最新記事
銃猟の教科書&はじめての狩猟 新刊リリース! (03/15)
止め刺し論 (08/31)
ハッサン カーニバー (08/22)
魚界で1,2位を争う美味さ 『ウツボのからあげ』 (08/13)
ハッサン バレージ (08/06)
カテゴリ
はじめまして!(8)
おしらせ(9)
狩猟ビジネス(17)
テレワーク(2)
フィッシング(95)
ウキ釣り(32)
泳がせ釣り(10)
投げ釣り(3)
波止釣り(8)
川釣り(14)
船釣り(4)
網罠(1)
カゴ罠(5)
スピアーフィッシング(16)
釣具(1)
ハンティング(140)
ハンターへの道(36)
猟銃(32)
猟犬(3)
エアライフル(22)
アップランド(陸鳥)(5)
ウォータフォル(水鳥)(11)
巻き狩り(大物猟)(10)
クレー射撃(9)
狩猟車(3)
罠猟(9)
ギャザリング(8)
野草・山菜(2)
潮干狩り・海草(2)
キノコ(4)
釣魚料理メニュー(136)
アイゴ(2)
アオブダイ(1)
アナハゼ(1)
アメリカザリガニ(3)
アユ(2)
イイダコ(1)
イスズミ(2)
イセエビ(2)
イシガキダイ(2)
イトヨリダイ(2)
ウツボ(1)
ウルメイワシ(2)
ウナギ(2)
ウミタナゴ(1)
カサゴ(4)
カタクチイワシ(3)
カメノテ(1)
カワハギ(2)
タカノハダイ(2)
チカ(2)
キジハタ(1)
ギンブナ(2)
クロソイ(2)
クサフグ(3)
クロダイ(3)
ゴンズイ(4)
コノシロ(2)
コブダイ(1)
サッパ(2)
サヨリ(2)
シャコ(1)
ショウサイフグ(4)
シロサバフグ(3)
ジンドウイカ(2)
スズキ(1)
スズメダイ(1)
テナガエビ(1)
ナマズ(4)
ニジマス(2)
ハリセンボン(2)
ヒザラガイ(1)
ヒイラギ(1)
ブダイ(1)
ヒラメ(2)
フエフキダイ(2)
ボラ(8)
マアジ(8)
マサバ(2)
マダイ(3)
マテガイ(3)
マアナゴ(5)
マハゼ(4)
マエソ(3)
メジナ(2)
メバル(1)
ユムシ(3)
ライギョ(3)
ワカサギ(2)
ジビエ料理メニュー(0)
アライグマ(40)
イノシシ(11)
ウシガエル(1)
カルガモ(1)
コガモ(2)
スッポン(1)
タヌキ(3)
ニホンジカ(12)
ヒヨドリ(3)
ホシハジロ(2)
マガモ(2)
採取料理メニュー(11)
アオノリ(1)
アミガサタケ(2)
アナアオサ(1)
スサビノリ(1)
ヤブガラシ(1)
マツ(1)
ラズベリー(1)
ホコリタケ(1)
ノウタケ(1)
コビチャニガイグチ(1)
キツネ(0)
月別アーカイブ
2019年03月 (1)
2018年08月 (4)
2018年07月 (5)
2018年06月 (3)
2018年05月 (1)
2018年04月 (3)
2018年03月 (4)
2018年02月 (1)
2018年01月 (5)
2017年12月 (3)
2017年11月 (4)
2017年10月 (5)
2017年09月 (3)
2017年08月 (2)
2017年07月 (4)
2017年06月 (5)
2017年05月 (4)
2017年04月 (4)
2017年03月 (4)
2017年02月 (4)
2017年01月 (3)
2016年12月 (4)
2016年11月 (4)
2016年10月 (5)
2016年09月 (4)
2016年08月 (2)
2016年07月 (2)
2016年06月 (2)
2016年05月 (4)
2016年04月 (3)
2016年03月 (3)
2016年02月 (2)
2016年01月 (2)
2015年12月 (4)
2015年11月 (6)
2015年10月 (6)
2015年09月 (6)
2015年08月 (6)
2015年07月 (9)
2015年06月 (7)
2015年05月 (4)
2015年04月 (2)
2015年03月 (6)
2015年02月 (7)
2015年01月 (6)
2014年12月 (9)
2014年11月 (6)
2014年10月 (7)
2014年09月 (7)
2014年08月 (4)
2014年07月 (6)
