激臭!?恐怖のタヌキ肉!

<狩猟編はこちら>

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ずんぐりとした体系に太くて短い尻尾、
くりんっとした黒い目に、先が丸まった三角形の耳。
『タヌキ』と聞くと多くの人がそんな可愛いらしい姿
想像するのではないでしょうか?


・・・しかし。


タヌキ肉の味
の話になると
そのイメージは一変、
うってかわって
『大魔獣』です。


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犬小屋臭!動物園臭!便所臭!
苦味と酸味が吐気を催す!!・・・など、
とにかく『最悪に不味い』という話が多く、
あのwikipeidaにすら、このように記述されています。


wikipeddfddfia題

いや~・・・恐ろしいですねぇ。


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(タヌキを供養しろなんて、埋めるしかないよなぁ・・・。)




シロが何か咥えて帰ってきたって聞いたが・・・
なんだ、タヌキか。



「ええ、ウリボウなら良かったんですけどね~。
タヌキなんで今から埋めようと思ってます。」






埋める?もったいねぇな。
喰えばいいじゃねぇか。
タヌキは美味いぞ。




「えっ?タヌキが美味しい?」

「・・・あ、それ知ってますよ!昔は
タヌキアナグマ同じ動物だと思われていたんですよね。
だから
タヌキで美味しいと言われる肉は、
実は全てアナグマの肉の事なんですよ!」





※参考
タヌキとムジナ






・・・何言ってんだ?
タヌキはタヌキ、アナグマはアナグマだろうが。

アナグマも美味いがタヌキも美味いぞ。






かちかちやまの 『たぬきじる』

<前編はこちら>

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前回、タヌキ肉は
『臭くは無いけど美味くもない』
と述べましたが、焼いただけの簡単な料理方法で
その肉の全てを語るのは早計です。


普段私たちは、どんな料理法にも合う(ように改良された)
牛、豚、鶏肉を使い慣れすぎているため気が付かないのですが、

肉にはそれぞれ合う料理法が明確に違います。


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例えば『ジビエの女王』と呼ばれるリエーブル(ヤブノウサギ)、
かわいい味のイメージに反して、
実は
非常に臭いがキツいうえに肉質が固く、

簡単な調理法ではとても食べられません。




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そこで、リエーブルをコニャックに漬け込み、
ワインでコトコト長~い時間をかけて煮込んで臭味を飛ばします。
こうして出来上がるのが、

全てのフランス料理の頂点に立つと言われる料理

『リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル』です。


つまり肉という食材は 美味いか・不味いかでは無く、
『美味いか・美味く料理するか』なのです。
もちろん、ここで使う『料理』と言う言葉には、
捕殺から解体放熱熟成の行程も含んでいます。





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ではタヌキ肉には、どのような料理法が適しているのでしょうか?
これに関して古い文献を探すと、
必ず紹介されているのが『たぬきじる』
です


ただし、この『たぬきじる』、
皆さんが想像する『狸汁』ではありません。


狸汁はコンニャクを用いた精進料理の事で、
タヌキ肉を使った本当の『たぬきじる』は
『狸斟羹
と書き、汁料理ではなく羹料理です。



羹
この『羹(あつもの)という字、
具材と調味料を長い時間をかけて煮込む料理を意味し、

シチューやポトフのような料理法を指します。


つまり『
狸斟羹(たぬきじる)』は、
味噌汁のような汁料理ではなく、
味噌煮込み料理なのです。




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と言うわけで今回は、童話カチカチ山でお爺さんが食べていた
狸斟羹(たぬきじる)』
原作レシピ完全再現で行きますよぉ~!



タヌキ

イズマッシュ
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