シャコは死んでしまうと、身がぐずぐずに崩れてしまうそうです。
クーラーボックスに入れず、夜までカゴ罠で活かしておいた理由はこのためです。
しかし、クーラーボックスに入れておきたくなかったもうひとつの理由・・・
それは・・・

/おむれつぱ~んち☆\
\あちちのち!/
と、指が吹き飛ばされたケースがあるほど凶暴な生き物だからです。現に、トングで挟んだシャコ君。
目にも止まらぬ速さで突きを繰り出しています。
危ないので、とっとと塩茹でにしてしまいましょう。
おなかを見せて茹でられるシャコ君。
少々グロテスクですね。
茹でていると、すごい香りが漂ってきました。
臭みとも取れますが、濃厚なカニっぽい匂いです。
<いただきます!>
なんともいえない造形ですね。シャコの身は殻にへばりついているので、エビの用には簡単に取れません。
はさみで頭を落とし、尻尾を三角に切って、背中を切り開いていきます。

胸側の殻は非常に取り辛い・・・・
茹で時間を長めにすると取りやすくなりますが、旨みが減るそうです。
とにかく・・・・・いただきます。
ん・・・・・!
うん!これはイケる!!すし屋で食べるシャコは、旨みが少ない上にモソモソした食感で、好んで食べたことはなかったのですが、
茹で過ぎない、このシャコは旨い!香りはカニの匂いに似ていますが、
味は
熟したカニの味です。腐る一歩手前まで熟成させたカニの味・・・・・・
と言ったら、うまいのかまずいのかよくわからない表現ですが、
ともかく、カニの旨みを二、三倍強くしたイメージです。
身から滴る汁が旨みのほとんどを占めているので、
今度は生で食べたいです。
<ごちそうさまでした!>