
銃砲店へ射撃教習のための資料を取りに行った帰り道。
せっかくなので学生時代によく通った食堂で、
最近無性に食べたかったカツカレーを食べ、
よく釣りをしていた川で、
ハゼ釣りをしていきましょう。
・・・まぁ学生時代といっても2年前だし、今もそんなに離れたところに住んでいるわけではないのですが。
この川辺、散歩やジョギングをしている人が多く、釣りをしているとよく話しかけられます。
「釣れますか?」の一言から始まるたわいも無い世間話。
たまにはこんな釣りも・・・・癒されます。
つれますか?
|  |
「ええ。たくさん釣れてますよ。・・・・」(おや?)
北九州市若松区。響灘に面し魚種、型共に優れた実績を残し続ける釣り場、通称・・・
沖波止。
春のアオリイカ。秋の青物など、毎週末は多くの人たちが押しかける北九州の釣りの名所・・・
しかし!足場全てがテトラポットで構成されているため先に進むのは
非常に危険!!そのため、体力に富み、体躯に優れ、危機感覚に優れた猛者しか進めない聖地・・・
沖波止先端!私も何度となく挑戦し・・・そして・・・
怪我をした上に装備をロストしてきた!!だが・・・
ついに!ついに!!
早朝・重装備で沖波止先端踏破の実績、
ゲットだぜぇ!!・・・と。感傷にふけっていたら、
私と同じような重装備のご老人達が、息も切らさず
ひょいひょいと、テトラポットを渡ってきた!!天狗か?このじぃさん達は!!
・・・と、とにかく、サビキ仕掛けでアジッコの調達だ!
最近このあたりに
青物の回遊があるらしい・・・
わざわざ先端まで来たんだ・・・
絶対に・・・
ゲットしてやるぜ!・・・て、アジが釣れねぇ!!ええっ!!嘘!!なぜ!?ここまで来たのに!?ここまで来たのにアジッコが釣れない??
どういうことだ!ちくしょぉーーー!!焦りもむなしく日は昇り、朝マズメ回遊タイム終了~
半泣になりながら朝ごはんの焼きそばパンをムシャついていると・・・・
ああ!?なんだよ!!
岸際にたくさんいるじゃないか!!くそぉ~・・・・・
しかし、ゴールデンタイムは逃したがまだまだチャンスはある・・・!!
この豆アジを餌に、泳がせ釣り再開・・・
って!うわぁぁ!こいつアジッコじゃないし!!これは確か・・・・
スズメダイだ!!むぅ~!!海中を見てもスズメダイの姿しかない・・・
こいつって、アジッコの変わりになるのか・・・な!?

とりあえずスズメダイをぶっこみ仕掛けでキャスト。
ど~せ、アジッコじゃないとフィッシュイーターなんかつれないでしょ・・・
まったく期待していなかったスズメダイ・・・
しかし・・・・こいつのおかげで・・・・
太刀魚!ゲットだぜぇ!!
いやぁ~!
スズメダイを追っかけまわしとけば、太刀魚が貰えるですねぇ!!・・・え?太刀魚を
釣ったんじゃないのかって?いえいえ・・・スズメダイの泳がせでは
結局なにも釣れませんでした。太刀魚を手に入れたあらましは、こんな感じです・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 釣れますか?
|  |
「ひぇ?・・・ええ。スズメダイが大量に釣れますよ。」
「焼きそばパンのソバを餌に、サヨリ用の極小針で釣ってるんですよ。」
「ここにいるヤツ全部釣れれば、しばらく食べるものには困らないですねぇ!!ギコハハハハ!!」
(!?) (沖波止先端まで来てスズメダイを執拗に釣るおっさん・・・) (なんてかわいそうな人なんだ・・・)
|  |
あ・・・あの。 よければこの太刀魚いりませんか・・・・
|  |
「ブヒ!?」
「太刀魚を・・・くれるんでゲスか!?」
「うひひひ!ありがたいでゲス!感謝するでゲス!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
釣果(?)、指三本の太刀魚