2014年06月 (7)
2014年05月 (5)
2014年04月 (3)
2014年03月 (4)
2014年02月 (4)
2014年01月 (4)
2013年12月 (4)
2013年11月 (8)
2013年10月 (8)
2013年09月 (9)
2013年08月 (7)
2013年07月 (9)
2013年06月 (8)
2013年05月 (9)
2013年04月 (6)
2013年03月 (6)
2013年02月 (7)
2013年01月 (7)
2012年12月 (6)
2012年11月 (7)
2012年10月 (9)
2012年09月 (5)
2012年08月 (7)
2012年07月 (9)
2012年06月 (3)
2012年04月 (1)
2012年03月 (4)
2012年02月 (6)
2012年01月 (5)
2011年12月 (6)
2011年11月 (10)
2011年10月 (16)
2011年09月 (19)
2011年08月 (19)
-別アーカイブ [ 2014-11- ]
満月の夜のパラノイア [2014/11/06]
ショウサイフグ・アヌビス [2014/11/10]
おとなのあじ 『ゴンズイパイ』 [2014/11/13]
ゴンズイ [2014/11/17]
2年目狩猟準備編! [2014/11/20]
学ぼう狩猟学!~野生動物管理編~ [2014/11/27]
<< 前-
| 2014-11- |
翌- >>
満月の夜のパラノイア
スーパームーンの夜。
月明かりが一層強く水面を照らす凪の夜。
明るみをはばかる魚達は海底深く身を潜め、
夜の海は静寂の闇に覆われます。
・・・しかし。
そんな鉛のように重い海の中を、
集団で狂いうねり泳ぐ魚がいます。
その名は
ゴンズイ。
万物を狂わす力を秘める
スーパームーンの夜、
今回のお話は、
そんな夜に起こった、
少し怖い体験談です。
[続きを読む]
[続きを閉じる]
ちりん・・・・ちりん・・・・
『スーパームーンの夜、
ゴンズイ達は
悪魔
を呼ぶ。』
(・・・馬鹿げた話だ。)
(悪魔?オカルト?)
(俺はそんな事を信じる人間ではない。)
そんな時だった・・・
どこからか、
奇妙な
呼び声
が
聞こえた。
遠く反響するような音。
船の警笛のようにも聞こえるが、
誰かが助けを呼ぶ声にも聞こえる。
(もしかして、誰か海に転落したのか?)
水面を見渡す。
やはり誰も居ない。
海上には漁業用のウキが一つ浮かんでいるだけだった。
鳴り止まない呼び声。
周囲を見渡しても誰も居ない。
どこから声がするのかわからない。
「
誰かそこに居るのか!?」
私は海に向かって大声で叫んだ。
・・・すると、
呼び声がピタリと止んだ。
海は
再び静寂に包まれた。
(気のせいだったのか?)
ウキ?
そういえば、さっきまで
あんな場所にウキなんて浮いてたか?
私は突如、祖父から昔聞いた話を思い出した。
『深海からの呼び声には
決して答えてはいけない。
もし答えを返してしまうと、
深い海の底に連れて行かれる。』
全身に悪寒が走った。
冷たい手が
私の足を掴んでいた。
異形の顔が
ギジギジと音を立てる。
私の体は恐怖ですくみあがり
指先一つ動かすことも出来ない。
喉は緊張でつぶれ叫び声も揚げられない。
もはや抗うすべは何もなかった。
突如、陽気な電子音が静寂を切り裂いた。
気が付くと異形の手は消えていた。
足には深海のように冷たい触感が残っていた。
ポケットをまさぐる。
音の正体は
彼女からの電話着信だった。
体に精気が戻る。
私は電話を取らず、
着信音を極力大きくし、
震える足で逃げるように
車に飛び乗った。
家に帰ると、恐怖心も収まってきた。
(アレは幻だったのだろうか・・・。)
いや、
全てが現実に起こったことだ。
私はあの姿、臭い、冷たさ、恐怖をまだ覚えている。
そして彼女からの一本の電話が私を救ったのだ。
(彼女に今日のお礼を言おう。)
私は携帯電話のリダイヤルを回した。
私は携帯電話を置いた。
ようやく私は
その日起こった全ての事を
理解した。
👉Next:
夜のおともにゴンズイパイ
👉Prev:
危険な奴だぜ!
