても見なかった!
来期、自分の手でイノシシを追うために、
今のうちに色んな事を知っておきたいんだっ!
」
ハッ!
・・・・そんなに聞きたきゃ教えてやるよ。
俺はなぁ~・・・
・・・まだ吊り下げといたほうがよさそうね。
👉Next:
猪、ぶっちゃけ脂が美味い
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動物
の死はヒトの目を否応なく引くもの
👉オススメ:
性欲を
てあます。
👉オススメ:
鳥でも熟成は重要です
[ 2014/05/07 02:00 ]
アライグマ
イノシシ
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TB(0)
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CM(17)
美ンまいもん決定戦!『イノシシラード』
エージングで削ぎとられた脂身。
食べるところもないから
捨てちゃい・・・・
ません!!
これを捨てるなんてもったいなさすぎます!!
まず集めた脂身を鍋で焼いていきます。
しばらくすると脂が染み出してくるので、
焦げないように弱火でじっくりと揚げていきます。
そぉ~ら完成しましたよ!
『イノシシ脂身のから揚げ~』
・・・ではなく!
メインは搾り出した油脂、
そう、『イノシシラード』です!!
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さて、このラードをどのように賞味するのか。
油を味わいたいのなら、やはりあの
料理です!
まず、
たっぷ~~りのラード
を強火にかけます。
白い煙がモクモク出てきたら卵を入れ、
すぐさまご飯を投入し
米を卵とラードでダブルコート!
ちなみに、解体直後の脂身は多分に水分を含んでいるため、
ラードにすると油が撥ねまくります。
エージングした脂身は水分が適度に抜けているため、
上質なラードに精製する事ができます。
前回
作った
イノシシ醤肉
を細かく切って入れ、
ネギを加えて火が通ったら完成!
『イノシシ炒飯』!!
ウゴゴゴッッ!!コイツはたまらねぇッ!
米粒一粒一粒にイノシシの
甘い油がコーティングウッ!
台湾や沖縄には、卵かけご飯の要領で食べる
『ラードかけご飯』
と言うものがあると聞きますが、
米は本当に油とよく合うッ!!
しかもイノシシはブタに比べ油臭さやクドさが少なく、
米の甘味を阻害しない!!
ウマさ増し増しで『美ンまい』!!
ところで昨今
『ハンターの高齢化』
が問題にされていますが、
チョットこれっておかしくないですか?
狩猟って獲物を追って野山を飛んだり跳ねたりし、
捕獲した獲物を何キロも谷から谷へ運び、
何時間もかけて解体するという
ものすごく体力を使う趣味
です。
こんなハードアクション、常識で考えれば
還暦をとっくに過ぎたご老体に
できるわけありませんッ!!
しかし実際は多くの御年配方が
現役ハンターとして活動されているのです。
一体、どこからそんな力が出てくるのか?
答えは一つ!!
ハンターは
『美ンまい』
を
食べているからです!
ここで
『美ンまい』
とは
『味がいい』と言う意味ではなく
食べて血が湧き出し、筋肉が再生し、
思考が鮮明になり、五感が優れ六感が働き、
明日を生きる活力が
ミ・ナ・ギ・ル
料理の事を言います。
「そんな料理が本当にあるのか?」
あります。
それは高い『カネ』を支払えば手に入ります。
しかしハンターは、カネの力に頼ることなく、
自らの力でそれを獲る事ができるのです!!
さて、今期狩猟(料理編)最終話!
猟期中にはお伝えできませんでした
イノシシの
『美ンまい』
をご紹介しましょう!
う・・・・!!
う、『美ンまい』に
カロリーなんて関係な~いッ!
お手持ちの健康指南書は焚書しましょう!
~~~~~~~~~
~~~
~~~
所属している猟友会では、
皮剥ぎ
を行い解体します。
では、
その皮は捨ててしまうのか?
とんでもありません!
