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-別アーカイブ [ 2015-08- ]
フォクシー・レディー 『ヒヨドリの狩人風煮込み』 [2015/08/03]
獣じもの 弓矢囲みて [2015/08/10]
ベレッタA400 ユニコ [2015/08/17]
飲んでみた。だからわかった 『シカの血』 [2015/08/24]
おまけ 鹿男 [2015/08/27]
200万年前のいただきます 『シカの生肉』 [2015/08/31]
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フォクシー・レディー 『ヒヨドリの狩人風煮込み』
<前編はこちら>
『
ヒヨドリ
』
半日で僕が2羽、ミケさんは5羽ですか・・・。
やっぱり散弾銃が混じると猟果が落ちるんですかね?
いやいや、エアライフルでも鳥達の警戒心を
落ち着かせるブレイクタイムが必要だからね。
例えエアライフル持ちで十分な迷彩が出来たとしても、
この位が限界だよ。
・・・そもそも猟果にこだわる必要なんてないんじゃないかな?
テントの中で本でも読みながら、のんびりとした時間を過ごすのも
待ち猟の楽しみ方だと思うよ。
「まぁ、確かにそうですね。
一匹でも多く小鳥を仕留めたいなんて考えは
猟欲が強すぎて意地汚い感じがしますね。」
まぁ暇な時間はヒヨドリの羽でも毟って過ごそう。
「はい。」
「・・・・あ。」
「毛を毟ると
毛根に肉がこびり付いて
しまいました・・・。」
おっと、それは
ついさっき仕留めたヒヨドリ
だね。
小鳥は仕留めてすぐ、体温が高い内
に毛を毟ると
柔らかい脂層ごと抜けてしま
うんだ。
「カモの場合は
体温が残っている内に毟る
って言われますが、
ヒヨドリは
皮膚が薄い
からダメなんですね。」
逆に冷えすぎると毛根が縮まって毛が抜けにくくなるから、
だいたい
仕留めて1時間ぐらい置く
のがベストかな?
「なるほど。では、こっちのヒヨドリの毛を・・・・
「
うおっ!!なんだこれはッ!?」
ど、どうかしたのかい!?
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「こ、この
お尻
・・・」
「なんてセクシーなんだッ!」
ああ・・・
今の時期で
この猟場
のヒヨドリは
みんな
良く脂が乗っている
よ。
「僕が
去年捕獲したヒヨドリ
は
ほとんど脂が乗ってなかった
んですよね。
でも、なんで
これほど脂のノリに違いがある
んでしょうか?」
それは、ヒヨドリの
『食性』
が関係しているんだよ。
一般的にヒヨドリは果物を主食にする鳥だと思われているが、
実は季節(平均気温)によって食性が大きく変化する。
この時期のヒヨドリは
カロリーの高い植物性のエサを求めるから、
この猟場に沢山生えている
『ナンキンハゼ』
を食べて
皮下脂肪を増やすんだ。
ヒヨドリに限った事ではないが、目的とする動物に会う為には
その動物のその時期の食性を知り、
その餌が豊富にあるフィールドに行く
必要があるよ。
「なるほど~・・・。しかし
どうやって猟場を探すんですか?