👉オススメ:
だいぶ、きがくるっとる
[ 2014/11/06 01:00 ]
フィッシング
投げ釣り
|
TB(0)
|
CM(27)
ショウサイフグ・アヌビス
👉Next:
新月の海、何かが起こる
👉Prev:
自宅でぐーふー
👉オススメ:
牛鬼ゴンズイ
👉オススメ:
当たればコイツも危険!
[続きを読む]
[続きを閉じる]
[ 2014/11/10 02:20 ]
釣魚料理メニュー
ショウサイフグ
|
TB(0)
|
CM(0)
おとなのあじ 『ゴンズイパイ』
<釣り編はこちら!>
『ゴンズイ』
触れただけでも激痛を生む強力な毒と、夜中に蠢くヌメリとした異様な姿から、
地獄で亡者を責め嬲る悪鬼のリーダー
『牛頭鬼(ごずき)』
を名前の由来に持つこの魚。
(※諸説あります)
恐ろしいイメージが先行しますが、実は
非常に温厚な性格
で、
釣り上げた後も優しく扱えば、毒針を閉まって許してくれるほど寛容です。
捕獲しない場合は怖がらず、ゆっくり掬い上げて海に返してあげてくださいね♪
無論、獲って食うべく
口に指をつっこみーの毒針をちょんぎりーのすると
激オコ
で暴れまくります。
毒針に刺されないようにしっかりグリップしましょう。
さて、毒針を切り落としたら、そのまま腹を裂きます。
腐肉食傾向の強い魚なので、なるべく釣って直ぐに内臓を出しましょう。
ちなみにゴンズイの表面のヌメリにはウナギと同じように
傷口や粘膜に触れると
炎症を起こす毒
が含まれています。
いや~僕この事をしらなくて、ゴンズイを触った手でおしっこをしたら
ナニ
が腫れて
酷い目に会いました。
三十路手前にもなって、
『おててをきれいにあらう』
事の大切さを知る事になるなんて・・・
痛みで死ぬというより
悶死です。
[続きを読む]
[続きを閉じる]
ゴンズイはアナゴやウナギと同じく、特に
『脂』
が美味しい魚です。
脂の乗りはサイズに比例するため、大きい個体のほうが持ち味を活かせます。
また、表面のヌメリからは生臭さがでるため
調理前に熱湯を回しがけヌメリを落としましょう。
ゴンズイは濃い味付けが合うため、醤油は
九州醤油
を使用しています。
酒、みりん、醤油を2:1:1で合わせ、生姜、砂糖を適量加えて完成。
定番の
『ゴンズイの煮付け』!!
身はしっとりとした食感ッ!
上品かつ甘味のある脂が口いっぱいに広がります!
さらに
素晴らしいのは、この出汁ッ!
ウナギのタレって美味しいですよね?
アレをさらに癖の無い上品な味わいにしたのが、
この
ゴンズイのタレ
です。
大根などを一緒に炊くと、これもまた絶品になります!
続いてゴンズイの
『フィッシュ&チップス』!
今回は頭と背骨を付けた丸ごとのフライと、
三枚に下ろしたフィレのフライを食べ比べてみます。
まずフィレの状態、
こちらは
無難に美味しい白身魚のフライ
です。
強いて言えば、ゴンズイの脂が揚げ油のクドさに負けて
個性が消えてしまったのが残念!
続いて頭と丸ごとのフライ。
・・・うん、やはり、
ゴンズイの真価は頭
ですね!
先に申し上げたように、ゴンズイは脂が美味い魚なのですが、
その
脂が凝縮しているのが頭部!
よって、煮付けや汁物にする場合は
いい出汁が出るため、頭を捨ててはいけません!
・・・・ただし、
毒針の付け根に当たる頚骨が
どえらい硬い
ため
スナック感覚でポリポリ食べるのは難しそうです。
(ん~・・・、煮付けや汁物以外で
もっと頭部の旨みを活かせる料理は無いものか・・・
う~ん・・・頭、頭、頭・・・・
・・・おッ!そうだ!
