
キスは天ぷらが一番ですが、2匹のために油料理をするのは億劫です。
煮料理にしたことはありませんが、ここはカワハギと一緒にマース煮にして賞味しましょう。
キスは内臓と鱗を取り、
カワハギはくちばし、ヒレ、内臓と角を取って皮を剥ぎます。
カワハギは貝類を食べることが多いので、内臓はかなり臭います。
釣れたら肛門部をはさみで切り、内臓を引き出してしまいましょう。肝は残ります。
肝は水でざっと洗いましょう。
柔らかいので流水は避けたほうがいいでしょう。

たて塩をして20分ほど寝かせ、水、酒大匙1杯で煮ていきます。
砂糖は入れませんが、たまねぎやネギといった野菜を一緒に煮ることで、
野菜の甘みが溶け出します。
醤油をちょこっと加え、野菜に火が通れば完成!
<いただきます!>
簡単シンプル!美味しそう~
まずはキスから・・・・・
う~ん!おいしい!身の繊維質がきめ細かく、舌の上でサラサラと広がります。
骨が細いため少々歩留まりがわるいですが、天ぷらにはないしっとりとした味わいは格別です!
さて、カワハギちゃんは・・・・・
うっほほ!文句なしのうまさですね!カワハギの身はそれほど旨みがないのですが、
味を受け入れるキャパシティーが広いです。つまり、どんな味付けにも合う万能キャラ。
いや、どちらかというと
「おれ・・・・かわはぎ・・・・・ここ肉・・・・ここ骨・・・・・」
「おれ・・・・あじつけの・・・・めいれい・・・・したがう。」みたいな
パワー型の単純なお馬鹿キャラといった感じでしょうか?

しかし、身に旨みが少ない分肝には
とろけるような旨みがあふれています!そして、肝と一緒に煮た野菜!
うまうま!うま塩煮ーーー!!<ごちそうさまでした!>

帰宅しインターネットで調べてみると、やはりクラムボン(仮名)はウミタナゴによく似ています。

腹を割いてみたところ、腹骨が細かいですね。
ちょっと黒味が増したウミタナゴ(マタナゴ)ということで確定でしょう!
いや~・・・
本物のクラムボンじゃなくてよかったよかった!
ウミタナゴは遠い昔(去年)、まだ私が釣りを始めて間もない頃に出会った思い出深い魚です。
そして、
なれない包丁で生ゴミにしてしまった辛い思い出の魚でもあります。
今回は塩焼きにして賞味することにします。

次に、カワハギ、メバル、カサゴを下処理し、塩を擦りこみ15分ほど寝かせます。
よく水気を拭いたら、アルミホイルに包み料理酒をふりかけ蒸し焼きにします。
簡単なホイル焼きですが、
しばらく火にかけていると、
酷いにおいがしてきました・・・な、なんて酷い!
酷すぎる!!こんな旨そうな匂いは酷すぎる!!今まで嗅いだことがある匂いの中でも、群を抜いて旨そうなかほりだ!<いただきます!>
まずはウミタナゴの塩焼きから・・・・
ん・・・・!
非常にふっくらとしていますね!
しっとりとした身には、確かな旨さがあります。
割と磯臭いのが欠点ですが、から揚げなんかを試してみたいところです。

さて、メインディッシュ!
素敵な香りにうつつを抜かしていたため、汁気が飛んで少々焦げてしまいました・・・
まぁ、それでも焦げの香りが加わり、さらに
凶悪に旨そうな匂いを発しています!まずは、カサゴを・・・・
ほぉ!
旨さが抜けてる・・・・火にかけすぎたかぁ~!身の汁気と共に旨みが抜けてしまった感があります・・・
しまったなぁ・・・こいつの旨み、どこにいっちゃったの~??
メバルを一口。
うん。
こいつは旨みを保持してる。
メジナに非常に近い食感でふっくらとしています。
臭みが無いため、やはり煮付けに向く味ですね!
う~ん・・・でもカサゴの味わいではないなぁ・・・
カワハギを一口・・・・
お、おまえか!!カサゴさんの旨みを吸っちゃったのは!!カサゴの旨み、料理酒の旨み、一緒に煮た肝の旨みを全部吸い込んで、超濃厚クリーミーな身に、複雑なハーモニーが出来上がっちゃってる!!
セルか!お前は!
吸収して強くなりすぎだろ!!う~む・・・!
今回はテーマとしてカサゴを取り上げたかったのに・・・・
完全にカサゴが人造人間17号の立ち位置だ・・・しかたがない・・・
<カワハギ、お前がNO1だ!>
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