前回、折角晴れた土日ともボウズ・・・
その上、買ったばかりの棒浮きと水中浮き、さらにタモ網までロストすると言う燦燦たる有様でした・・・。
ここまでならまだ笑い話で済んだのに・・・・。数日後、足が激しく痛み出し、医者に行くと・・・・
骨にヒビが。どうやら土曜日の釣り中、岩場から足を踏み外したときにヒビが入ったみたいです。
な、なんだよ・・・・最近・・・
魚は釣れないは、物は失くすは、事故るは、胃を悪くするは、ここまで来ると数え役満だよ!!
も、もうだめだ・・・・・不幸のどん底だ・・・・・
そんなメンタルもバイタルも酷く低下しまった中、ぼんやりと部屋の隅で斜め上を眺めていた時・・・・
ふと、あいつのことを思い出したのでした・・・・。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
盛夏の迎えを感じる7月中旬。
このブログを始めるよりも、少し前の話。

休日の晴れた昼下がり。いつもの川にウナギ釣りやってきました。
短竿に鈴をつけ、蚊取り線香を焚き、夕暮れのウナギゴールデンタイムを待ちます。
しかし、いい天気だなぁ・・・・

日陰に椅子を設置し、のんびり腰掛けながら竿先を眺めていると、心が安らぎます・・・
新社会人になり3ヶ月。慣れない仕事と
寂しい私生活・・・色々悩みがありますが、ゆっくりと流れる時間と夏風が、そんな気持ちを柔らかく解きほぐしていきます・・・
・・・と。ここでメールの着信音が。
・・・・・・お。久しぶりだなぁ・・・・友人Aからだ・・・・。
何の用事かは知らんが、こんなひと時に旧友と親睦を深めるのも良きかな・・・・良きかな・・・・・
旧友A
「今、女の子とデェート中ぅ(〝⌒∇⌒〝) 楽朗は元気にしていたかなぁ?☆(ゝω・)v」
ヂリリン!!ヂリリリリリリリリリン!!
自慢すんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!ボケェェェ!!は!すごい勢いで鈴が鳴った!!
負のオーラがフォースとして発動したか!?
いや!違う!すごい勢いで竿が引き込まれてる!!
なんだ!?この引きは!!ウナギじゃないぞ!?
右に左に走り回る獲物!4号のハリスが持つのか危うい激しい引き!!
浮いてきた、その影は・・・・!!
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でかい・・・・・亀・・・・・・
んン・・・・?
よく見たらこいつ、ただの亀じゃないぞ!?

スッポンじゃないか!!
これはすごい!まさかこんな川で、超高級食材を釣り上げるなんて!!
こ、これは誰かに伝えたい!!
あ!丁度Aとメールしてたんだった!!
よぉ~し!自慢してやる!!
Re:楽朗
「お前は女の子と一緒にいるかもしれないけど、俺はスッポンと一緒だもんねぇ!」
Re:Re:旧友A
「へぇ・・・。 ^^;」
<つづく>
~この記事は、7月中旬の回想録です。~
意気揚々に自宅に持ち帰ったスッポン。
非常に気性が荒く、指を食いちぎらんばかりの勢いで噛み付いてきます。
泥吐きのために、生簀に活かして置く事にしました。

ちなみに、この日一緒に釣れたナマズは洗面台で活かすことに。
・・・・寂しい寂しい言っとりますが、
風呂場にスッポン、洗面台にナマズがいる家に、誰か遊びにこられても大問題ですよ。
ちなみに、スッポンを捌くのは初めてではありません。
学生時代に学校の喫食室で同級生と、養殖のスッポンを鍋にして食べたことがあります。
またこの時、スッポンの頭蓋骨をアセトンでよく脱脂して標本にし、後輩の女の子にプレゼントしました。・・・え?女の子に亀の頭をプレゼントするのは、
倫理的に問題があるんじゃないかって?喜んでたから、いいんです!!4日後・・・