あの料理があるじゃないかッ!)
まず三枚に下ろした身を塩に1時間ほど漬け〆ます。
次に、多目のバターで
ゴンズイの頭
とニンニクを炒め、
油を出していきます。
ニンニクとゴンズイの頭を取り出し、みじん切りにしたタマネギをよく炒め、
小麦粉大さじ3を牛乳250mlで良く溶かしながら
ホワイトソース
を作ります。
「ホワイトソースにニンニク?」
と思われるかもしれませんが、
これが意外と合うんですよ。
炒めている間に、カボチャを電子レンジで蒸かして潰し・・・
ホワイトソースに混ぜて荒熱を取ります。
荒熱を取っている間に、パイシートを伸ばします。
そう、
今回の料理は
『カボチャパイ』
!
なんか、毎年この時期はカボチャのパイを焼いていますね。
パイ生地を型に敷き詰めたら、
カボチャソースと塩抜きしたゴンズイの身を交互に敷き詰めます
。
パイ生地で蓋をし、綺麗な
『お星様』
を模った装飾を施したら・・・
炒めた
ゴンズイの頭を並べて、
オーブンで40分程度こんがりと焼いて完成です!
『ゴンズイとカボチャのスターゲイジーパイ』!
ちなみに
『Star gazey pie(星を見つめるパイ)』
とは、
16世紀からイングランドに伝わる魚を用いた伝統的なパイで、
全世界がトミー共の料理センスの無さを嘲笑する
大英帝国の
栄光を称える
料理なのです!
まぁ
オーブンテーブルを周るゴンズイの頭は
星を眺めると言うよりも
『悪魔召喚』
みたいでしたが
・・・
とにもかく・・・いただきます!
・・・・・・んッ!?
よく、ゴンズイとカボチャは合うと言われますが、
パイにしてもその相性は変わらずGOOD!!
濃い目に塩漬けしたゴンズイは
甘いカボチャとパイ生地を引きたてるッ!!
さらに、アクセントになっているのは
頭部から染み出した油ッ!!
一緒に焼くことで
生地全体に油が染み、
ゴンズイの持ち味を発揮しますッ!!
今回はチーズを入れていないので口当たりは軽め、
こりゃ
『スイーツ』
としてもアリですね!!
いや~、なかなか美味しかった!
では最後に、飾りに使った頭に残った脂肪分を頂くべく、
その
ポッテリとした厚い唇にチューをしましょう!
・・・え?
「見た目が気持ちが悪いから嫌だ」
ですって?
貴方達ね!
そんな偏見はいけませんよ!!
いいですか?ゴンズイはですね!
凄くいい子なんですッ!
確かに初めて会った時は噂どおりの魔性な感じでしたよ。
しかし、しっかりと向き合って付き合ってみると、
その優しさっていうかな?
献身的なところに僕は惹かれたんです。
そんな彼女と出会って3年目のある日の夜、
いつもの帰り道を一緒に歩いていると突然立ち止まる彼女、
「どうしたんだい?」という僕の問いかけに対しても、
恥ずかしがりながらうつむく彼女は何も答えずに頬を赤らめた、
その意図を判断した僕は彼女肩に手を回し、
見詰め合う瞳・・・初めてのキスを・・・
・・・・あれ?
やっぱり俺、パラノイアじゃねーかッ!!
👉Next:
ゴンズイ様ゴンズイ様ゴンズイ様
👉Prev:
真っ暗な新月の日、不思議なことが起こる
👉オススメ:
えろさで言えば鹿子ちゃん
👉オススメ:
ヤバさで言えばクサフグ
[ 2014/11/13 04:00 ]
釣魚料理メニュー
ゴンズイ
|
TB(0)
|
CM(24)
ゴンズイ
👉Next:
猟友会に入らなくても保険って入れる?
👉Prev:
ちょっときけんな夜の味
👉オススメ:
生もいいでしょ♡
👉オススメ:
お汁もいいでしょ♡
[続きを読む]
[続きを閉じる]
[ 2014/11/17 02:17 ]
釣魚料理メニュー
ゴンズイ
|
TB(0)
|
CM(0)
2年目狩猟準備編!
