~今日のジビエ~ ナマズのムニエル
ナマズの半身を使ってムニエルにチャレンジしてみたいと思います。
ナマズは以前白焼きを作ったときに、
万能調味料クレイジーソルトを少し使ったところ非常にうまかったため、
洋風の味付けのほうが合うと思います。
今回はナマズの皮を引いて調理します。
半身にクレイジーソルト、ブラックペッパーを少々加え、10分ほどおいて置きます。
ナマズの身は若干水っぽいため、塩をして寝かせることで身を引き締めます。
小麦粉を両面につけ余分な粉を落とし、バターが香ばしくあわ立ったところを強火で焼き上げます。
両面を強火で焼いた後は中火にして、焦げないように注意しながら中まで火を通していきます。

レモンの輪切りを添えて完成!
<評価>
うおォン う、うまぁい!!!臭みも無く、肉厚で食べ応えがあります!!
白焼きにしたとき、旨みのある脂が大分流れてしまい身がパサついていました。
しかし、ムニエルでは衣とバターが脂を完全に閉じ込めてしまうため、
身全体に適度な脂がまわり、ふっくらとジューシーになっています!!
洋風の味付けにもやっぱり合っています!
また、血合い骨がない(?)ため、骨を気にすることなく食べられます!!
まったくナマズって奴は
釣ってよし!!食べてよし!!の万能淡水魚ですなぁ!

朝目が覚めて、ナマズの様子を見に行くと・・・
あ。お亡くなりになってる・・・・
足元にブクが転がっている。
昨日の夜に
バッタンバッタン暴れていたが、どうやらブクが外れて窒息死してしまったようです。
苦しんで死んでしまったことは非常に忍びない!
申し訳ありませんでした!!
さて、死んでしまったのなら早めに捌いてしまわなければなりません。
いつ死んだかわからないが、ぬめりもしっかりしているので、鮮度はそれほど落ちてないはず・・・
60cmの大型なので、
風呂場解体室で捌くことに。
下あごに目打ちをして、三枚におろしていく。非常に捌き辛く中骨に身が多くのこってしまった・・;

身は後で料理することにして、今回はナマズの澄まし汁を作ってみることにします。
~今日のジビエ~ ナマズの澄まし汁

ナマズの料理は2回目。以前30cmほどのナマズを白焼きにして食べています。
ナマズの中骨とヒレを熱湯にくぐらせ霜降りし、ぬめりをよく取り除き、皮をはぎます。
アラは水、酒から出汁を取り、煮立つ前に弱火にして30分ほどゆでます。
おたまに塩を盛り、少しずつ溶かしながら味を調整します。
醤油も同様に調整しながら加えます。
白髪ネギを入れ、火が通れば完成。
<評価>さて、吸い物のお味は・・・。
OK、味付けは完璧!ただ、ナマズって感の自己主張を感じられない。
いい言い方をすると、
非常にお上品。
内臓や血合いに近い肉には、わずかながら泥臭さがあります。
肉質はしっかりしており、ヒレ部分は
高級な練り物を思わせるような、噛みごたえ!
味の薄さと、わずかな泥臭さから、アラについた身をネギ、しょうが等の薬味とともにすり身にすれば、
さらにおいしい椀物ができると思います。
~今日のジビエ~ ナマズのムニエル(皮付き)
昨日と違うところは、ナマズを皮付きでムニエルにすること。
あと、バターを焦がさないように調理することです。
昨日はバターに火かけすぎて焦がしちゃったもんな~・・・
冷蔵庫から出した半身ですが、一部が角質化している・・・・ん?
腐ってるのか??
臭いは無いし・・・・
まぁ、切り取れば大丈夫!クレイジーソルトを振り、1日置いて大分水気が抜けているので寝かせません。
小麦粉をまぶして、バター半欠けを焦がさないように熱します。
皮をチョイ長めに焼くぐらいで、調理は昨日と同じです。
<評価>皮をつけて焼くと、皮が縮んで身が丸くなっちゃいますね・・・
ウナギの蒲焼で竹串を打つように、ナマズも皮付だと串を刺さないとだめかもしれませんね。
1日置いた鮮度の違いを見るために、画像右下のフリッタ状のナマズを口に・・・・
・
・
・
ほふぅ・・・ありがたい・・・・魚とは思えないほどのジューシーさ。
獣肉にはない洗練された肉質。
ムニエルならばもはや敵無しのナマズさん・・・・
おいしいです・・。
さて・・・問題はこの皮だ・・。
ナイフが通らんほど硬いが・・・果たしてお味は・・?
・
・
・
うん。無いほうがいいですね。
まず、見た目が悪い。
火をかけると丸まる。
そして、塩化ビニルのような噛みごたえ。
ムニエルには向きませんね。
特に火にかけると丸まることで、表面に熱が均等に通らないことが厄介!衣が生焼けになってしまいます!
しかし、皮目に溜まっている皮下脂肪はナマズ特有の味があります。
ナマズの本来の味を楽しむなら、串に刺して焼く白焼きや蒲焼がベストだと思います。

泥吐きさせたミドルサイズのナマズ。
今回はこのナマズを使って、
伝説の料理に挑戦したいと思います!!
このサイズなら、
撲殺する必要もありません。
むんず!と掴んで、頭を一気に切り落とします。
三枚におろし、クッキングペーパーとラップで包み、3日ほど水抜きします。
さて、今回チャレンジする料理は・・・。
「中華一番!」で
マオが特級厨師試験を突破した、ナマズ麺!さて!まずはその作り方をアニメで確かめてみよう・・・・・
なるほど!
コシを出すために、麺一本一本にスルメを埋め込むのが
究極海鮮麺の秘訣なのか!!できるわけないだろ!まぁ、アニメですしね・・・・
とりあえず、似たようなのを作ってみましょう・・・

ナマズを細かく刻み、すり鉢で擦っていきます。
ある程度擦れたら、塩を適量加え粘りをつけていきます。
固く粘ってきたら、卵白を加え伸ばしていきます。
さて、アニメ内では材料としてあがっていませんでしたが、
魚麺は葛粉を混ぜて繋ぎにするそうです。
しかし、あいにく葛粉が見つかりませんでした・・・・。
うーむ・・・・
小麦粉でも混ぜとくか。

鯛のアラ・・・・ではなく、ナマズのアラから出汁を取り、
醤油(アニメでは魚醤)、酒、みりん、塩、ゴマ油でスープを作ります。
スープはいい感じにできました!
さ、本番だ!
ナマズのすり身を押し出し機につめて、熱湯に投下します!!
そぉーれー!

・・・・・・・・・・
どうしてこうなった。
<いただきます!>
ううむ・・・・。
もう麺ではありませんが、とりあえずいただきましょう。
はむはむ・・・・・
うむ!これは・・・・・・・・・・!!
カマボコじゃないか!!!
しかも・・・・・恐ろしく歯切れが悪い!!つなぎに小麦粉を入れたのがまずかったのでしょう。
カマボコにしては固すぎる、なぞの練り物になってしまいました。しかも。なんだか妙に生臭いです・・・・・以前ナマズを食べたときはそれほどきつい臭いはし無かったのですが・・・
おそらく、
水抜きしたときにクッキングペーパーを一度も変えなかったのが原因
だとおもいます。むむむ・・・・・・
ともかく、今回は
大失敗なによりも、おいしく食べてあげられなかったナマズ・・・・
<申し訳ありませんでした!>