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～12月中旬～




「・・・ところで勢子君？」

はい？

「まだ18歳で銃を所持していないのはいいんだけど、
『狩猟免許』は持ってなくていいの？

あれも取得できるのは20歳からだよね？
狩猟活動をしているのに無免許ってまずいんじゃないの？」

え、え～っと・・・それは～・・・

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「いや、どっから出てきてるんだよ。」

よく一般の人たちが勘違いしている事でやんすが、狩猟免許は 狩猟行為を規制するものではないでやんす。

 

狩猟免許とは法定猟具を用いて狩猟行為を行う ためのものでやんす。 すわなち、非法定猟具（違法猟具）を使用しなければ、 猟犬の使役などの狩猟活動を行う事は自由でやんす。

「あ～・・・猟期と猟場内であれば、パチンコなんかによる狩猟は
免許がいらない自由猟だって聞いた事があるな～。」

言っとくでやんすが、パチンコや手づかみで捕獲できるほど 野生動物は甘くないでやんすよ。 安全性や動物に無駄な刺激を与えないためにも、狩猟は法定猟具を 使用する事が最善でやんす。 ・・・世の中には闇夜に紛れてナイフ一本でシカを仕留める 忍者のような爺さんもいるらしいでやんすが。

・・・まぁそんな話は置いといて、 要は動物を殺す事ばかりが注目されがちな狩猟の世界でやんすが、 銃の替わりにカメラを構えて参加してもいいし、 ただ猟犬と一緒に山を走り回るのも楽しみ方の一つでやんす！

「う～ん・・・でも身内ならともかく、
免許を持っていない人を混ぜてくれる狩猟グループってなかなか無いよね～・・・。

そうでやんすね・・・。 狩猟自体に色々な楽しみ方があっても、ハンターには動物を殺す 事だけが狩猟の楽しみだと考える人も多いでやんすよね。 狩猟がやりたい人達と現役のハンターの間で、 意見が交換し合える機会があればいいのでやんすが・・・

 

「いや、お前らは出てきちゃダメだろ。」

狩猟が有害鳥獣対策として重要な役割を担うようになってきた昨今、 一般の人達が狩猟文化やハンターと出会える場ってのは 増えてきているんだぜ。例えば・・・

これは行政が主催した全国的なイベントですが、 狩猟を題材とした民間の体験会や公聴会などのイベントは 近年各地で開かれているようですわ。

「ふ～ん、・・・でも、こういうのって主催者側が用意した人たちばかりで、
一般のハンターってあんまり集まらないんじゃないかな？」





「いや、お前は喋っちゃだめだろ。」

これまで局所的だった狩猟に関する情報を様々な分野の 人たちと共有して、新しいサービスや製品に繋げていこうという 試みも活発になっているからね！ 一般のハンターも多数参加しているよ！

「なるほど。現役ハンターも、ハンターを志す者も、
今後の狩猟の集いに関する情報を～・・・












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