ちゃ~んと頂きますよ。
毛付きの皮は約15cm四方に切り分け、
およそ80度のお湯に摘みながら浸します。
しばらくすると毛穴が開き始め、摘んでいた所の毛が抜けてきます。
ちなみに温度が高すぎると毛穴が逆に収縮してしまい毛が抜けなくなります。
引き上げたら冷めないうちに毛をむしりとります。
熱い!熱いです!!
しかしココは気合でカバーッ!
後は抜き残した産毛を炙って焼きます。
香ばしい~香りがたまらんです!
毛を焼いた皮は湯がいて付着している皮下脂肪を取り去ります。
さぁ!この皮を細かく切って
ポン酢とネギで酢モツのように頂けば
『美ンまい』
!
あまり消化が良くないので食べすぎに注意しなければいけませんが、
コリッコリッコリと
箸が止まらないっ!
どのような味付けにも合う
アピタイザー!!
また、おでん等の変り種としてもイケます。
~~~~~~~~~
~~~
~~~
さて、続いてこちら。
何かわかりますか?
『舌』
です。根元には
『喉笛』
が付いていますね。
このままだと少し臭うので、塩で揉み洗いし熱湯にくぐらせます。
表面の皮を全部削ぎ落とす方もいらっしゃいますが、
食味を左右するほど厚くはありません。
汚れが気になるようでしたら、その部分をトリミングするぐらいで十分だと思います。
味はブタのタンそのもの!
タンは煮ても
焼いても
旨みが染み出し
『美ンまい』
!!
また喉笛は別名
『ナンコツ』
と言われるように、
コリコリとした食感が楽しめます。
~~~~~~~~~
~~~
~~~
こちらは肋骨、通称
『リブ』
です。
リブには内臓に接した薄皮があるので剥ぎ取ります。
なお、銃の当たり所が悪く腸を傷つけてしまった場合は、
感染性の非常に高い『病原性大腸菌』の付着リスクが跳ね上がるので
持ち帰るのは控えましょう。
後は骨と骨の間に包丁を入れ、肋骨1本ごとにばらします。
このあばら骨を味付けして焼いた
『リブのピリから焼き』!!
う~ん!リブに少しだけ付いたお肉が
『美ンま・・・
「否ッ!」
違います!!
リブの醍醐味は
『肉と骨の間の筋』!
骨の端っこを咥えて、テープをはがすように
ペリペリと骨から引き剥がしながら食べる!
骨の旨みが染みこんだ筋が
『美ンまい!!』
お肉なんてただの飾りです。
偉い人にはそれがわからんのですよ。
しかし!
このようにリブにロースをつけた、
『チョップ』
という形に解体すると、
骨の旨みが肉に染みこみ
例え同じ料理法でもカット(骨なし)肉とは
全く別次元の料理になり
『美ンまい!!』
後半に続く!
👉Next:
猪骨スープはちゃんぽん麺に良く合う
👉Prev:
新鮮な肉は・・・美味くない!?
👉オススメ:
シカの脂は固くて食べられませんが・・・
👉オススメ:
性欲をもてあます
[ 2014/05/12 02:45 ]
アライグマ
イノシシ
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CM(20)
最後の晩餐『イノシシちゃんぽん』
\
Aパートはこちら!
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ブタは
『鳴き声以外全て食べられる』
と言われます。
イノシシもまたしかりなのですが、なかなか利用されない部位もあります。
その一つがコレ。
豚足もとい
『猪足』
です。
前回の『皮』と同じように80℃ほどのお湯に猪足をつけ、毛を毟っていきます。
毛皮に比べ足毛は針金のように硬く短いので抜くのが大変!
その後直火で産毛を焼いていきます。
毛の処理は大変ですが妥協してはいけませんよ!
残っていると食べたときに口の中がチクチクしますからね。
このように猪足は1本処理するのにも、かなり時間がかかるんです。
さて、下処理した猪足を、醤油、酒、生姜、砂糖、ごま油少々で
とろとろになるまで炊いたのがこちら。
『猪足テビチ』!!