食性がコロコロ変わるのなら
都合のいい猟場を見つけるのは難しいのでは?」
うん・・・まぁ私はハンターである以前に
『バードウォッチャー』
だからね。
「えっ?バードウォッチャー!?」
私が狩猟をするのは、今ぐらいの時期から猟期終わりまでの
1ヶ月半、エアライフルでの鳥猟だけだ。
それ以外の時期はバードウォッチングを行っている。
だからヒヨドリの食性の変化と、集まるエサ場を知ってるんだ。
「でも、ハンターとバードウォッチャーって
物凄く仲が悪い
って聞いてましたが、大丈夫なんですか?」
確かにバードウォッチャーにはハンターを目の敵にする人も多いね。
日本野鳥の会の中にはハンターを断る支部もあるそうだ。
でも、私は鳥が大好きだ。
もっと鳥達の事を知りたいと思ったから狩猟を始めたんだ。
結果、バードウォッチングだけでは見る事の出来ない鳥達の
姿を知る事ができたよ。
無害者のバードウォッチャーと捕食者のハンターとでは
鳥達が向ける視線はまるで異なってたんだ。
「へ~・・・しかし、
バードウォッチャーの中には偏狭な人が居る
んですね。
「コッチに向かって撃ってきた!」
とか
「密猟している!」
とか
嘘の通報をする人もいる
らしいですからね~。」
まぁねそういう人もいるけど・・・でもね、
ハンター側にも問題は多い
んだよ。
「え?」
ハンターの中には鳥を
『射撃の的』
ぐらいにしか
考えていない人も多いからね。
手当たり次第に鳥を撃つ
密猟
が横行
しているのが現状だ。
「特にエアライフルは
発射音が小さいから、
散弾銃よりも発砲しやすそうですよね。」
バードウォッチャーもハンターも、
共に
野生動物から楽しみを頂く存在
だ。
いがみ合って足を引っ張り合っているのではなく、
いつまでも楽しみが続けられるよう協力して自然を
守っていく活動が必要だね。
「そのためには、
ハンターはバードウォッチャーの技術や知識を学び
、
バードウォッチャーには狩猟の楽しみを理解してもらう事
が必要ですね。」
うむ。
それじゃあ、そんなジビエ君には
バードウォッチャーも唸る
絶品ヒヨドリ料理
を伝授してあげよう。
~~~~~~~~~~
~~~~~
~~
まず毛を毟ったヒヨドリを数羽用意します。
産毛が残っているようでしたらバーナーで焼きましょう。
はさみで肛門を丸く切り、首元まで開いたら、頭、足先を落とします。
次に砂肝を切り離して腸ごと取り出しましょう。
心臓、肝臓等は付けたままでもOK。
ヒヨドリを4分割し、じっくりと熱をかけていきます。
脂の乗ったヒヨドリからは大量の油が染み出してきます。
十分に油を出したら、さいの目切りにしたナスビを加えて炒めます。
ナスビにある程度火が通ったら、
トマトジュースと白ワインを同量加えてじっくりと煮込みます。
ヒヨドリの油が乳化し、ソースにとろみが出るまで煮込んだら
塩胡椒で味付け乾燥バジルを振りかけて・・・・
完成!
『ヒヨドリのカチャトーラ
(狩人風煮込み)
』!!
おおおっ!このヒヨドリの肉ッ!
ただ焼くだけでは少々レバーっぽさが強かった食味も、
トマトの風味が打ち消してくれれている!
ガラからいい出汁が出るのか
ナスがふんだんに旨みを吸って輝いているっ!
これは確かに素晴らしい一品だッ!
・・・・しかし、
実はこのヒヨドリのカチャトーラ・・・・
真価を発揮するのはココからですっ!
『ヒヨドリのカチャトーラライス』!!
うおおおほほほほーーーーッ!!
う、嘘だろ!?ヒヨドリの油が
これほど『ご飯』に合うとはッ!
チキンカレーっぽい?いいや違うねッ!
ヒヨドリの油は鶏よりもさらに粒子が細かく、
米の分子間を流星群のように駆け抜けるっ!
甘美で芳醇で、そして旨みの爽やかさが違うッ!
ヒヨドリ・・・以前、出会った時は
スパイキーヘアの悪たれ小娘
だと思っていたが、
時期と猟場によってこれほど
セクシーに変身
する
とは思ってもみなかったぜ・・・
バードウォッチングだけでは知る事の出来ない
ヒヨドリの魅力
、
ハンティングでしか味わえない
『食』という愛の世界
を・・・・
”ARE YOU EXPERIENCED?”
👉Next:
鹿を狩る、仕留める
👉Prev:
迦陵頻伽(かりょうびんが)
👉オススメ:
いろんな鳥ジビエたべくらべ
👉オススメ:
脂といえば、やっぱりイノシシ
[ 2015/08/03 00:00 ]
アライグマ
ヒヨドリ
| TB(-) |
CM(6)
獣じもの 弓矢囲みて
2015年1月中旬
全員持ち場に着いたな?