そして50匹ほどのスズメダイ・・・

さらに帰りがけテトラから滑り落ちて、左足打撲&捻挫。

みなさんは、怪我には十分注意してくださいねぇ~
アイタタタ・・・

「あぶってかも」福岡近隣ではスズメダイをこう呼ぶそうです。
ただ、福岡県生え抜きの私ですが一度も売られているものを見たことがありません。本当に特産品なのでしょうか?
どうでもいいですがスズメダイ計50匹。なんでこんな魚を狂ったように捕獲してたんだろうなぁ・・・・
しかしよく見るとこのスズメダイ・・・アクアリウムに利用されるそうで、非常に姿かたちが綺麗です。
(瑠璃色をした丸い瞳は死んでも色褪せることが無く、)
(ヒレの裏側には、同じく瑠璃色をした鼈甲のような鱗が・・・・)(綺麗だな・・・。)・・・!?あ。観察なんかしてないで、料理しないとな。

とりあえず、軽く塩をふって炙ってみましょう。
あぶってかもは、知る人ぞ知る味との事ですが・・・・いただきます。
(・・・・ん?)
(これは・・・・)
(あまりおいしくない。)
もぐもぐもぐもぐ・・・・(しかし、磯魚特有の臭みなどは全く無い)
もぐもぐもぐもぐ・・・・
(ただ、身がちょっと水っぽいな。・・・メジナの味を薄くした感じだ。)もぐもぐもぐもぐ・・・・
(・・・でも、なぜか骨まで食べちゃう。バリバリと・・・)・・・・!?あれ?もう全部食べちゃったか。
う~ん・・・。決してまずくはない・・・。しかし大しておいしくもない。よくわからないですね。まぁ、まだまだスズメダイはあるので、他の料理にチャレンジしてみましょう。
初めて釣った魚は、刺身で食べることが私のセオリーなのですが、
刺身にするにはいくらなんでも小さすぎるなぁ・・・
あ。そうだ。

鱗、内臓、ヒレ、頭を落とし、骨ごと薄くそぎ切りに。
お酢で洗って10分ほど寝かせて・・・
スズメダイのせごしいただきます。
(・・・・ん?)
(これは・・・・)
(イマイチ。)もぐもぐもぐもぐ・・・・(けれども、酢で締まった身はしっかりとした歯ごたえがある。)
もぐもぐもぐもぐ・・・・
(ただ、骨が硬すぎて食べずらい。・・・しかし、骨を噛むほどに味わいが・・・)もぐもぐもぐもぐ・・・・
(・・・なんだか不思議と・・・後を引く味だ。)
・・・・・!?あれ?もう食べちゃったか。
う~ん・・・「まずいか?」って聞かれたら、「まずくはない。」と答えますし・・・「旨いか?」って聞かれたら、「旨くはない。」と答えます。まぁ、もう少しスズメダイはあるので、他の料理にチャレンジしてみましょう。

擦った白ゴマにごま油1T、砂糖1T、酢2T、コチュジャン2T、おろしにんにく1カケ、
唐辛子1本、焼いた味噌1Tに、せごしを加えます。

きゅうり、にんじんを千切りにし、かいわれを加えたら冷蔵庫で30分ほど寝かせましょう。

お椀に取り出し、氷水をヒタヒタになるまでかけたら出来上がり。

ジャリ・ムルフェ(スズメダイの水刺身)。・・・水刺身?韓国の済州島ではよく食べられているらしいのですが・・・氷水で食べる刺身って・・・
とにかく・・・いただきます。
(・・・・ん?)
(これは・・・・)
(まぁまぁだな。)もぐもぐもぐもぐ・・・・(ただ、この冷製スープ。バンバンジーのタレに似て野菜に良く合う・・・)
もぐもぐもぐもぐ・・・・
(さらに辛さ、甘さ、酸っぱさ、そして骨から染み出る味わいが絶妙にマッチしていて・・・)もぐもぐもぐもぐ・・・・
(・・・恐ろしく後を引く味だ。)
・・・・・!?あれ?もう食べちゃったか。
う~ん・・・なんというか・・・。
「美味しくないね~・・・」って聞かれると、「おいしいよ!!」って答える味です。まぁ、あと少し・・・・・
(・・・あれ?)
(スズメダイが無い・・・・)(・・・・釣りに・・・・釣りに行かないと。)
思ったんですよ。わざわざ片道1時間もかけて北九州市若松区は沖波止まで行かなければならないのか・・・って。
ちょっと、こだわりすぎてたんじゃないのか・・・って。
日本海の響灘は海が綺麗で魚種が豊富な素敵な海です。
しかし・・・もっと
瀬戸内海は周防灘を調査し、探索し、
地元の海を楽しまなければならないのではないでしょうか!・・・・
と。前日沖波止に行ったものの、何もつれなかった上に、またしてもテトラから落ち、
今度は右足を負傷した私は思ったのでした。イテテテテ・・・・
まぁ本当の理由は、
ポイ太郎さんの情報に踊らされまくられていた自分が嫌になったからです。
青物が廻ってKITAZE!!・・・・や、
メジナが絶好調DAZE!!・・・や、
黒鯛を放流しちゃったんDAZE!!・・・・など、
釣果情報や海域状況の報告は非常にありがたいのですが、
どうも最近は情報ありきで釣りをしていました。
もっと自分で調査して、発見して、工夫しなければ、アウトドアはつまらん!!今後しばらくは、情報の少ないこの周防灘周辺で活動しましょう。
フロンティア精神を持って自分で道を切り開くのだ!(別に始めての海域と言うわけではないのですが・・・)

