ついにやってきました、教習射撃!!去年の1月に初心者講習の申請を行ったので、ここまで来るのに丸1年かかりました。
いよいよ今回は実弾を使用した実技試験。
当然銃など触ったことも無いため、緊張しますが、
何としても一回で突破しなければなりません!!
な~んせ講習費は弾代合わせて 36,200円!!
福岡県立総合射撃場、平日午前9時。
今回受講したのは私を含めて3名。
1人は更新を忘れた70代男性、
もう一人は初心者講習で会ったことがある
元フランス外国人部隊の『シゲさん(仮名)』。
ちなみに年齢は私より2つ上のアラサーで、
20代前半の頃に渡仏し、2年間傭兵を勤めていたつわものです。
30分ほどの安全に関するビデオが終わり、
目の前に置かれたのは
上下二連散弾銃。
これが銃・・・
手に取ると、モデルガンとは全く違う重量・・・(む・・・お、重い!!)(しかし、どうやって扱えばいいんだ!?)
(いきなり
『構えてみて。』とか言われたら困るな・・・・)
はい、分解して。 |  |
(えぇーーーーーー!?ぶ、分解!?)教官兼試験官から出た言葉は、
まさかの銃分解・組み立て試験開始の合図。んな、初めて銃を触るのに判るわけないぞな!?シゲさんとベテランさんを見ながらとりあえず見よう見真似で銃を分解・再結合。
初めは戸惑いましたが、銃の分解と言ってもバラすのは
先台、銃身、機関部の3パーツに分けるだけ。何も難しいことはありませんでした。

部屋を後にし向かった先は
スキート射撃場。
いよいよ実射!
3ラウンドの練習射撃の後に試験が行われます!
さて、ここで試験の概要を説明しましょう。

スキート射撃場は上図のように、8箇所の射台、2箇所のクレー射出口のある、
約20mの半円形のフィールドで行われます。
試験では射出される1枚のクレーに対して1発の散弾を使用します。

1,2,3番の射台は、ローハウスより4回づつクレーが射出されます。

6,7番の射台は、ハイハウスから4回ずつクレーが射出されます。

最後に7番の射台で、ローハウスから5回クレーが射出されます。
つまり4番、5番射台を外した、1,2,3,6,7番射台で4回づつ=20回。
最後の7番で5回の合計25回クレーが射出され、
25発中3発HITすれば合格となります。ちなみに教習射撃にはスキートと
トラップ射撃があり、
県によってどちらで試験が行われるか違います。
福岡県は必ずスキート射撃になるようです。

(う~む・・・)
(25発中、3発当たれば合格・・・)
(簡単そうに聞こえるが、思った以上にフィールドが広いんだよな・・・)(初めて銃を触るのに、いきなり撃てって言われても当たるわけ無 はい、撃って。 |  |
(えぇーーーーーー!?) 準備ができたら 「はい」って言って。 クレーを射出するから。 |  |
「え?あ、はい。」
シュパッ!・・・・(えぇ!?もう射出された!!)(とりあえず足を肩幅に開いて銃底を肩につけて頬をつけて)(照準とかよくわからないがクレーを狙う!!)(・・・・・。)
(あ?・・・あれ?クレーどこ行った??)「・・・・・クレーどこ行きました?」 ・・・・ |  |
とりあえず引き金引いて。 |  |

(うわ!うわっ!!すごい音!!)(しかし、思ったよりか反動はきつくないな・・・。)持っていたカナル型のイヤホンを耳栓代わりにして耳を保護。
2発目、3発目はまぐれで当たるも、
イマイチ照準が合いません。
さて、突然ですが皆さん自分の効き目を知っていますか?ご存知で無い方は、以下の方法で自分の効き目を確かめてみてください。

上図のように下図のクサフグを、
両目で見ながら手を円にして囲って見て下さい。

この状態で
左目を閉じ、右目だけでクサフグを見たとき、
円の中に納まって見えれば貴方の効き目は
右目。
円から外れて見えれば貴方の効き目は
左目になります。
散弾銃には照門やスコープが付いていないため、この効き目が重要です。