一見肉厚に見えますが、ブタと違い猪の足には余分な肉がまったく付かないため、
食べられるのは皮とゼラチン成分、いわゆる
『コラーゲン』
。
さて、なぜこの猪足があまり食べられないか。
それは上述したように手間がかかりすぎることと、
それに見合うだけの可食部が無いためです。
・・・しかし、
私は十分に価値がある食材だと思います。
指はベタベタ、口の周りはギトギト
骨をしゃぶり!関節を齧り!
つま先を舌で嬲るッ!!
普通の料理では決してまねのできない卑しい食べ方が
なんだか無性に楽しいッ!
なぜこのフリーダムが楽しいのか!?
それはかつてあらゆるタブーが許されていた時代を思い出すから・・・
そう、
テビチを一心不乱に食べていると、
『赤ん坊』
の頃の記憶が呼び覚まされるのです!!
『美味しい』とは決して味だけの問題ではありません。
忘れ去った記憶を呼び覚まし、食に楽しさを提供するこのテビチーこそ
『美ンまいもん』
と言えるのですッ!!
余談ですが、下処理が難しいという意味で
今期食べ切れなかった部位も多くあります。
例えばこちら
『胃』
。
ブタの胃袋は『ガツ』という名称で販売されており、
イノシシのも同様に食べられるのですが、
なんど洗っても臭いが取れないっ!
そのうえ胃壁から染み出る胃酸で手がヒリヒリッ!!
同様に『腸』も処理場の確保、処理方法が非常に難しく、
食材に加工するまでには至りませんでした。
この辺り、もっと勉強して来期は必ずチャレンジです!
さて、最後の食材はこちら!
骨?
いえいえ、その中身。
『脊髄』
です。
このまま食べることも出来ますが、今回は
『猪骨スープ』
を作りましょう。
まず
鍋に入りやすい大きさに切り分けます。
背骨の場合は、包丁を関節に入れれば簡単に断つことが出来ます。
大腿骨の骨髄、通称
『ゲンコツ』
も使用しますので骨を砕いておきます。
ところで。
人類の祖先が手に物(道具)を持ち始めたのは
『狩りをするため』
と長らく考えられてきました。
しかし、近年の主流な学説では、
ライオンやハゲタカなどが食べる事の出来なかった
『硬い骨を割って脳や骨髄を食べるため』
だったと言われています。
つまり人類の祖先は食べ残し中の食べ残しをあさる
スカベンジャー
。
『石を手に脳みそをすすりに徘徊する人類の祖先。
』
う~む・・・イメージが悪く、とても受け入れがたい学説ですが・・・
私はこの説は正しいと思います!
なぜなら!!
「骨を砕いているとよぉぉぉ!
なんか無性に楽しくなって来るンだよなァァ!
先祖返りってヤツか!?ギャハハハハハ!!」
・・・閑話休題。
水をひたひたに入れて煮出していきます。
灰汁がもっさり出てきますので、適当に掬ってあげましょう。
ところで、
豚骨スープは
『脊髄から旨みが出る』
と言われますが、
あれは少し間違った表現で、正確には
『脊髄が溶けたもの』
です。
なので、豚骨スープには
脊髄と同じ組成の
『脳』
も溶けています。
「中国じゃあブタの脳みそ喰うらしいぜ?気持ち悪りぃなぁ~」
と言っていた友人が
、豚骨スープこと
『ブタ脳脊髄汁』
をグビグビ飲む
姿をみて、
(現代社会の食は
『ブラックボックス
化
』
されているよな~・・・。)
と感じたものです。
・・・・またまた閑話休題。
たびたび水を差しながら煮込むこと
約10時間
。
脊髄・骨髄は全て溶け、骨はスカスカになりました。
これを濾します・・・・が、まだ終わりではありません。
スープを鍋に戻して、さらに煮詰めていきます。
こうして出来上がったのが
イノシシ2頭分
を濃縮した
『猪骨スープベース』
!!