~10月初旬~
委託保管先の銃砲店
にて
・・・それじゃあ、
『千葉県』
で狩猟登録
をしておくよ。
追加で他の都道府県も登録しておくかい?
「いや。色々迷ったんですが、まだまだ関東の地理に疎いので・・・
今期は千葉県だけで狩猟をしたいと思いますッ!!
」
そうか・・・ところで、
狩猟免状の住所変更
は済ませたかい?
「ええ・・・先月まで
狩猟免状にも氏名や住所の変更手続きが必要
な事をすっかり忘れていましたが大丈夫です。」
狩猟免許は都道府県共通だから、
住所変更を忘れる人が多いからね。
引越しの際はちゃんと変更しておかないと、
狩猟登録ができない
から気をつけないとね。
「
狩猟免状の更新
(3年間)も忘れないようにしないといけませんね~。
失効したら、また
試験からやり直し
ですし・・・。」
ま、これで書類はそろったから、
後は登録に必要なお金だね。
ええ~っと・・・
千葉県の第一種登録料、保険代などを合わせると・・・
(・・・確か散弾銃で狩猟をする場合に必要な費用って大体、
①狩猟税
(¥16,500)
②登録手数料
(¥1,800)
③ハンター保険
(¥5,000
※去年は¥4,000
)
④火薬類無許可譲受票発行手数料
(¥500)
⑤大日本猟友会費
(¥3,000)
⑥県猟友会費
(¥5,000
※県により異なる
)
⑦地区猟友会費
(約¥10,000
※登録地区により異なる
)
・・・で、合計
¥40,000
近くかかるんだよな~。
ううう・・・薄いフトコロがさらに寒くなるゼ・・・。
)
・・・
¥28,500
だね。
「え!?以外に安いッ!!
どうしてこんなに安くなってるんですか??」
それは、
猟友会に入ってない
からだよ。
[続きを読む]
[続きを閉じる]
「え?・・・猟友会に入っていないのなら、
『ハンター保険』
はどうなっているんですか??
確か、2010年に『個人向けハンター保険』を保険会社が扱わなくなってから実質、
猟友会に入会して共済保険に加入しないと狩猟が出来ない
はずですが・・・。」
・・・猟友会に入っても
『メリットが無い』
と言うお客さんが多いからね。
ニーズに答えて家では、希望するお客さんを束ねて
『団体契約のハンター保険』
に入っているんだよ。
「猟友会のメリット?」
猟友会に入会するメリットは、共済に加入できる事以外に、
①猟友会主催の射撃大会に参加
②キジやヤマドリなどの放鳥活動に参加
③有害鳥獣駆除活動に参加
あとは事務手続きの代行してくれる事だな。
「う~ん・・・確かに、これだけでは
休日に趣味で狩猟を楽しみたい
と人には、
入会のメリットが感じられませんね・・・。
でも、去年僕が福岡で狩猟をしていたときは
猟友会で知り合えた大物猟グループ
の人たちに
色々と親切にしていただき、とても勉強になりましたよ!」
確かに初心者の頃は
情報収集のため猟友会に入会する
事は大きなメリットだね。
しかし、猟友会に入ったからと言って、
必ず良縁に恵まれると言う訳ではないみたいだぞ。
猟友会内の確執や、縄張り意識の強い古参ハンターの嫌がらせで
結局ソロで狩猟をする新人も多いと聞く。
「う~ん・・・同じ猟友会なのに、
入った支部でサービスの良し悪しが決まる
ってのはマズイですよね~・・・。
例えば猟友会は、初心者に対して狩猟や射撃の講習会を開くなど、
入会のメリットを増やすことって出来ないんでしょうか?」
現状では難しいだろうな。なんせ狩猟人口は
最盛期の30年前に比べ1/3
だ。
人が減れば
会員数が減る。
会員が減れば猟友会費や共済費が上がる。
費用が上がればサービスが低下する。
サービスが低下すれば人が減る。
・・・悪循環だな。
「・・・市場原理ってやつですね。」
まぁ、ここ最近は猟友会と環境庁が主体となって、
各地で
フォーラム
を開いているようだな。
やはり、今必要なのは
狩猟人口を増やして、
狩猟界を再興する
事だ。
「ハンターが増えれば、情報交換もしやすくなり、
バライティー豊かな狩猟用具が安く出回るようになりますしね。
それに、無益な有害鳥獣駆除も減るでしょうし・・・
猟友会にはがんばってもらいたいですね!
