アコウ、アマダイ、イトヨリ、大カサゴ・・・真鯛釣りの外道達。
・・・て、言うか。ここまで高級魚が集まったら、外道ではなく
オールスターだな!!では問題。
次の中から、市場価格の高い順に並べ変えてください。
レディーゴ!
ちょっと、赤坂5丁目をミニマラソンしてくるぜ!!
てか、最近テレビ見てないんですが、今でもやってんのかな・・・?
そんなネタは置いといて、まずはアコウ。

皮がしっかりとしており、身はプリプリしています。
ただし体表が粘膜で覆われているため、皮を生食するのは少し避けたいですね。

続いてアマダイ。
アマダイは実が柔らかいため鱗剥ぎを使用すると身が傷つきます。

なので鱗を皮ごと、そ~ぎ、そ~ぎ・・・
身を傷つけないようにそぎ落とすのは・・・結構難しいですね。

鱗の付いた皮は捨てずに。高温の油で数十秒揚げます。
アマダイの鱗のから揚げ・・・
前から食べてみたかったのよねぇ~・・・
さて、イトヨリ。
綺麗な魚ですねぇ~。スーパーで時々見かけますが、こんなに大きいのを見るのは初めてです。
スーさんいわく、死ぬのが速い魚なので、速めに〆て血を抜く必要があるとの事。
身はかなり柔らかいので。包丁の切れ味が悪いと、
刺身に引くときに身がつぶれてしまいます。

最後に大カサゴ。
40cmほどのカサゴは始めてみますね・・・
こんなに大きなカサゴなら、身はもとより・・・

少量の酒でアラを煮出せば・・・
超~濃厚な、カサゴの出汁!!
さらに、出がらしのアラを醤油、みりん、砂糖で味付けて、
カサゴのアラ煮!!うへへぇ・・・・・
1匹で3度美味しいなんて・・・
贅沢だなぁ・・
<いただきます!>
左からアコウ、カサゴ、イトヨリ、アマダイ!
まずはカサゴ・・・んお!?これは普通のカサゴと違いますよ!!大きいだけに、味が悪くなるのかな?と思いましたが、
20cm程度のカサゴに比べて、身のもっちり感が倍増!!
すっきりとした脂の多さが段違い!!しかし、
カサゴの本当のすごさは・・・・
こんの、カサゴの出汁で作った、卵雑炊!!ああああああああ・・・・
幸せだぁ・・・なんて幸せになれる味なんだぁ・・・
次にアコウ。これは・・・・
う~む・・・・
美味しい。身に透き通る旨みがあり、美味しいのだが。
・・・非常に贅沢な見解だが、
大カサゴに比べると・・・
今一歩パンチに欠ける。
たぶん、皮目に旨みが詰まってたんだろうなぁ。
何も考えずに処理しちゃったので、かなり悔やみます・・・。
続いてアマダイ。身は水っぽく、刺身には向かないと言われますが・・・
ぜ~ぜん、そんなことはありません!!うっまぃですよ!!刺身!!
口に入れると、抜群の旨みが、とろぉ~~~・・・・と広がる!!そして、アマダイ鱗のから揚げ!
これは・・・・
しゃくしゃく!っと軽やかな口ざわり。
しっとりと口の中に広がるアマダイの甘み・・・
これはイイ珍味だぁ~!!最後にイトヨリ。んほぉぉほほほ!!
舌触りは柔らかく、味は濃厚ぅ!!
皮目に独特の癖を感じますが、
まったく嫌味を感じない癖ですね!!
・・・これは正直、真鯛の刺身を凌ぎます。
う~ん♪アマダイ、イトヨリ、アコウ、そしてカサゴ!
真鯛釣りの外道なんて、口が裂けても言えなくなったぜ!!では、最後に
アンサーチェック!
チャンピョンにはクサフグ1年分プレゼント!
<ご馳走様でした!!>

綺麗な姿に、しっかりとした旨さを持つイトヨリ。
刺身はもちろん美味しかったですが、和・洋・中どんな味付けにも合いそうです。
う~ん・・・。
今回はイタリアンでアクアパッツァを作ってみましょう (ドヤァ!
んっん~☆ア・ク・ア・・・・
パッツァ!
ん~ん☆
ビーフストロガノフや、
ゴルゴンゾーラと同じく、
思わずドヤ顔しちゃう言葉の響き!!・・・まぁ、
アクアパッツァなんて作ったこと無いし、作り方も知りませんけど。えぇ~っと。まず何からすればいいんだ?

イトヨリを三枚におろし、血合い骨を抜きます。
オリーブオイルにつぶしたニンニク一欠けらを入れ香りを移していきます。
塩胡椒したイトヨリを皮から両面焼きます。今回は乾燥タイムをパラリとな。
水をイトヨリの半分浸かる程度まで水をいれ、プチトマト、砂抜きしたアサリを加え
水と同量の白ワインを加えます。

フタをしてアサリの口が開ききったら完成。
ひじょぉ~に簡単ですね。<いただきます!>
しっかし、こんな水と白ワインで煮た料理が、本当に美味しいのでしょうか・・・
あまり期待せず一口・・・いただきます。
おぉっぉおおおおおおおおお!!
むほぉーーーーーーーーーー!!
うまぁぃ!!アサリの旨みが溶け出したスープに、
火が通りしっかりとした身質のイトヨリの・・・・旨みが・・・ほぉわぁぁぁん・・・・・口に・・・
ひろがるぅ・・・ただしこの料理は、白ワインにより味が大きく変わると思います。
今回使用したのは、安い甘口ワイン。
ぐぅーーー!っと前面に出た甘みが、少々イトヨリの味を曇らせています。
すっきりした白ワインで作るとどのように変化するか・・・・
魚の種類を変えてみれば?貝の種類を変えてみれば?・・・・
う~ん!簡単な料理なだけに、色々とアレンジできそうな料理ですねぇ!!・・・んで。余ったスープ。
アサリとイトヨリの旨み、プチトマトの酸味と甘いワイン、胡椒のピリからさで
絶妙な味付けになっている、このスープ・・・
今回はイタリアン!!もちろんこのスープの使い道は!!
ね・こ・ま・ん・ま
えぇ?
ぱすたぁ?この味ならパスタじゃなくて、絶対お米ですよ。
思ったとおり、ご飯にかけて、絶品!!飯が何杯でも喰えちゃうよぉ~!!まぁ、アクアパッツァで
ドヤ顔してましたけど、
結局のところは酒煮ですからね。
<ごちそうさまでした!!>