と、まぁチラシの裏はその辺にして・・・
この瀬戸内海西部の周防灘は日本海側と比べ潮の流れがとろく、
北風の影響をさほど受けないため、非常に釣りがしやすい環境です。
ただし干満潮の差が
4mもあり(日本海側は1.5mほど)、
浮きを使った釣りでは頻繁にタナを調整しなければなりません。
また干潮時に防波堤から海に落ちたら、
這い上がれませんので救命胴衣はちゃんとつけましょう!今回は、生態調査の意味も含めサビキ釣りをします。
フェリー発着場が近く水深がかなりあるため、サビキ仕掛けは足元に落としこむタイプを使用し、
釣れた小魚で飲ませ釣りもやってみましょう。
さぁ~って・・・アジッコはい・る・か・な?・・・・・・
プププププ・・・・プルプルプルルルルルプププププププププププププん~☆いつもは遠投サビキなので浮きで当たりを取りますが、
普通のサビキの、手元にプルプル来る感が・・・・
た・ま・ら・ん!手元で感じる
「プププ感」でどのくらい魚が付いてきたのかがわかる点も楽しい!
さぁ!何がつれたかな!?
おおおおおお!?豆アジ?
・・・じゃない!!う~ん・・・。なんだっけなぁ?

あ。
サッパだ!そういえば日本海側では見たことが無かったな・・・。
割と有名な魚のはずなんだがなぁ。
その後、これまた日本海側では全く見たことが無かった
ヒイラギが混じり、
どこからともなくやって来た
鉛筆サヨリも爆湧きしはじめました。
泳がせ釣りについては2度ほど、サッパの泳がせ仕掛けに当たりがありましたが、
運悪く根がかりしてその後は沈黙・・・
一応
「何かが潜んでいる」事がわかったので、良しとしましょう。

しかし、ようと釣れるわな・・・。
・・・沖波止で何もつれなかった前日ひたすら入れ食いのサッパ多すぎるアミエビ大頭の中の艦長が叫んだ!!\せっかくだから、釣れるときに釣っとけ~!!/
\アミエビが腐る前に!!/
うぉぉぉぉらぁぁぁぁぁ!!
釣りまくりじゃぁーーーーー!!
帰りがけに会ったおばちゃんに渡しても、120匹近く残ったサッパ・・・
誰が捌くのか・・・・!!
・・・じ、自分しかいねぇじゃん!!関係ないですが、おばちゃんと交易で手に入れた品。
あめちゃんと、
甘酒と、
アイスコーヒーという、
ナイスなOBACHANセレクションに爆笑しました。
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個人的な
「食べてみたい魚リスト」に入っていた魚。
それがこの
ヒイラギです。
全長
10cmほどで
体表が妙に粘っているこの小魚を、
メインターゲットとしてる人は案外多く、前回、交易したおばちゃん達もこの魚を狙っていたようです。
皆さん
コケブを餌に胴突き釣りをしているようでしたが・・・
う~ん・・・あの高いコケブでこの小魚を釣る・・・・
費用対効果がイマイチなような気がするんですが?
そんなに美味しいのでしょうか?
「ギギ(ヒイラギ)
の煮付けは魚ん中で一番ウマイっちゃ!」とは、おばちゃんたちのお言葉。
まぁ、何はともあれ喰わなきゃわからん。
初釣魚はセオリー通り刺身にしましょ・・・・