散弾銃の照準は、
効き目(図では右目)で中間照星、照星が一直線になるように構えます。
(照星が中間照星に丁度隠れる状態に構えます。)
その状態を保持したまま射撃対象にフォーカスを合わせ、
照星と対象が一致したときに引き金を引きます。(距離が離れている場合は先を狙って撃ちます。)
なお動く対象を追うときは、効き目と照星の位置関係を崩さないようにし、腰だけで上半身を動かして目標を追います。
さて、練習でなんとか照準が合うようになり、迎えるは第4ラウンド
いよいよ試験本番・・・!
試験の結果は・・・・16発命中で問題なくクリアしました!とりあえず一安心ですが、今後の課題も多く見受けられました。

上図は今回のスコアカードで
『○』が外れ、
『/』が当たりです。
2番、3番の命中率が芳しくありません。
どうも右から来るクレーに弱いようです。
また、今回の試験では構えた状態でクレーが射出されますが、
実際の猟では獲物が飛び出してきたら、
とっさに照準をつけなければなりません。今回、銃を下げた状態から照準をつけるのにかかった時間は
平均約5秒。
相手が鴨なら、はるか彼方に飛び去っています。狩猟を始める前に、かなり練習が必要です!とにもかくにも、これで銃所持のお膳立てはそろいました!!
ようやく私もハンターだ!!
・・・・って、忘れてませんか?銃猟をするためには、もう一つの資格。ハンター試験に合格しなければならないことを。
👉Next:猟銃はひと段落、次は狩猟免許試験だ!
👉Prev:実技試験の前に、まずは申請を
👉オススメ:クレー射撃、楽しいよ👉オススメ:狩猟の始め方は、こちらでもっと詳しく解説
効き目は右でした。
とっても良くわかる解説だったので
猫をぽちっとしておきました。
カモ鍋や鴨すきが食べられる日もまもなくですね。
>>れおんさん
私も右目利きでした。
ハンター試験に通ったら、しっかり練習をつんで今年こそはハンターデビューを目指します!
あ、『ぽちっ』と言えば、猫の吹き出しを次の記事のリンクと間違って踏まれた方が多いみたいですね。
間違えて踏まれた方は申し訳ございませんでした。
この場を借りてお詫び申し上げます。
教習合格おめでとうございます。25発中16発命中とはタダモノではありませんね。もしかして実は経験者ですか?
気になるのは外人部隊出身のシゲさんのスコアですね。実はジビエさんより悪かったりして。実は外人部隊で経理をしていましたみたいな。
さらに70歳の方はマトモに初心者講習に合格されたのか...。いや、余計な詮索はやめましょう。
さて次は所持申請ですね。『RDI Striker 12』を『RDI Striker 3』に改造してもらってから輸入し申請してみてください。あっと全長が短すぎるからNG?
>>海流美丸さん
シゲさんは20越えていましたね。
「FAMASとは違う」と言ってましたね。そりゃそうでしょうね・・・
Strikerはブチ重なので、使えないでしょうねw
ところで、銃砲店でレミントンM870を見かけたのですが、
海流美丸さん、レピーターはどんな感じですか??扱えますか??
シゲさんはホンモノのプロフェッショナルだったのですね。大変失礼いたしました。
レミントンM870はまだまだ私も練習中ですので、あえて申し上げない方がよいかと(正直、まだ実猟で慌てそうです)。
私の場合、当初銃砲店の店主さんからは猟をするなら自動銃と言われていたのですが、たまたま声を掛けて頂いたプレデター遠藤さんの『自分で確実に操作する感覚』という言葉に魅力を感じてM870に決めました。
銃砲店の店主さんは、私がM870にすると言ったら、チャクリ銃は実際に猟場で慌てずにチャくれるか...最初はそのあたりが難しいからまぁ使ってみねぇと笑っていましたが、確かに二発目はナカナカ。
ただM870は未だに現行モデルとして販売されているので、操作性や信頼性は高いのだろうなぁという想いはあります。
ジビエさんは私より遥かに銃の知識をお持ちのようですから、選択肢が多そうで迷いそうですね。銃は試し撃ちをして選べないので、自分が気に入る理由があればそれが正解なのかなぁと思いませんか?
>>海流美丸さん
やはりレピーターは難しいですか・・・。
私も銃砲店で「チャクリは慣れないと難しいから・・・」とアドバイスを受けましたが、
それはどんな銃でも同じような気がしますし、『自分で確実に操作する感覚』
と言う言葉に、私も非常に心惹かれます。
ただし、事故が起こってしまったら取り返しがつかないのも事実・・・
う~ん・・・もう少し情報集めですね・・・。
銃の知識?踊るスナイパーが出てくるようなゲームで仕入れた知識です。
ニワカですよw
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