ただし、このままではタールのように粘度が高く使いにくいので、
一旦冷凍させて凍ったものを1cmキューブに切り分けて
『猪骨スープポーション』
にします。
ポーション一つで約200mlのスープに戻りますよ。
こ・れ・が・驚くべき万能調味料ッ!!
豚骨のような嫌な臭いが無いこのスープは
塩で味付けしてこのまま飲んでもよし!
ソースベースにするもよし!
万病によし!
お前によし!
俺によし!
ポーションにしておけば保存も効き場所をとらないので
『おすそ分け』によしッ!
さて、このスープが最も合っていると思う料理、
そしてこれまで出会った料理の中で私が
最も『美ンまい』と感動した料理
がこちらッ!!
『イノシシちゃんぽん』です!!
・・・え?
「なんで肝心の写真がないんだ!!」
ですって?
いや~、これには深い事情がありまして・・・
実は
私、
4月から生活が大きく変化
する事になりました。
そこで急遽、冷蔵庫にある大量の食材を処分する必要があったため、
野菜各種と、冷凍していた
醤肉、炒めた皮、タン、心臓、ラード
で、文字通り
『ちゃんぽん』
を作ったのですが、
これが素晴らしい旨みッ!!
ううむむ何と表現したらよいか・・・
化学調味料中毒者
(通称『赤パンダジャンキー』)
の私から言わせて貰いますと、これは
未来永劫人工的に
作成できる事の無い旨み、いうならば
『エリクサー的美味さ』
だった
と申しましょう!!
しかし!しかしですね!
これの・・・
見た目が悪かったッ!!
『猪肉・ラードマシマシ・ニンニクチョモランマ』
な
、正に『次郎盛り』ッ!
これは
画像をブログに乗せるのはマズイッ!
と言うことで
写真は取らずじまいなのでした・・・。
しかし、あれは素晴らしかったなぁ~・・・
カネを払っても
決して
食べることの出来ない(そもそも店に出せない)、
狩猟と言う大きな世界を封じ込めたような一皿・・・
過酷な新生活を乗り越える活力をくれた
魂の料理!
間違いなく『美ンまいもん』ですッ!!
さて、長らく続けてきました
『ハンター・ルーキーイヤー編』
も今回で終わりです。
(あと1ネタありますがそれはまた後日・・・)
総括として感じたことですが、
『実際にやってみないとわからない事ばかりだった』
と言う事です。
例えばイノシシ。
ブログ内では触れていませんでしたが、
実はハンターになるずっと前に一度、
イノシシ肉を頂いて食べた事があったのですが・・・
その時の印象が最悪ッ!!
『硬い!臭い!旨みが無い!!』
ハンターを志す段階で、鳥撃ち一本に絞っていたのはこのためでした。
しかし、
猟友会の皆様
から良質な肉を得るための狩猟技術、解体技術のご指導を頂き、
また友人(アルテミスさんの中の人)のアドバイスを受けながら熟成の研究をしたことで、
私の中でのイノシシに対する印象が大きく変化!
『来期は自分の手でイノシシを仕留めたい!』
と思うに至りました。
このような心情の変化、知識・技術、感じた事は、やはり実際に経験しないと理解する事ができません。
本ブログでは上記のファクターを、できるだけ多彩な表現で記録していきたいと考えていますので、
これからも多くの皆様方にご高覧頂き、楽しんでいただけましたら幸いです。
最後に狩猟関係皆様方へ、この場で大変恐縮ではありますが厚く御礼申し上げます。
・・・さて、次回から4月以降のお話。
『新・孤独のジビエ』が始ります。
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👉オススメ:
性欲をもてあます
👉オススメ:
獣もいいけど、マガモもいいよね
[ 2014/05/18 23:55 ]
アライグマ
イノシシ
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イノシシ♀
👉Next:
人生が、大きく動き出した
👉Prev:
猪骨スープはラーメンよりもちゃんぽんめん
👉オススメ:
お友達の鹿子ちゃん
👉オススメ:
妹のいのぶたちゃん
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[ 2014/05/19 00:42 ]
アライグマ
イノシシ
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ひとりで『解体』できるもん!