」
(・・・・そう言えば猟友会。)
(少女マンガ原作のアニメ
に
宣伝を出していた
んだが、
一体、何層を狙ってたんだッ!?
)
・・・で、どうするかい?
もし猟友会に入りたかったら斡旋するよ。
「・・・いえ、僕も必要と思ったときに
自分から扉をたたきに行きたいと思います。」
そういえば、あんた。
預かっていたウィンチェスターM12を使って、
千葉で何猟をするんだい?
「あ、去年は
鴨撃ち
メインだったので、
今期は
『大物猟』
に挑戦したいと思っています。」
「ただ、僕のM12の銃身は
『30インチのフルチョーク』
なので、
スラグ弾を撃ちたくないんですよね~・・・。」
ウィンチェスター・・・ウィンチェスターM12・・・
ウィンチェスターのチョーク・・・
「どうかしましたか?」
あ、思い出した!
こいつを君にあげよう。
「うおッ!!こ、こ、ここれはッ!!」
「M12の
『26インチ・インプシリンダー(1/4絞り)』
じゃないですかッ!!」
「こ、こ・・・こんなレア物
どこにあったんですか!?」
いや~、あんたがM12を預けに来た後、
昔なじみの友人とこの銃の思い出話をしてたんだよ。
その時そいつが古いM12の銃身を持っている銃砲店を知っててね。
どうせ倉庫に眠っているだけだから、君に渡そうと思ってね。
まぁ、これを使ってみなさい。
「うおおおお!!ありがとうございます!!
これでイノシシと
『シカ』
を狙えますッ!!」
鹿・・・?
あ、千葉県では
鹿は自由に狩れない
ぞ。
(・・・・・。)
(えええええええっ!!
どどどどどどどうしてですかッ!?)
正確には千葉県では
『単独で鹿狩りはできない』
。
必ず
許可を得たグループ
で、
鹿捕獲の講習会に参加したハンター
が、
仕留めないといけない決まりなんだ。
「う・・・そ、そんな・・・
シカ・・・シカ・・・
『鹿肉』食べたかったのに・・・。
」
う~ん
・・・
厳しいかもしれないが、
友人が所属している千葉の狩猟グループ
に
今から参加できないか聞いてみようか?
「えッ!!ぜ、是非お願いしますッ!!」
ただ、鹿捕獲の講習会は平日だよ。
あんた、会社は休めるんかい?
「う・・・・平日ですか。
・・・
大丈夫ですッ!!
」
「鹿が狩りたいから」
なんて理由で会社休んだら
クビにならないかい?
「んまぁ~、その時はその時ですよ。
だいたい、
うちの会社って融通が利かないって言うか、
未だにバブル時代の古~い思想を引きずる
頭の固い体育会系人間が多いんですよね~。
現代社会じゃ仕事も趣味も両立できないとダメ。
そういう事がわからないようなら、うちの会社なんて
僕が会社をクビになるよりも先に、このグローバル社会
に取り残されて消えちゃう運命ですよ(笑)」
・・・あ~・・・そういえ
ば、
千葉で狩猟をしている友人、
確かキミの勤めている会社で
役員
やってた人なんだよね。
ちょっと後で、どんな会社なのか聞いてみようかね。
「・・・・い、いや~、
実は僕の会社、
人材が物凄くいいんですよ!
頼れる上司っていうか、付いて行きたくなるリーダー?
仕事にやりがいが持てるし、部下の評価も公正明大!
う~ん、なんだか残業がしたくなってきちゃいました!
忠肝義胆・忠君愛社!!
滅私奉公万々歳
\(^o^)/
👉Next:
補足で教えて!レミ先生!
👉Prev:
ゴンズイ様ゴンズイ様ゴンズイ様
👉オススメ:
家に
銃を置いておけないときは。
[ 2014/11/20 01:50 ]
ハンティング
ハンターへの道
|
TB(0)
|
CM(27)
学ぼう狩猟学!~野生動物管理編~
ウリカちゃん
ベネリちゃん
ウィンチェスたん
レミ先生
さて、今回の本題に入る前に
前回
の補足説明として、
『散弾銃のしぼり(チョーク)』
のお話です。
チョークってどんな役割があるか知っているかな?