・・・って、ちっちゃいなぁ~!これでも成魚なんですよ。
しかし小さい割には案外捌きやすいです。
気になる表面のぬめりは、
ヌメヌメ王子サンバソウのようですが、
水で洗えばすんなり取れてくれます。
身の質も適度に硬いので、包丁で身がつぶれるようなことはなさそうですね。
では、ヒイラギのお刺身。
いただきます・・・・
みょぉ??みょみょ??なんちゅう旨脂の乗り方ぁ!?まるでバターのような脂が、とろぉ~ん・・・と溶け出す!!しかし口に残るような嫌味はない・・・なぜか食味はアジにそっくり!!いや・・・脂が乗り切ったシマアジって感じか!?ええぃ!!よくわからん!!もっと喰わせろ!!って、もう無いし。
2匹で3口分・・・・むぅ~・・・少ない!!
まぁ、全部刺身で食べるわけには行きません。
続いて
ヒイラギのから揚げ。

ヌメリと内臓を取って2度揚げします。
頭を落とすと歩留まりが悪いので、指で頭の骨を押しつぶして柔らかくしましょう。
では、いただきます・・・。
ああ・・・あああ・・・あああ・・・・うまぁぁ!!旨味が強いのに癖が無く、骨まで柔らかくて口の中で~・・・
もう一つ・・・・って、ありゃ?もう・・・無いのか・・・
・・・・・もっと・・・食べたい。
どうして・・・・どうして・・・・
なぜなら最後にヒイラギの煮付けを作らないかんとです。
果たして、おばちゃんたちに最高と詠われるその食味とは。・・・いただきます!!
あ。
・・・・わかりました。ヒイラギはこのサイズだからいいんですよ・・・。なんと言うか・・・
流れ星的な味わい!パァ!っと輝いて、スゥ・・・と消える・・・
そして
「あ~。また見たいなぁ・・・。」と思う感じです。
このヒイラギを大量に食べると、ちょっとイマイチに感じるかも知れません。
流れ星だって空一面に降ってこられると、
黒マテリアが発動したかと思うでしょ?
少量食べて・・・
お酒を飲んで・・・
「いやぁ~。美味しかった。」っと余韻に浸る・・・
ヒイラギ。少量でも大満足です!<ごちそうさまでした!>・・・・え?
サッパのレビューはどうしたかって?大丈夫!次回後編はママカリ祭りです!ママ(飯)を借りに行くほどではありませんが、
美味しいサッパ料理!紹介しますよぉ~
・・・って、あら。
サッパを食べてたら酒が無くなった!お隣さ~ん!料理酒でもいいからお酒借してーーーーー!!
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よくコノシロと間違われるサッパ。比較すると黒点の位置が微妙に違います。
さらにサッパはイワシと同じニシン科ニシン亜科の魚で
「サーディン」と呼ばれており、
コノシロはニシン科ドロクイ亜科なので微妙にファミリーが異なるようです。
また、サッパのほうが黒目が大きく、
お目目クリクリで可愛いのが特徴です。そんな可愛いサッパさん。
よく
サッパヤドリムシに頭を齧られながら泳いでいます。 →
虫が苦手な方は見ないほうがいいです☆こいつは人体に寄生することは無いのですが、指に噛みついてきますので手早くサッパから引き離しましょう。
90パーセントぐらいの確立で引っ連れてくるため
50匹近くサッパを処理すると・・・ →
こっちはマジで注意!!(・・・・・・・・・。)

まずは一品目!セオリーどおりに刺身でいただきます。
ヒイラギと同じくミニミニなので非常に捌き辛いです・・・
小型のフィレナイフがほしくなりますね。

では。
いただきま~す。
お!?美味しい!!身はコリコリと歯ごたえがあり、青物らしい芳醇な旨味が広がる・・・歯ごたえを加えてイワシの刺身をサッパリさせた味ですね!サッパだけに!!(・・・・・・。)