イヌをかける(放す)ぞ。
(・・・・・・静かだ。)
(雪は音を吸収すると聞いていたが、
こんなにも
・・・
無音になるんだな。)
(聞こえるのは・・・・・
自分の呼吸音と心臓の音だけ。
目を閉じるとまるで・・・・
この世界に自分の心臓だけが浮いている・・・・
そんな不思議な感じがする。)
(!?)
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(・・・・・・・・、
な、な~んだ。)
(木から雪が落ちる音だったのか・・・・。)
(こんなに静かだと・・・
・・・すごく音に敏感になるんだな。)
(・・・・・
ん?
)
(鹿だっ!
2匹・・・
こっちに気づいていない?)
(・・・じゃれ合っている?)
(2匹とも遊びに夢中で
こちらに気が付いていないのか?)
(迂闊なヤツめ・・・・・
距離は
20m?
20mだったら・・・・
照星ひとつ分を上目に狙って・・・・・)
すぅーーーーー~ッ・・・・・
(ッ!?)
なぜ動かない?
さっきまで遊んでいた仲間が死んだ
後ろのヤツは仕留めた!
親や子供だったかもしれない
次はオマエを仕留める!
二匹も殺す必要があるのか
この距離なら確実に当たる!
また命を消し飛ばすのか
撃つぞ!
撃つな
逃げるな!
逃げろ
(しまったっ!逃げられたッ!)
(・・・・・・・。)
(・・・まぁ、どっちだって変わらない。
あの二匹の運命は決まっていた。)
(ハンターが、
この山を
包囲した時には既に。)
👉Next:
小さくたって、すごいんダワ!
👉Prev:
鳥のジビエを食べ比べしよう!
👉オススメ:
はじめて仕留めた獲物はカルガモだった
👉オススメ:
箱罠にとらわれたイノシシを仕留める
[ 2015/08/10 00:00 ]
ハンティング
巻き狩り(大物猟)
| TB(-) |
CM(12)
ベレッタA400 ユニコ
👉Next:
シカの血を飲んでみてわかった・・・『甘い』
👉Prev:
獲物を仕留める、その心境
👉オススメ:
べねりちゃん!スーパーチェンジ!
👉オススメ:
血塗られた歴史
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[ 2015/08/17 00:00 ]
ハンティング
猟銃
| TB(-) |
CM(0)
飲んでみた。だからわかった 『シカの血』
<前半はこちら>
「もしもし、ジビエです。
鹿を仕留めたんですけど、これからどうしたらいいですか?」
なんだ、今日は鹿ばっかりだな。
とりあえず獲物を冷やしておいて、
撤収の合図があったら一人で引き出してくれ
回収用のソリは後で持っていくから。
「ええっと
・・・
、でも、
どこで冷やせばいいんですか?
この辺り水場ってありませんでしたよね?」
ブリーフィングで何を聞いてたんだ?
周りをよく見てみろよ。
(周り?)
「あ・・・・。」
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(
処理の方法はイノシシと同じ
だな。
まずは腹を裂いて、肋骨を開いて気管を切る・・・・
・・・・ん?)
(血・・・・まだ温かいな。
そう言えば
シカ肉が臭くなる原因
は、血液自体が臭いのではなく、
冷却不良で血が腐敗するから
って聞いたな。
確かに血液はソースの材料にしたり、
中国では生のまま飲むって聞いた事があるが・・・。
チョット気が引けるが物は試しだ・・・・・
・・・味見してみよう
。)
(・・・・・・。)
「こ、これはッ!」
鼻腔を抜ける清清しい風味、まるで
快晴の大草原にダイブしたような香りだッ!
そして・・・
甘いッ!
まるで砂糖のように甘いッ!!
おそらく高い持久力と瞬発力を持つシカは血中のブドウ糖度が高いんだろう。
だからこそ、シカの血は微生物の繁殖が早く腐敗もしやすいんだろうな。
今回は血液を持ち帰る手段がないが
、シカの血・・・
恐ろしいポテンシャルを秘めた食材だ!!)