<前回はこちら>
(狩猟で山を歩き回った後の解体作業・・・いつも大変なんだよなぁ~。
まぁ、今日の獲物はこの1匹だけだから、
皆で解体すれば20分も掛からないかな。)
(・・・あれ?)
「あ、あの~皆さん?
そろそろ解体始めないと、日が暮れちゃいますよ~?」
お前が欲しいって言ったから貰ってきた獲物だろうが。
責任もって自分で解体しろ。
(うっ!厳しいッ・・・・。)
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(・・・いやしかし、当然の事だ。
自分の手で仕留めた獲物を
自分の手で解体できなくてどうする?
それにこれまで
イノシシの解体を手伝った経験
もある。
大丈夫だ、手順は覚えている・・・
はず。
)
(・・・おや?)
(・・・ふ~む?)
なんだ?足に何か付いてたのか?
「いえ、このイノシシはやけに
蹄の色が薄い
なぁ~っと。
ひょっとしてイノシシではなく
『イノブタ』
なんじゃないかと思いまして。」
ひょっとしても何も、
千葉県に生息するイノシシは
全てイノブタだ。
「え!?そうなんですか?」
戦後の食糧不足などで、元から
生息していたイノシシは
1970年代に絶滅している。
今、ここに生息しているのは
他所から移入されたイノブタだ。
「なんで千葉にイノブタが移入されたんですか?」
さぁな、詳しい事はわかってはいないが、
飼育していたブタが生き残っていたイノシシと交配しただの、
ハンターがイノブタを放逐しただの言われている。
どちらにせよ、俺達が
害獣として駆除しているのは
もともと人間の手で持ち込まれた動物だ。
「なんだか因果を感じる話ですね・・・。」
(さて、さっそく解体を開始だ。
まずはデッキブラシでよく泥を落として・・・)
(手持ちのこのナイフ(ネイビーナイフ)で腹を裂く・・・)
「えッ?」
ハンティングに使用する
ナイフには
色んな種類がある
って事を知ってるかな~?
腹裂きに使うナイフに、そんな厚刃を使っちゃだめよね。
「・・・・あ、そうでした!
確か腹裂きに適切なのは
『ガットナイフ』
でしたよね。」
腹裂きで一番重要な事は
『腹膜を破らない事』
。
皮膚に癒着している薄皮一枚を残して切る精密性が必要だから、
使用するナイフは
エッジ(刃)が鋭い薄刃
が必要だよ。
まぁ、ガットナイフがあれば一番いいけど、
カッターナイフやフェザー(かみそり)もよく使われているよん。
「確か皮剥ぎ用のナイフは皮を破らないように、
切れ味が弱くてエッジが長い
『ドロップポイント』
のナイフを使うんですよね?」
そだね。
ベテランには1本のナイフで何でもやっちゃう人がいるけど、
やっぱり道具は適材適所で使用したほうが仕上がりも綺麗だし
使ってて楽だからねぇ~。
値段が高いものじゃなくてもいいから、一式揃えておくといいよ~ん。
(なんとか借りたナイフで腹膜を傷付けずに腹を裂けたぞ。
ええ~っと次は・・・)
(ん?あれ?この部位
固くて切れないぞ?
ええっと~・・・どうやって切り離すんだっけかな?)