未だ元気なスッポン。
養殖物に比べると比較にならないほど獰猛です。
さぁ!覚悟はいいかな?スッポンちゃん!首をはねちゃうぞぉ!
スッポンをひっくり返し、青紙包丁を手に狙いをさだめ・・・・
・・・・・ズドン☆その時
背中に嫌な汗が流れた・・・・
刃が通らない。おかしいな・・・・養殖物のときは、刃が通ったのに。
1時間以上、首を断とうと試みた。
力一杯押し込んでも、包丁の背をハンマーで叩いても、首骨が太く首を断つことができない。
どうしよう
どうしよう
大量に出血しながらも抗うスッポン。
こちらをじっとにらんでいる・・・。
あれ?
あれ?
命をもらうって、こんなに難しいことだっけ・・・?
こんな辛い気分になるんだっけ・・・?首に包丁を突き立てられながらも、必死に生きようとするスッポンの生命力に怖気づいてしまった。包丁を抜き、呆然とスッポンを眺める。
鼻と口から血を流し、絶え絶えに呼吸をしている。
もうやめたい・・・・やめて川に返したい・・・。
だめだ!
ここまで傷つけてしまったのだから、責任を持っていただかなければ!もうこの方法しかない!
鍋に水を入れ、スッポンを押し込みフタを閉じる。
火をかける。温度が上がり、鍋の中で暴れるスッポン。
必死に押し出ようとするスッポン。
こちらも必死でフタを押さえつける。
次第に押し返す力が弱まっていき、
鍋を爪で引っかく音がやんだ。
虐殺した。
画像無修正注意初めに、ふざけた気持ちで包丁を振り下ろしたことを後悔した。
画像無修正注意硬い骨に打ちつけたせいで、包丁はガタガタになってしまった。
しかし、できる限り綺麗に解体を行った。
精巣があり、オスだということがわかった。

19時から初めて鍋ができた頃には、すでに0時を回っていた。
<いただきます>うまい。濃厚で最上級の旨みがある。
泥吐きが不十分だったので消化器系は入れなかったが、余すとこなく頂かせてもらった。
この時私は思った。
生き物を殺すことの重み。命を頂くことの責任。
そして、なるべく苦しまずに逝かせる、料理の技術が必要だということを。
大事なことを教えてもらって、ありがとう。
そして、私から伝えられる最後の言葉
<ごちそうさまでした。>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あ~・・・・忘れてた!
あの生命力!あの獰猛さ!そして、あの濃厚なスープ!
少しアンラッキーが重なっただけで、へこたれてどうする!
もっとスッポンのようにたくましく生きねば!
よぉ~し!今週の土曜日は、足に負担がかからないサビキ釣りでも行こうじゃないか!
\でも土曜の天気は大荒れだよ!/
\マジっすか!/
<おわり>

先週の土日は、どちらも仕事の都合で出釣ならず・・・
今年は週末の天気に恵まれず、かなり不完全燃焼です。
釣りにもいけず、籠罠も全く奮わず、来年度狩猟免許情報がいまだ公開されていないということもあって、ブログを更新するネタに欠いております。
しかし折角のブランクなのでしばらくの間、今年投稿できなかった料理の紹介をさせていただきたいと思います。
食味は非掲載分も、個人的な日記にしていますので、当初の感想をそのままお伝えすることができると思います。
しかし、12月は忙しいですね~。
学生時代には全く気にしていなかった「師走」という言葉を、ひしひしと感じさせられるこのごろです・・・。
まぁ、こんなご時勢ですし、食い扶持があるだけまだマシでしょう!さぁ!今日も張り切って
釣り編はこちら。
抗生剤入りの目薬を買おう(9/26掲載)

コメントでレシピの提供を頂いたアジのせごし。
新鮮なうちに内臓を取り、頭とヒレ、ゼンゴを落とします。
アジには鱗が無いように見えますが、腹側に細かく薄い鱗がついています。
包丁にくっつきやすく、刺身に移ると食味と見た目が悪くなるので、忘れず念入りに取り除きましょう。
この骨が付いたまま、2,3mm間隔で卸していきます。
う~ん・・・・身が厚すぎますね・・・・薄く切るように意識はしていたのですが、
どうしても身がつぶれちゃう!!身をつぶさないように捌くには、一瞬で刃を抜くスピードと、背骨の軟骨に沿って切れる腕が必要だと思います・・・。