フィレにしたサッパを昆布の上に並べ、お酢をヒタヒタに注ぎ、一晩つけた
サッパの酢漬け。
これはマジで箸が止まらんン!!いくらでも食べれちゃいますよ!これは!!丸のまま酢に漬けてもいいそうですが、
第一頚椎と腹底の骨が硬く気になってしまいます。
手間がかかりますがフィレの状態で酢に漬けたほうが断然オススメです!
から揚げ。
子アジに良く似た食味ですね。
ただし同型のアジに比べ骨が硬いので、南蛮漬けなどがよさそうです。
続いて
煮付け。
痛ぇ!!骨がのどに刺さってしまった・・・。
見た目はイワシにそっくりですが骨は硬い!
煮付けたぐらいでは腹骨すら硬くて食べ辛いです。
う~ん・・・味は悪くないんだがなぁ・・・
あ。そうだ。
ブシュシュシュシュシュシュシュシュシュ!!こういう時は圧力鍋でLet's ダンシング DAYO!
10分ほど圧力を加えたら、塩、鷹のつめ、潰したニンニク、香辛料(今回はタイム)を加え、
オリーブオイルをヒタヒタになるまで注ぎ弱火で加熱します。
一晩漬け込んで、オイルママカリーン(サーディン)の出来上がり!
これ
は
ウマぃにやぁぁぁ!!サッパリしたサッパはオリーブオイルとよく合います!
その上骨まで柔らかくなったことで何も気にせず摘める!これは食味に加え、料理の発展性から見ても非常にウマイ!
オイルサーディンを使った、
ペペロンチーノ!
バケットにチーズ、バジル、よく叩いたオイルママカリーンを乗せてオーブンで焼いた
カナッペ!うおォン!!チーズにも良く合うなぁ!!色々な料理に応用できる素材!すばらしいよ!サッパ!!し、しかし・・・・
さすがに一人では食べ切れん・・・まだまだサッパが残ってるんだが、どうしよう・・・・
イワシと同じくアシが速いので、冷蔵庫に入れておいても
2日もすれば腹がグズグズに崩れてしまいます。
・・・これじゃあ生食はできんよなぁ。
捨てるわけにはいかんし・・・・う~ん・・・・。
・・・・あ。
あるぞ。痛んだ大量の魚を調理する方法が!!それは!!
塩漬けにして重石を乗せて放置!
ママカリナンプラー。気になる食味は2年後をお楽しみに!!<ごちそうさまでした!!>
前回同様、瀬戸内海は周防灘から、アジモン!ゲットだぜ!!・・・しかし、この辺りって日本海側に比べて圧倒的に子アジが少ないんですよねぇ。
居ないことは無いんですが。
まぁ、フィッシュイーターなんて、
どんな小魚でも
喰うときは喰うし、喰わないときには喰わないですからね。
と、言うわけで・・・
今回使用する活き餌は・・・
サビキ釣りでサッパを調達し、
5号竿、ぶっこみ仕掛けで泳がせます。
さて。サビキ釣り中に度々
ちょっかいをかけてくるヤツ・・・
ボラ君です。お久しぶりです。
去年と同様、撒き餌につられて
50cmを超える大物がうようよ湧いてきます。針に掛かれば強引な引きで
ハリスをぶった切り、他のベイトを押しのけて撒き餌をつっつきまくります。
・・・・今日は大物を狙える仕掛けはぶっこみ釣りに使ってるんだ。今度来た時は、
ブッ釣り上げまくってやるからな!!さて。そんなボラ君を避けながらサッパ、エンピツサヨリを
ジャンキーのように釣り上げていると・・・
・・・・・
ジィーーーーーーーーージィジィーーーーー・・・・・ジジ
うぉ!!ぶっこみ仕掛けのドラグが唸った!!これは明らかにサッパの出せる引きじゃない・・・・!竿を立てて聞いてみると・・・・確かに何か乗ってる!!
ゆーーーーっくりと・・・・合わせを入れてみると・・・・!!
むぅ!!
・・・・なんじゃぁ?全く引きが無い・・・。
根がかりか。(・・・・いや。)
(・・・・・・さっきの重みは確かに魚が掛かっていた。)(聞くところによると、この下は岩場らしい・・・・・)
(ならば・・・・・)しばらく放っておきましょう。
日が完全に昇って現れだしたのが
メジナ。
去年はこの時期には足裏サイズまで成長していたのですが、
今年は水温が高すぎたからなのでしょうか?発育がイマイチですね。
サンバソウはなかなかイイサイズがいます。
今回は
ヒイラギはお休み。全く姿を見せませんでした。
サヨリは餌を捕食するときによく見て口にするため、サビキ仕掛けではほとんど釣れません。
コマセを多めに撒いて狂わせるか、極小金袖針にアミエビを刺して見釣りするのがいいですね。
コノシロは遊泳層が合わないとなかなか釣れてくれません。
今回は表層にボラ、サヨリ。中層にコノシロ、メジナ。低層にサッパといった感じでした。
層を探って、お目当ての魚を釣るサビキ釣り。
簡単そうに見えて、なかなか奥が深いんですね☆
・・・・と。放ったらかしにしていると。・・・・・・
チリィ・・・・・
チチチチチ・・・・・・
(・・・・・やっぱり)
(根に潜ってたな!!)すぐさま竿を手にしてドラグを限界まで絞り、
今度は竿が折れんばかりに渾身の合わせを