哺乳類の胸骨と骨盤は骨で繋がっているから
ナイフでは切り離せないよ。
そこは
ノコギリのような刃物
で切らないと。
「あ・・・そうでしたっけ?」
僕のお奨めは
『鋸鎌
(のこがま)
』
だ。
刃が上向きに付いているから、骨盤を切る際も
誤って尿道や直腸を傷つける事が無いからね。
胸骨と恥骨接合部を切り離したら、
肛門周りを切り取り、気道、横隔膜を切って
内臓全て引っ張り出そう。
「腹膜を破いていなければ、
消化器系をいっぺんに取り外せるから楽になるんですね~。」
(やれやれ、アドバイスを貰いながらだったが、
なんとか10分ぐらいで内臓摘出まではできたぞ。
しかし、これからが大変なんだよなぁ~。
)
次は皮剥ぎか?
「あ、はい。」
こまいシシは
皮剥ぎが面倒で嫌なんだよな。
皮が薄くて破れやすいしな。
少ない脂を皮に残さないよう、慎重に削がないと
いけないから大型よりも面倒なんですよね。
肉の部位も小さいから歩留まりも悪いのよねぇ。
「あ、あの~・・・
一つ試したい方法がある
んですが、やっていいですか。」
なんだよ?試したい方法って。
自分の獲物だ。好きなようにしろよ。
「ではまず、仔イノシシを
簀巻き
にします。」
「ここに、
沸騰させたお湯
をたっぷりかけます。」
「10秒ほど待って強く擦ってやると・・・
」
「ほら、表皮と一緒に毛が剥けるでしょ?
これ、前に教えてもらった
『湯はぎ』
っていう方法なんです。」
あ~、
九州や四国ではメジャーな方法
だって聞いた事があるね。
「毛が剥ける温度は70℃前後で熱湯はダメなんですが、
簀巻きの上からかける事で丁度いい温度になるんですよ。」
でも肉に付いた皮はどうするんだよ。
固くて喰えねぇ
だろ。
「いえ!大型の場合は固くて食べにくいですが、
仔イノシシの皮は柔らかくて最高
ですッ!
少ない脂も全て食べれますしね~。」
「またアバラ骨にバラ肉、背ロースを付けたまま解体する事で、
肉の歩留まりも良くなります。
このように、アバラに肉をタップリつけて解体する方法を
『チョップ』
って言うんですよ。」
へ~、こんな風に
仔イノシシを
丸ごと下処理
する事ができるんだね。
「ジビエの世界には、大型だから良い、小型だから悪いってことは無いんです。
どんなサイズでも
それに合った料理法がある
んですよ~!」
皮骨付き肉
ねぇ~。
そう言えば、沖縄や台湾料理ではよく出てくるよねん。
よければ一切れいただけないかしら?
「ええ、どうぞどうぞ!是非食べてみて下さい!
仔イノシシの皮の旨みッ!
絶対に虜になりますよ~ッ!
」
よし、今度から仔イノシシが獲れたら
全部湯剥きしてくれ。
「はい!
・・・って、
全部ッ!?
」
👉Next:
トニオさんの件のアレ
👉Prev:
パワーッ!音!最強ッ!
👉オススメ:
イノシシ、初めての解体
👉オススメ:
カルガモ、初めの解体
[ 2015/06/29 02:40 ]
アライグマ
イノシシ
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CM(15)
さっ!孤独を続けましょうか 『仔イノブタのリンゴソース煮込み』
~ 2014年12月24日 ~
正月は北Q州に帰ってこんとね?
「いや~、仕事が忙しいけん帰れんばい。」
(さすがに狩猟に行きたいから帰りたくないとは言えないな・・・)
またそげん事言って、
どうせ山でイノシシ追いよるっちゃろ!!
「違うっちゃ!」
(バレとるが・・・。)
あんたもねー、いつまでもイノシシと遊んどらんで
そろそろ彼女でも連れてこんね。
「・・・・わーとるっちゃ。」
そお言やあんた、
この前送った
『お見合い写真』
みたんね?
