
「ぶん回せば絡みがとれる」より続き1匹だけ釣れたメソアナゴ。
今季初のアナゴということで、白焼きで賞味しましょう!
え?あの後カゴ罠はどうなったかって?
イソギンチャクが逃げただけでした。(し、しまった・・・・)
「カゴ罠については後日説明します(キリッ」(って言っておいて、これじゃ格好がつかんぞ!・・・・)
(何か言い訳を考えねば・・・・・)
い、・・・・・・いやぁ、あんなゴーっと風が吹くときは、アナゴなんか逃げちゃいますよ!ははは・・・・・・・!


アナゴもウナギと同じように、目打ちをして捌いていきます。
目打ちは専門の道具が無くても、アイスピックやキリなんかでかまいません。
ただし、木のまな板が必要です。
木のまな板に、事前にキリで穴を開けておきましょう。

アナゴはウナギよりも断然捌きやすいです。
ウナギは油が強く、包丁の切れ味がすぐに鈍ってしまいます。
また、ウナギはしぶといですからね!

金串に縫うように刺して焼いていきましょう。
ところでアナゴの内臓もウナギとよく似ていますが、
肝吸いってできるんでしょうかね?
大きいのが獲れたら、今度試してみたいものです。
<いただきます!>
ゆず胡椒と塩を少し付けて、
あむ!んほぉ~・・・・・・・・
うまぃ・・・・・・・・・
噛むごとに、肉の繊維からコクのある脂が、
じぅわぁ~~~り・・・・と染み出します・・・・・
噛みごたえのある固さなので、いつまでも・・・・
いつまでも
ぎゅぅ、ぎゅぅ・・・・
と、旨い脂が染み出します・・・・・
ああ・・・・
いつまでも・・・・
噛みしめていたい・・・・・
<ごちそう・・・さまでした・・・・>

40cm程が5匹!
捌きやすいサイズです。
数がそろっているのなら、
頭と骨を使わない手はありません!
ここはアナゴ丼でしょう!

目打ちをして、ヒレの付け根から背開きにして、中骨を落とします。
一見難しそうに思えますが、ウナギとは違い慣れれば案外簡単です。
馬鹿力で腕を締め上げてくるウナギと比べれば可愛いものです。
頭と中骨は一旦素焼きにします。
頭は熱が通り、表面の粘膜が白く浮き出したら一旦冷水に上げ、
ヌメリとエラを落とします。

次に、鍋に水と酒をヒタヒタになるぐらいに入れて強火で出汁を取ります。
灰汁が出るので、まめに取りましょう。

開いた身にも熱湯をまわし掛け、表面のヌメを包丁を使って落とします。
アナゴはとにかく下処理が命!
ヌメリと血合いは徹底的に取り除きましょう!しかし、会社帰りに仕掛けを引き上げ、ジムに行ってアナゴを捌く・・・
さすがに疲れるわね・・・。
よぉ~し・・・・やっと下処理が終わった・・・・・
後は味付け。
みりん2回し、砂糖大匙半分、
醤油を・・・・
ををおおおおおお!!醤油と間違って、ゴマ油入れちゃった!!ううわぁ・・・・
さすがに疲れていたとは言え、ごま油を醤油と見間違えるとは・・・・・
ナンプラーには似ているが・・・・
どうしよう・・・・無茶苦茶ゴマ油の匂いがするんだが・・・
しかし、せっかく出汁を取ったのに捨てるのはもったいなさ過ぎます。
ゴマ油をある程度取り除いて、アナゴを煮ていきます・・・・やれやれ・・・・
<いただきます!>
う~ん・・・いいできですねぇ!ゴマ油の匂いは、それほど気になりません。
むしろほのかな香りが、いいアクセントになりました。
・・・・まぁ、隠し味には少し多い気がしますが。
さ!最後に~、
ご飯に~、刻み海苔をのせて~、煮アナゴのっけて~、煮詰めたタレをかけてぇ~そしてもちろん、
ウナギやアナゴなどの長物料理といえばコレ!梅干
いえいえ。
決して、間違って入れたのではないんですよ。
甘辛く煮付けた魚料理には、梅干が相性抜群!
そのなかでも、アナゴやウナギと梅干は至高の組み合わせです!よく、「ウナギと梅干は食べあわせが悪い」と言いますが、これは全くの間違いで、
正しくは
「ウナギと銀杏」が悪い食べ合わせです。
御託は置いといて、一口・・・・・
う。
うま、うま、うますぎる!!とろっ・・・・・としたアナゴに、甘辛いタレ、
そして骨と頭から出た出汁がご飯と一体となることで、
さいっこうのコンビネーション!!そして極めつけは、
梅干!酸味が食欲を引き立て、箸が止まるところを知りません!!一説によると、ウナギと梅干の誤解は
「おいしくって食べ過ぎちゃって、お腹壊しちゃった☆」と言った話が歪曲して伝わったからだそうです。
しかし・・・・・いや~・・・
手間をかけた100倍以上の満足感が帰ってきましたよ!<ご馳走様でした!>
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