~~~~~~~~~
~~~
~~~
~~~
※ショッキングな画像が続きますので、画像の開示には十分ご注意下さい。
(・・・・よし、ひとまずこれだけ雪を詰めておけば大丈夫だろう。
それにしても、
シカの内臓はイノシシと結構違う
んだな。
特に、このひときわ大きな臓器は一体何だろう?
試しに中を見てみるか・・・・・。)
「ムッ!?」
(牧草を発酵させた
サイレージ
のような臭い、
そう言えばシカもウシやヒツジのように
反芻する動物
だったな。
ヒダヒダの表皮を剥げば牛のミノのようになるのか?
その前に、
この発酵臭をどう処理するかが問題
だな。)
(と、いう事は、これに繋がるのは第2,3,4の胃か。
このハニカム構造の臓器は、多分
『ハチノス』
だな。
3つ目と4つ目の名前は・・・・なんだっけ?
焼肉屋でもよく食べるのはミノぐらいだしなぁ~・・・。
どんな食味か気になるな。)
(・・・・・ん?この臓器は一体?)
(子宮か。)
(・・・・・・。)
おーい、ソリを持ってきたよ。
下の山道まで車をまわしておくから、
後は一人で下ろしてくれ。
「あの~、内臓って全部持って帰っていいですかね?」
内臓を全部?いや、ダメだ。
今日は獲物も多いから処理する時間がないよ。
全部ここに埋めてきなさい。
「やっぱり埋めないといけないんですかね?
その~・・・・なんか埋めるのが忍びなくて・・・
・・・ほら。」
ああ、じゃあ、なおさら埋めなさい。
後はこの森の動物が食べてくれるから。
無理に持ち帰って、結局焼却炉で灰になるほうが忍びないだろ?
この森で生まれた命は、この森に返してあげるのが一番だ。
「・・・はい、わかりました。」
(とにかく早く引き出さないとな・・・・
それにしても
一人で担ぎ出すのは大変
だ・・・・
ぬぬぬぬ・・・・)
(ハァハァハァ・・・・
こんなに倒木があったら、ソリじゃ進めないじゃないか!)
(ああっ!ストリンガーが壊れたッ!
・・・こうなったら
最後の手段ッ!!
)
お~い、ジビエ君。
今どこにいるの?手伝いに行こうか?
ハァ・・・ハァ・・・
い、いえ、
もうすぐそこまで来ています・・・・
ゼェ・・・ゼェ・・・
あ、
今林道に出ました・・・
!!
「お、遅れてすいませ・・・・ん・・・・。」
おいおい!そんな持ち運び方してたら、
体中ダニだらけ
になるぞ?
👉Next:
あんた、すっごく鹿臭いッ!
👉Prev:
獣のように、シカを追う
👉オススメ:
ミロクさん家とベレッタさん家
[ 2015/08/24 00:00 ]
アライグマ
ニホンジカ
| TB(-) |
CM(12)
おまけ 鹿男
👉Next:
生肉を食べてわかった『いただきます』の意味
👉Prev:
ちっさくたって、すごいんだわ!
👉オススメ:
シカの血で作る、『スイーツ』?
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[ 2015/08/27 00:00 ]
アライグマ
ニホンジカ
| TB(-) |
CM(4)
200万年前のいただきます 『シカの生肉』
<狩猟編はこちら>
「はぁ・・・はぁ・・・・。」
どうした、いやに疲れた顔をしているな。
「い、いえ、山に登ってシカを撃って、下処理して担ぎ出す・・・
初めて猟場で大型獣を仕留めた
という興奮も合わさって、
なんだかドッと疲れがでちゃいました。」
そう言えば今お前が解体している獲物、
初めて自分で仕留めたシカだったな。
・・・
なら、
これを喰ってみろ。
「これ・・・・
てっ!
『生肉』
じゃないですか!!
ご存じないんですか?ジビエの生食は
E型肝炎や寄生虫の感染リスクがあるんですよ!?
それに食中毒だって、
まぁ、無理にとは言わん。
が、なぜハンターには食中毒のリスクを知っておきながら
生食を止められない人がいるのか、
その理由がわかると思うぞ。
「・・・・・。」
「・・・・・た、食べてみます。」
(・・・・・・・
こ、これはッ!!)
