これで、真の試験会場へ案内されます・・・。
皆さんも予備講習にはしっかり出るようにしましょうね!・・・・さて。
試験会場を覗くと100名近くの受験者が待機していました。
年齢層は60代以上の高齢者(おそらく更新の方)の方が多いですが、
20代っぽい人たちも数十人ほど見受けられます。
試験官から説明があり、知識試験が開始!
三肢択一で問題数は30問!90分!(受験内容によって異なる)
7割正当で次の技能試験に進めます!
問題が配られ試験開始!
問題を眺めてみると・・・・!!・・・・まぁ、まぁ。
落とすための試験ではありませんからね。予備講習で買った例題集と7割方同じ問題でした。
残り3割も銃所持許可で初心者講習を受けていれば難しくはありません。
試験終了後に続く適性検査。
これは、四肢の動きと、視力、聴力の確認です。
面白いことも難しいこともありません。
昼一に合格者の発表。
もちろん合格。連番に抜けが無いことから全員合格しているような気がします。
さぁ、本番はココから!技能試験1発目は、距離の目測試験!!距離の目測とは、試験官から
ここから、あそこまで何メートル?
|  |
と『4問』質問され、それに回答します。
『んな事、砲兵でもないと判るわけないよ!!』と思っていたのですが、
実は出題される距離は決まっているらしく、10m、30m、50m、300mと予備講習で教えられています。
でも、まぁ10m、300mはともかく
、30mと50mの違いなんて普通判らないと思うんですが・・・。
試験開始。初めの一人がパーテーションで区切られた部屋の奥に誘導されていきます・・・
試験の順番が周ってくるまで椅子に座って待機・・・。
(床のタイルがおよそ1.5m・・・。)
(大体部屋の隅から隅までが15mといったところか・・・・)
(何とか今の内に距離感をつけておかないとな~・・・・。)
「それでは試験を始めます。」(・・・・・ん?)
(なんか試験官と受験者の声が聞こえちゃってるんですが?) 部屋の中の非常口の標識 まで、何メートルですか? |  |
『・・・10m』 外に見える手前の監視カメラまでと、 それよりちょっと先の青い看板までは、 それぞれ何メートル? |  |
『・・・30mと・・・50mぐらいです。』 最後にずっと奥のビル までは? |  |
『・・・300mですかね・・・。』(試験内容が全部聞こえたんだけど・・・いいのか?)(・・・い、いや。まだわからんぞ・・・。)(人によって出題が違うかもしれないからな・・・!)続く2人目の受験者がパーテーションの奥に連れて行かれ・・・・
部屋の中の非常口の標識 まで、何メートル? |  |
(同じかよっ!)え~・・・
ココからですよ!ハンター試験の難関は猟具取扱試験!!3人でグループになって試験室に入場すると・・・。
では、試験を開始します。 |  |
・・・・・ |  |
(一人は農林事務局の人っぽい試験官・・・・。)
(もう一人は予備講習にいた
猟友会のエライ人だな・・・。)
(非常に厳しそうだ・・・こりゃ少しでもまずい所があったら、ゴリゴリ減点されそうだな・・・。)
技能試験は(目測試験、鳥獣判別共通で)100点持ちの減点式、70点以上で合格です。
動作を間違えると4点ほど減点。
銃口をグループの人に向ける・射撃姿勢時以外に引き金に指をかけると10点減点。
銃の組み立てができないなど、試験続行不可になると31点減点で即不合格です。
では、銃を点検してください。 |  |
試験では一動作ずつ声に出さなくてはいけません。
『点検始めます!』銃を折って
『トップレバー異常なし!』銃身内を見て
『実包無し!』銃砲内を覗き込んで
『銃腔内異物なし!』先台をねじって
『先台異常なし!』銃全体をねじって
『銃身異常なし!』安全子を切り替えて
『安全子異常なし!』銃底をねじって
『銃底異常なし!』最後に銃を折って机に置き
『点検終わりました!』 銃を分解・結合してください! |  |
教習射撃と同じように、銃を先台、銃身、機関部に分解します。
試験で扱う水平二連銃は立て付けが怪しく結合し辛いので、
他に選べる上下二連や自動銃を扱ったほうがいいかもしれません。
装填して射撃の構えをしてください。 |  |
『装填します!』銃砲内を覗き込んで
『銃腔内異物なし!』模擬弾を手にとって
『装填します!』模擬弾をセットして
『装填しました!』銃を構え、壁にかけてある的の必ず上を狙うようにして
『発射します!』
この時水平に構えてしまうと10点減点です。
引き金を引いて発射し、脱包してください。 |  |
『発射します!』指を引き金に添えて
『発射しました!』銃を折ったら
『脱包します!』模擬弾を抜き出したら
『脱包しました!』 3人縦隊になってください。 |  |