「はぁ!?見合い写真?知らんばい!?」
なんしッ!先週送ったろうもん!
先方に失礼やけん、はよ自分の写真送り!!
「あー、今探すけ待っちょって!」
(まったく・・・そりゃ出会いが無くて寂しいけど、
そんな事ばっかり時間を取られて
イノシシを追いかけられなくなるのは嫌
なんだが・・・・。)
「あ~、あったよ・・・
・・・・こ、これはッ!!」
どうね?
アンタにはもったいないベッピンさんやろ?
「うん・・・・
「凄く
『追いかけたくなるタイプ』
の子だ。」
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『皮付き肉』
欧米や中華圏ではメジャーな形体ですが、
日本では沖縄を除く全国のと畜場で
『皮はぎ処理』
による食肉加工
が行われているため、一般に皮付き肉が市場に出回る事はありません。
仔イノシシを皮付き肉にする最大の利点は、
脂を余すところ無く食べられる
事
でしょう。
例えば一見タップリ脂が乗っているように見える今回の肉ですが、
半分は皮層であり、皮はぎ法で処理してしまうとほとんど脂分が残りません。
仔イノシシの柔らかい肉質、サクサクとした
歯ざわりの皮
、甘味の強い脂の
ハーモニーを存分に堪能できるのは
『湯はぎ処理』
だからこそ!
そして、このような皮付き肉に処理できるのは、
ハンターだけなのですッ!
さて、そんな猟師の特権とも言える食材を使って今回は
リンゴ
を使った
イタリア風煮込み料理
に
チャレンジしてみましょう!
まず、ソミュールに漬けておいたチョップを焼いて余分な脂を落とします。
一旦、肉を火から上げて、染み出した脂でニンニク、
みじん切りしたタマネギをいためます。
ある程度火が通ったらローズマリーを加え、
白ワインをヒタヒタになるぐらい加えて煮ます。
湧いてきたら弱火にし、フライパンに肉を戻します。
ここに
摩り下ろしたてのリンゴとレモンの果汁
を加え、
沸騰しない程度の熱で
ゆっくりと煮込んでいきましょう
。
最後に塩で味付けし、溶いた小麦粉を流し込んでソースにトロミを付けたら・・・
完成!
「仔イノシシのリンゴソース煮込み』
(ポルチェリーノ
・コン・レ・メーレ)
”
Porcellino con le mele”
なんとなく
伝説のイタリア料理人、
トニオ・トラサルディさんのあの料理風
に盛り付けてみたが・・・
うッ・・・こ、この香りはッ・・・・!
ガマンできねぇッ!!
ムシャムシャ!バグバグ!ガツガツ!
うおぉぉぉんッ!!
リンゴソースの甘ズッパさと、仔イノシシの肉汁が
のどを通るタビに幸せを感じるッ!!
ソースをバケットに乗っけても最高だぁーッ!!
リンゴの果汁とイノシシの脂が
これほど相性が良かっただなんて驚きだぁーッ!!
クリスマスイブに孤独に飯を喰ってるけど
幸せだァーーッ!
幸せのくり返しだよぉぉぉぉ~~ッ!!
(いや~・・・それにしても、
この幸せを分けてあげたいよなぁ~・・・
(・・・ん?
そう言えば、見合い用の写真を送れって言われてたな・・・
しかし、どんな写真を送ったものか?)
(おッ。そうだ!)
(この写真なんていいんじゃないか!?)
(世の女性は狩猟なんて興味は無いし、
むしろ毛嫌いする人もいるかもしれない。
・・・・しかしッ!)
(純粋な笑みを浮かべたこの写真には
等身大の自分が写っているッ!
気取らない、飾らない、真の自分の姿を伝えれば、
きっと相手は
好印象を感じるに違いないッ!!)
~~~1週間後~~~~
無かった事にしてほしいって。
「な
ん
しッ!?!?」
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[ 2015/07/09 00:00 ]
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