今回は、半分を酢に漬けたまま、もう半分を酢に一瞬漬けて20分寝かせたものを作ってみました。

下半分が一瞬だけ酢につけたせごし、上半分が酢に漬けたままのせごしです。
酢に漬けたままのせごしは、完全に〆っちゃいましたね・・・。酸っぱそうです・・・
<いただきます!>まずは、
酢に漬けたままのせごしをいただきま~す!
酸っぱ!!案の定酸っぱい!
しめ鯖のような食味を期待していたのですが、
アジの旨みが完全に酢に犯されてる・・・しかも、振り塩で水分を抜いていないので、中は生っぽい、外は〆られてしおしお・・・と、いかんともしがたい状態です。
酢に漬けすぎると、旨みを失う・・・・う~ん・・・勉強にはなりました・・・。
さぁ。気を取り直して、ちょっと漬けのせごし・・・・・いただきます!!
お!これはイイね!!アジの旨みを残したまま、適度に酢が効いてる!
刺身には無い面白い食感があります!
しかし、骨が食えねぇ!!硬い背びれと、腹ビレの名残が硬くて食べられません・・・
ひょいひょいと摘んで食べたい一品なのに残念です・・・
これはもう、包丁の腕を上げて薄く切るしか方法はないですね・・・。
素人には出せない、凄腕料理人だけの一品・・・!
修行を積むべし!!<ご馳走様でした!>
寒いですねぇ~・・・全国的に激しい寒波。
また、私の住んでいる北九州では初雪が降るほど、冷え込みが激しくなってきています。
釣りに行かれる方、猟に行かれるかたは、しっかりと防寒対策を施してご自愛ください。
とは言え、私は元気な新入社員!見ること聞くこと全てが新鮮!
お昼休みだって、仕事のことで頭が一杯☆
さぁ~て!お昼休みも終わったし

キス、フエフキダイ、エソの天ぷら(10/13掲載)
真鯛とフエフキダイのポアレ・ラタトゥイユもどき沿え(10/15掲載)の続き。

以前、
カサゴとカワハギのホイルを酒蒸しをしたところ、
カワハギにエキスを吸い取られちゃったカサゴさん。
超高級魚、みんなの憧れの的であるカサゴが、カワハギに負けてはいけません!
今回は、リベンジマッチとして、
格下相手のウマズラハギと再戦です!
料理方法は、前回となんら変わりません。

ある程度熱したら火を止めて、余熱で火が通るように調整します。
「煮れば煮るほどうまくなる」と思いますが、魚は火を通しすぎると脂が抜けちゃうので気をつけましょう。
さぁ!カサゴさん!真価を発揮できるのか!?<いただきます!>う~ん!おいしいねぇ!皮目はねっとりしていて旨みが強く、
身はホッコリしていて上品な味!
骨の近くは、これまたいい味がでてる!煮付けの筆頭に上げられるカサゴは、赤メバルとほとんど同じ食味ですね!
黒メバルよりも上品でおいしいです!
さぁ!前回の王者(の代理)
ウマズラハギ!勝負の行方は!?いや!うまいよ!!ウマズラハギは、カワハギよりも劣るといわれますが、全然そんなことはないですね!
もともとカワハギは旨みの強い魚ではありませんが、旨みを取り込む力はとても優れています!
ウマズラハギも、全く劣らずイイ出汁を吸収してくれています!!う~ん・・・
ここまで寸分たがわぬ戦いを見せてもらうと、
私が勝手にケチをつけていたことが恥ずかしく思えてきました・・・
魚に劣るも優れているも無い!
みんな美味しい!ありがたい海の恵みなんだ・・・・・・・!
そういえば、余っていた子鯛も一緒に煮付けたんだった。
私は今、海の愛情に猛烈に感動しているんだ・・・・!
たとえ君が小鯛であっても、等しく受け止めようではないか・・・
いや。こいつ、誰よりもうまいな。身の奥まで強い旨みがあり、皮も骨目もうまい。
小鯛なのに、いい感じに脂が乗っています。
はっきり言って旨みの強さで言えば、カサゴとウマズラハギが霞むほどですね。カサゴVSウマズラハギのはずが、不滅の王者が現れてしまいました。
カサゴさん・・・・・不遇です・・・。旬の冬に是非また会いましょう・・・。

まぁ、どんな対決でも、真の勝者は
タレかけご飯ですが。
<ごちそうさまでした!>
来年度猟銃免許についての情報が、なかなか市から発表されません。
以前、銃砲店で12月中ごろには発表があるとお聞きしたのですが・・・。
直接市役所を尋ねたほうが、いいかもしれませんね。
とは言え、新入社員の私にとって、アフターファイブは楽しみ満載♪市役所に行ってる暇なんてありゃしません(^-^)
終業のベルが鳴ったら、気になるあの子をご飯にさそっちゃうぞ☆
と、なにやら分厚い書類を手にした課長が手招きをしています。あれあれ~?ちょっとした頼まれ事かなぁ?もうメールしちゃったのになぁ~・・・
でも大丈夫!