もう潜らせてやるもんかーーー!!
ゴリゴリと強引に巻き上げ、浮いてきた魚影は・・・・
アコウ(キジハタ)だ!!
しかし!問題はこれから!!前回ご説明したとおり、ここ瀬戸内海は干潮の差が非常に大きく、
満潮と干潮で4m近く潮位差があります。
この日の早朝はド干潮!海面までの高さは目測およそ約5m!
玉網の長さも約5mしか・・・
無い!!
周りは人気が無い!!しかし幸運なことにアコウの抵抗は
無い!!だが、いつ反撃してきてもおかしく・・・・・
無い!玉網がなかなか・・・・と・ど・か・・・・・なああいいいい!!あ。
なぁぁぁんとか!無事に収まったぁ!!40cm!波止釣りではかなりイイサイズです!!釣果!アコウ、サンバソウ、ボラ、コノシロ
そして相変わらずサヨリとサッパが大量!計六目釣り!!
本当に・・・本当にありがとう!サッパ!!・・・半分は魚醤行きだけど。

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海釣りで危険な毒魚、
ゴンズイ。海に住むナマズの仲間で、刺されると非常に痛む毒針を持っています。
スピアーフィッシングで一度、ゴンズイの大群(ゴンズイ玉)を見たことがありますが、
海底を何百匹の大群で這う阪神カラーはなんとも圧巻でした。
ところでこの・・・・
ゴ・ン・ズ・イ。
この名前の響きとぼけた顔。
時には鋭い槍を振り回す・・・
何か思いだすんだよなぁ・・・・なんだっけ??
(・・・・・。)
(なるほど。)
さて。
ゴンズイの毒針は、左右の胸ヒレに1本づつ。

そして背びれに1本の計三本あります。
「本当にこんな針に毒があるんかねぇ~・・・・?」と
ちょっとした好奇心で、毒針を指で ツンツン 突いていると・・・・
・・・・・・
・・・・・・・

・・・・(ん。)
(・・・つっついただけでもちょっと痛いな。)
・・・・・・・
(ちょぃ!!)
(・・・・・いや、刺してないのよ?触っただけよ?)・・・・・・・
(あひん!!)(いやいやいや!!マジで痛いんですけど!!)ちょっと・・・・・
触れただけでも、恐ろしい痛み!!それもそのはず。
このゴンズイさん。名前の由来は冥府の極卒、牛頭(ゴズ)から来てますからね!クソゲーの主人公と同じように扱っていたら、引き吊り殺されますよ!!
ネットで調べた情報の通り50度程度のお湯に指を突っ込んだところ、30分ほどで痛みが引いたので良かったのですが、
深く刺されることを想像すると・・・
どのくらい強烈に痛いんだろう??マジ怖いっすわ。さて。
そんなゴンズイさんでも、セオリー通りに刺身で賞味しましょう。

背びれの後ろから、胸ビレにかけて毒針のある箇所を頭と一緒に落とします。
結果的に切断される内臓は、
非常に臭います!これは腐肉食性だからでしょうね。
安全のために仕方が無いです。アナゴも似たような匂いがしますから気にしないでおきましょう。

毒針が取り残されていないことを、よく!
よく!よ~~~く!!確認したら、
塩でもみ洗いしヌメリをとり、3枚におろします。
皮はかなり簡単に引けます。
<いただきます!!>
では・・・・
いただきます!んん!?もちもちぃ~~・・・とろふわぁ~~ん・・・
強めの脂、まるでヒラメのエンガワみたいですね。他の刺身には無い、かなり独特な食味です。ただし、旨みはそれほ・・・・・・
痛!!(・・・・・・・・・・・・。)
(・・・・・も、もしかして・・・・・)(刺身に・・・・・ど、
毒針が残ってたのか??)
・・・・い、いや。すき残した腹骨が喉に刺さっただけでした。
ふぅ~~・・・・・・びっくりした・・・・毒針が無いか確認して、三枚におろして、皮をはいだので
毒針が残ることなんて無いでしょうが、
万が一毒針が残ってたら、猛烈な痛みが喉を襲うことになるでしょう。たぶん痛みでショック死するでしょうね。


(・・・うぅ~・・・びっくりして、心臓がバクバクいってるよ・・・・)
・・・・え?肝心の味の方はどうだったかって?いやぁ~・・・・?どうだっけ?
・・・・・・美味しかったような、そうでもなかったような?
でも・・・・・
ちょっと・・・・
恋しちゃう味かも・・・・。<ご馳走様でした!>
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