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(まだほんのりと残る体温、
舌に絡みつく生肉の感触、
そして、生食と言う禁忌を犯す背徳感ッ!
『淫靡』
なりッ!!
(いやッ!
待て!?
果たしてこの印象・・・・・・・
官能的な理由がすべてか?
以前、生のシカ肉を試しに食べてみた事はある。
凍らせたブロック肉を薄切りにした
『シカ肉のルイベ』
あれは
美味しかった。
・・・がッ。
この
死後硬直もしていない完全生肉
は、
美味しいとか不味いとか、
そういう次元の話ではないッ!!)
呼応するッ!
脳
が
呼応するのだッ!
生肉の細胞を
犬歯が引き裂くたびにッ・・・
生きた体液が
喉を通る度にッ・・・・
脳が、
えもいわれぬ満足感に打ち震えるッ!
これは・・・
これはもしかして・・・・・
生存欲求!?
エサにありつけたという
喜び?
この肉で明日を生きながらえるという
安心?
性欲と同じ原始的な欲求の
開放感!?
今の感情をなんと表現していいのか・・・・
適切な単語が日本語には見つけられないッ・・・
・・・いや、
『言語』に無いッ!?
『おいしい』
と言葉で表現する事は、
食事の見た目や匂い、味、食卓の雰囲気などの
総合的なインプットを
大脳新皮質
で処理して
導き出す学習行動である。
しかしッ!
この生肉は人間の
『古脳』
をダイレクトに刺激するッ!
言語では表現できない
『生を喜ぶ』
という感情をォ!!
・・・・しかし、本当にこの感情は言語で表現できないのか?
なにかあるような気がする・・・・
何か・・・・
何か
適切な表現
があったような気がする・・・・
・・・・おい。
「あ。」
どうだ?
「いえ~・・・・えぇ~っと・・・・
美味しいとか不味いとか、
そういう言葉には表し辛いんですが、
何というかこれまでに感じた事のない感じと言うか
表現できそうな言葉がないと言うか~・・・
・・・・・・。
『いただきます。』
って・・・・事なんですかね?」
「神に感謝」でも、「仏の恵み」でも
あえて言葉に表すのなら
、表現方法は色々あるだろうな。
この肉から得られるのはただ・・・
『喜び』
そのものだ。
「そ、それにしても、シカの生肉・・・凄いですよね~。
もっと多くの人にこの感動を味わってもらうために、
レストランなんかにも出さればいい
んですけどね!」
いや、それは反対だ。
「え?どうしてですか??」
・・・・お前、
この生肉を
何切れも
喰いたいか?
「あ~・・・・・・いえ、
一切れで十分
です。」
三食不自由なく喰える現代人にとって、
生きた細胞はエネルギーが高すぎる
。
山でヘトヘトになったお前が1切れで十分だと思うものを、
レストランに足を運んだだけの人間が何切れ食べれると思う?
「・・・・・おそらく、
一口で吐き気を催すでしょうね。」
まぁ、時間が経って細胞が死んだ
『刺身』
は別物だが・・・
食中毒のリスクを冒してまで食べる代物では無いと俺は思う。
シカ刺しなんて、味は馬肉と大して変わらんぞ。
「生肉食を止められないハンターが居るって話でしたけど、
確かに食中毒や栄養うんぬんで説得できるレベルの話ではないんですね。」
人類が肉食をするようになってから200万年、
科学で物事が説明されるようになって200年だ。
DNAに刻まれた時間が違いすぎる。
ヒトの感情なんて、科学で説明できる事の方が少ないだろう。
漢方薬が、なぜ効くのかわかっていないのと同じだな。
・
・
・
・
(思い出してみれば、狩猟を始めて今日まで約2年間、
狩猟の世界は不思議で満ち溢れていた
・・・
。)
2014年度の猟期終了まで残り半分(1カ月半)。
狩猟の世界に秘められた数々の謎を探る・・・
「ほげぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」
👉Next:
足袋の発祥、シカ足娘
👉Prev:
シカの血って・・・『甘い』
👉オススメ:
食中毒、気を付けよう
[ 2015/08/31 00:00 ]
アライグマ
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