縦隊形では、銃を人に向ける体勢を取ってはいけません。
回れ右! |  |
銃を保持したまま、360度回るように支持が出るので、
同じグループの人に銃口が向かないように保持の姿勢を変えます。
休憩の姿勢をとってください。 |  |

銃を折って銃身内を見て
『実包無し!』銃口が人に向かないようにして地面に置き座ります。
壁に立てかけたり、変な置き方をすると減点されます。
川を渡るために、銃の預け渡しをしてください。 |  |

人に銃を渡す際には、
『実包無し!』①2人目は銃を地面に置きます。
②1人目は2人目に銃を必ず銃底から渡します。
③1人目は地面に敷かれたテープ(川)を飛び越えてます。
④1人目は2人目から、自分の銃を受け取ります。
⑤1人目は銃を地面に置き、2人目の銃を預かります。
⑥2人目はテープを飛び越えます。
この時グループが3人居る場合は、2人目が3人目の銃を預かります。
⑦1人目は2人目に銃を渡し、1人目は地面においてある自分の銃を拾います。
3人居る場合は、3人目が飛び越えたら2人目が3人目に銃を渡し、1人目は2人目に銃を渡します。」
予備講習を受けてないと混乱するので気をつけてくださいね。(ふぅ・・・・)
(まぁ、教習射撃で銃は扱ってるし。こりゃ楽勝だったな。) では空気銃の点検を行ってください! |  |
(・・・・。)
(あれ?空気銃??)
(ああ!そうだった!!)
(第一種(装薬銃猟)はエアライフルの取り扱いも試験に含まれるんだった!!)
(しまった!関係ないと思って、予備講習で全然触ってなかったよ!!)
(空気銃は散弾銃と構造が違うからわからんぞ!?)とにかく隣の人の動きをチラ見して真似をします。
(・・・点検する箇所は散弾銃と全く同じ。たぶん大丈夫だ。) 弾を装填してください。 |  |
(隣の人と同じようにポンピングして空気を充填・・・・)
(弾の装填は『装填する振り』をすればいいわけね・・・)
(・・・・よし!OK!)
『装填しました!』 ・・・・・・。 |  |
(・・・・・
ん?)
(・・・・なぜ次の指示が無い??) ・・・・・・。 |  |
(ななな、何か間違えてるのか!?) ・・・ボルト |  |
(ボ・・・!?)(あっ!遊底を引きっぱなしだった!!)(あっちゃ~・・・・減点か・・・?)
射撃姿勢をとって下さい。 |  |
(上の的に狙いを付けたら引き金を引いて、空気を抜けばいいんだな。)
『射撃姿勢をとりました!』 発射してください。 |  |
(・・・・
んん!?)
(引き金が引けない!?) ・・・・・。 |  |
(あれあれ!?!?)
・・・セーフティ |  |
(んがっ!セーフティロックがかかったままだった!!)(・・・真面目に予備講習を受けとくんだった。)
では、これで試験を終わります。 |  |
(やべぇ~・・・・あれ、かなり減点だよなぁ。)
真ん中の君。
|  |
『は、ひゃい!?あ!僕ですか!?」 ちょっとミスが多かったけど・・・・。
|  |
(・・・・・・・・んぐ。) 予備講習真面目に受けなかったね? |  |
「・・・は、うへへへへ・・・・
ゴメンナサイ。」
最後の鳥獣判別で技能試験は終了。
鳥獣判別は16問。紙芝居で『狩猟鳥獣か否か』を問われ、狩猟鳥獣であればその名前を答えます。
これは
前回散々勉強したので何とかなりました。
・・・・しかし、これは・・・
落ちたかも。
1週間後、試験結果はインターネットで掲示されます。くぅ~・・・・合格発表って、
なんか胃が痛くなるんですよねぇ・・・。
緊張の一瞬・・・・・
ん!!
うお~~~!!合格!!やったぁ!これで念願のハンターだっ!銃所持の試験と、狩猟免許の試験の難易度が
銃を持たせたくない公安委員会の試験と、
狩猟人口を増やしたい県の農林水産事務局の試験であからさまな違いがありましたが、どちらもクリアできて本当によかったです・・・。
そしてなによりも、このブログ『孤独のジビエ』ようやくスタート地点に立つことができました!!
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