[続きを読む]
[続きを閉じる]
はいはーい!
チョークは
銃口に付けて、
遠くを撃つ時
に使います!!
う、う~ん・・・
大体、そういう認識で大丈夫だけど・・・じゃあ、
チョークにはどんな種類があるかな?
ええっと・・・ええっと・・・
メーカーによって様々ですが、主に
チョークの無い『シリンダー』から
0.01インチずつ絞りをつけた『インプシリンダー』、
『モデ』、『インプモデ』、『フル』の5段階あります。
そうね!さらに細かく11段階に分けられる時もあるけど
だいたいその5段階がメジャーね!
また
先端が広がる『ネガティブ』、競技用に特化した『スキート』、
フルチョークよりもさらに絞りをつけた『ターキー』
なんてのもありますから覚えておいてね!
チョークは、発射された粒弾の
『集弾率』
を向上させます。
目安として
フルチョークはシリンダーよりも
有効射程が
1.5倍
ほど長くなる
と言われます。
あれあれ?有効射程が延びるのなら、
いつもフルチョークを付けていればいいんじゃないですか?
散弾の威力は当たった弾の数が多くなるほど強くなるわ。
よって、
ヒヨドリやキジバトなどの小型鳥類をフルチョークで撃つと、
集弾率
が高すぎて肉の損傷が激しくなってしまうわ。
また、比較的近距離を狙う場合は、収束した弾よりも広範囲に
散らばるシリンダーに近いチョークのほうが有効だと言えるわね。
また大型猟で使用する00バック弾などの大型粒弾は、貫通力を
高めるために、フルやターキーのチョークがよく用いられるわ。
状況と獲物に応じて弾だけでなく、チョークも選択していくこと、
これも銃猟の楽しみの一つですね!
ところで先生。
フルチョークでスラグ弾を撃つと、
銃身が破裂する
って本当ですか?
う~ん・・・実はその話題
、銃メーカーと弾メーカーで
意見が分かれている
のよね。
でも、大事な銃が破損する可能性が少しでもあるのなら、
フルチョークでスラグ弾を撃つのは控えるべきだと思うわ。
・・・・。
~~~~~~~~~~~~
~~
さて、前回少し触れたとおり
、千葉県では
①捕獲者と承認されたハンターが
②事前に申請したグループ内で
③承認された地区内でのみ
鹿猟の銃猟
が可能です。
また、チームの責任者は捕獲した鹿の性別、年齢(角の数)、
捕獲場所を集計し、猟期後に報告しなければなりません。
でも、なんで千葉県だけが、
こんなに
面倒くさい制度
になっているんだろう?
『シカが増えすぎて困っている』
から
獲り放題
の都道府県もあるのに・・・
確か千葉県もニホンジカが増加しすぎて
農林業の食害に悩まされているはずですよね?
本当にシカ捕獲を規制する必要があるんでしょうか?
千葉県が増加傾向にあるシカに対して
『鳥獣保護計画』
を立てて管理している理由は、
過去の失敗を繰り返さない
という姿勢からだと思うわ。
過去の失敗??
かつて日本は、軍需用毛皮の調達や戦後食糧難による密猟で
乱獲による野生動物の減少
が激しかったの。
また
1950年~70年代かけて起こった狩猟ブームで、
日本国内の野生大型獣類が激減
し、
特に首都圏に近い千葉県
では、
房総半島に生息していた
イノシシを
絶滅
させているわ。
そこで国が乗り出したのが、
『保護政策』。
例えば
全面禁猟
を始め、猟期の短縮、保護区の拡張、
または銃所持許可の規制強化など、野性動物を保護するために、
徹底した狩猟の緊縮
が行われたの。
そこまで規制を強化すれば、
野生動物の数も回復しそうですね。
増えたのは増えたんだけど・・・
ただ狩猟行為を規制しただけ
の
保護政策と言う名の
放任政策
は
現在問題になっている
有害鳥獣の大発生
を招く要因になったのよ。
こ・・・これは、凄い増加率ですね・・・。
そんなに増えているのなら、
また
バンバン獲っちゃえばいいじゃん~!
