~前回からの続き~次の日。マテ貝がいることがわかったので、装備を整え再び地元の干潟へやって参りました。
昨日はなんだかんだで
7匹しか取れていませんからね。
3時間ほどマテ貝を採取し、ふらふらと車に戻りつつ探索をしていると・・・

あっ・・・・!
昨日は気にも留めていなかった一面に広がる海草!
あの時は全部同じに見えた海草!
しかし・・・今日は遠目からでも不思議と違いがわかるっ!!
海草を引きちぎり、触ってみると・・・思わず口から漏れた言葉・・・
・・・・まぁ、
仕事もしている20代後半の男が発していい言葉ではないのですが、
この手触り、香り・・・おそらく、本やネットで海草のことを調べていても、
今日この日、この時、この海草を手に取って、まじまじと調べることは無かったでしょう。
しかし私は昨日、
『喰えない海草』を、触り、嗅ぎ、味わっています!
だから感じるんです。こいつは喰えます!!
さて、さっそく摘み取ってきた
『謎の海草B』を食べてみましょう。

ちなみにマテ貝は、3時間掘ってこれだけ・・・。
『マテ貝堀に行って、マテ貝の話は全く無しかよっ!』と思われる方もいますでしょうが、
マテ貝堀は後日必ず特集しますよ。
なんたって、『マテ貝堀時速勝負』を挑まれていますからね・・・\・・・ぼ、僕は、僕はあの『黒ウサ君』に勝ちたい!!/
さて。

まずは生を食べてみましょう。
いただきます!・・・ん!?
んん!アナアオサと異なり、柔らかい口当たり!
そして、ふわりと来るこの香りは・・・間違いなく『アオノリ』です!

棒状の葉っぱ。根に行くほど細長くなり、アオノリの風味・・・この特徴から同定してみると、
ほぼ間違いなく
『ボウアオノリ』でしょう!!
いや~。昨日アナアオサを食べていなければ、
めぐり合うことが無かったこの青ノリ。『五感で学ぶ』って、とっても身になることなんですね!前回のおっさんが指していたのは、この青ノリの事だったんでしょう。
・・・たぶん。
毒物ではないことが確認できたため、料理に移りましょう。
せっかくなのでマテ貝と合わせてみることにします♪

まずは、マテ貝と生青ノリの味噌汁!
マテ貝は、あま~~~い出汁がでるんですねぇ~・・・・
青ノリはあまり存在感を出しませんが、マテ貝の風味を引き立ててくれる上に、
食感はすごくいい感じです。

マテ貝と青ノリの磯辺揚げ。
これはしっかりと青ノリの香りが引き立ちました!ちょいと青ノリの分量が多すぎて食べ辛かったですが、配分と素材を工夫すれば素晴らしい一品になりそうですね!
そして皆様お待ちかね!青ノリと言えば、やっぱりコレっ!!
水分をしっかりと飛ばして風味を閉じ込めた
乾燥青ノリ!!・・・え?
『お好み焼き』じゃないのかって?いえいえ。今回の主役は悪魔でも
『青ノリ』。
お好み焼きは飾りですよ。
さて、
さっそく乾燥青ノリをいただきます!!んん~っ!市販品よりも大分風味は落ちますが、確かに『いつもの青ノリ』です!
もう少し素早く乾燥ができれば、風味をもっと閉じ込めることができると思います。
まだまだ研究が必要ですが、
これで食生活で青ノリに困ることは無くなりましたね!!・・・テンション高めで前回から引っぱったのに、安っぽいオチしかなくて申し訳ありません。
\ごちそうさまでした!/
『黒ウサ君』って誰よ?って方は、是非ワンクリックを。
私の先生でもあるそのウサの名は・・・