食い込みが悪い時は竿先を送れ(10/07掲載)の続き。
OH! デビルフィッシュ!腹のぶつぶつと、丸金印。イイダコです。
北九州市は関門海峡で獲れるマダコが有名です。
しかし、イイダコはスーパーにも並んでいるところを見たことがありませんし、釣果についても耳にしたことはありません。
あまりメジャーじゃないのかな・・・?
味のよしあしは良くわかりませんがタコはタコです。ヒョウモンダコじゃなければ、たぶん食べられるでしょう。

腹から頭にかけて包丁をいれ、内臓と目、くちばしを取り除きます。
今回は、丁度ハゼも釣れたので、簡単にムニエルで頂くことにしました。
ちなみに、この時一緒に釣れたウナギは、沼地を探索していたときにリリースしています。

小麦粉を軽くまぶして、サラダ油でちゃちゃっと炒めます。
塩とブラックペッパーを少々振りかけて出来上がり!
<いただきます!>ハゼは言わずもがな、
おいしいですね~!ほっくりとしていて、舌触り滑らかな身がたまりません!
昔、ハゼを湯引きにしてみたのですが、身が崩れてしまう上、あまり美味しくありませんでした。
やはり油を使った料理が一番ですね!
さて。問題は
イイダコ・・・・
はたして、そのお味は・・・・!うほぉ~ん!!すごい!!うま!
うま!うまい!!小粒な身ながらも、
深い味わいと旨み・コクがあります!さらに、しっかりとした身からは噛めば噛むほど味が染み出し、
マダコをはるかに超えるうまさです!す、すごいぞ!イイダコ・・・・!侮っていた・・・・
このうまさは、
あらゆる料理に使えるキャパシティーを持っている!これは専門に狙ってみたい獲物です!
<ごちそうさまでした!>
う~む・・・
連休が取れた23、24、25日。
不運なことに大荒れの天気でした。
実は25日に真鯛を釣りに行くという、ビックプロジェクトがあったのですが、残念なことに船が出ませんでした。
しかし、いよいよもってネタがありませんね・・・
狩猟のほうも情報が出ず、これから寒厳期を迎えるにあたって出漁の機会もぐっと減っていくでしょう。
ここは、おもいっきり方向性を転換して
「四国お遍路八十八箇所、初めてのバックパッカーの旅編」や、
「私は孤独な旅烏、九州自然歩道バックパッカー編」を記事にすれば、アウトドア好きの皆様に楽しんでいただけると思うのですが、
いかんせん、この2つの旅では写真をとっていませんし・・・。
唯一写真を撮っている
楽しき地獄の日々、インド・バラナシー編があるのですが・・・

この話題はアウトドアと関係があるのか・・・?ちょっと保留で・・・。
今回は、このブログをはじめる以前の今年7月。初めてウナギを獲ったときの話です。

この地に移り住んで約3ヶ月。
都心からはそれほど離れてはいませんが、自然豊かでとてもいい場所です。
高速道路沿いの山林で、ドバミミズが大量に生息しているポイントを発見したため、
長年の夢であったウナギ釣りにチャレンジしました。

とは言え、ウナギってどうやって釣るんだ?
てか、本当に近くの野川で釣れるのだろうか・・・?
色々と調べてみると、ペットボトルに糸とオモリを巻いた簡単な仕掛けで釣れるようです。

ドバミミズ・・・・・
でかいですねぇ・・・掴みにかかると、
「いやん・・・!いやん・・!!」と体をくねらせ、
怪しげな体液を滲み出してきます・・・。ゴカイみたいに針を刺して・・・だ・・・大丈夫なのか?
触ったら、おち○ちんとか腫れたりしないよね・・・・?
初めはおっかなびっくりで軍手を使用していましたが、

・・・まぁ、数本刺せば慣れます。
結構かわいいですね。さて、仕掛けを投入しましたが、ペットボトルに穴があくほど凝視していても仕方がありません。
しばらくは散歩がてらに、この辺を散策します。
まぁ、夕方ごろに戻っ
てぇーーーーーーー!ペットボトルが、もう倒れてる!!どうすればいいのかわからないので、とりあえずごぼう抜き!
うわうわうわ!うねる!うねる!!
バケツなんてまだ用意してないぞ!!
とりあえず手掴みだ!
うわうわうわ!すべるすべる!!
「いよっと・・・いよっと・・・・!」
前に前に手を出すが、ウナギが滑って捕まらない!
前に前にと足が出る!
\いよぅ!楽さん!どこに行くんだい?/
前に回ってウナギに聞いてくれ!
はぁ・・・はぁ・・・・・
なに一人で落語やってんだ・・・・
料理編は
ウナギの白焼き