それがそうもいかないのよ。
保護政策により野生動物の数は増えたけど、
今度は狩猟が満足に出来なくなった
ハンターが大激減
したの。
特に1980年代、レジャーハンター層の20、30代の流出が激しく、
農林業被害が表面化し始めた2000年代には
狩猟人口が1/3に減少
しただけでなく、およそ
70%が60歳以上という超高齢化構造
を招いたわ。
でも、1980年代に若年層の狩猟人口が激減したのは、
『趣味の多様化で若者の狩猟離れが起こった』
からだって聞きますよ?
確かに、色々な説が考えられるけど、
人口推計、経済、森林山岳
が多い地理など、
日本とよく似た
『ドイツ』
と比較した際、狩猟人口が微増するドイツに対して、
日本狩猟人口の急激な減少は
『趣味嗜好の変化』
だけでは
説明が付かない現象ね。
また海外からの目から見ても、
日本の狩猟人口の超高齢化は
特に奇妙に写るみたいね。
(それにしても英語版wikiの『狩猟』の項目、日本の解説が2行だけって寂しすぎるわね・・・
誰か色々追記してくれないかしら。)
う~ん・・・ハンターを自由にさせすぎると乱獲を招くし、
野生動物を保護しすぎてもハンターが減り、異常発生を招く・・・
では、どのように野生動物を管理していけばいいのでしょうか?
やはり、獲物が多いから自由に狩らせよう、
少ないから保護しようと言った
『ON/OFF管理』
ではなく、
現在
千葉県が実施しているように
、
ハンターなどから随時情報を
収集し、科学的な分析を元に
鳥獣保護管理計画
を立てる
『フィードバック管理』
を継続的に行っていく
必要があるわね。
シカやイノシシ以外の動物も、しっかりと管理できるようになれば、
狩猟鳥獣が増え、色んなお肉が食べられるようになるな!
カモシカとかな!カモシカとかな!!
野生動物の多様性と生息数を確保し、安定して山の恵みを頂く。
適切に管理された狩猟文化を継承していく事が、
人と動物にいい結果を招くんですね。
・・・・。
👉Next:
レミ先生!(おばさん)
👉Prev:
猟友会に入らなくても保険に入れる?
👉オススメ:
教えて!エアライフル!
[ 2014/11/27 03:00 ]
ハンティング
ハンターへの道
|
TB(0)
|
CM(9)
|
ホーム
|
好評発売中!
エアライフルポータルサイト
ブログ村ランキング
毎週金曜日15時更新
@rakurou21さんのツイート
リンク
晴釣雨読~下ノ川ニ居リマス~
天然歩記~山菜・きのこの無名庵ブログ~
カレイ開幕 ごちそうさま。
モンタナの釣り日記(仮)
アッと驚くカメ五郎の日々
鳥獣魚我
勝敗兵家事不期(狩猟・釣り・日記とゲーム)
REDが東川町で本能のままに生活する日記
食料捕獲作戦!
四十の手習い
グンマーの狩猟日誌
葬儀屋マキさんの葬儀とは関係ない話
新とれとれ日記
りゅうしょうの射撃ブログ
アウトドアライフ万歳!
サラリーマン猟師の東京田舎あきる野Life
新米ハンター (タロウの~)狩りばか日誌 (仮)
日常とクレー射撃とハンティングブログ
トトロ遊戯
あとねなおこのあんな絵やらこんな動画
管理画面
このブログをリンクに追加する
最新コメント
:三日耐えたら醤油風味 『キツネうどん』 (04/24)
ジビエ:銃猟の教科書&はじめての狩猟 新刊リリース! (04/13)
110ito:銃猟の教科書&はじめての狩猟 新刊リリース! (04/11)
ジビエ:銃猟の教科書&はじめての狩猟 新刊リリース! (03/29)
信州猟師:銃猟の教科書&はじめての狩猟 新刊リリース! (03/28)
ライカン:もう一度、『オオカミ再導入論』 (03/20)
ジビエ:銃猟の教科書&はじめての狩猟 新刊リリース! (03/17)
検索フォーム
copyright © 2014 孤独のジビエ all rights reserved.
Benri-navi by
myhurt
Template by
FC2ブログのテンプレート工房