遺伝子レベルで同じ味!? 『ギンブナの甘露煮2』

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それにしても不思議だなぁ~・・・・・














・・・あ!どうも、みなさん。
今回は予告の通り『ギンブナの甘露煮』を作ろうと思うのですが・・・

ちょ、ちょっと『これ』を見てください!


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ほらね?この2匹のギンブナ、
『顔がそっくり』でしょ!?
















・・・え?
「魚の顔の違いなんてわかるかっ!」ですって?

いえ~、よ~く見たら違いますよ!
眉毛の形とか、鼻の高さとか。



しかし、『世界には自分と同じ顔をした人間が3人居る』って言いますが、
このギンブナの顔がそっくりなのは、ただの偶然なのかなぁ~・・・










いいえ!
それは偶然ではありませんっ!

 


「!?」













       \なぜなら!/

ギンブナちゃん1






     \私たちギンブナは!/
ギンブナちゃん2












クローンなのです










「・・・は?」






『クローン』?双子や兄弟とかじゃなくて?」










正確には、母親と全く同じ遺伝子を持つ生物、
つまり『母親のクローン』です。
兄弟はお互い遺伝子的に異なりますし、双子は親と遺伝子が異なります。

 





「し、しかし・・・『クローン』だなんて、どうやって生まれてきてるの!?」
「も、もしやアメーバーみたいに『細胞分裂』するんじゃ!?」












(ギンブナの内臓(卵))


いいえ。私たちは卵生です。
ただし、子供がオスの遺伝子(精子)とメスの遺伝子(卵子)を引き継ぐ、
いわゆる有性生殖ではなく、
卵子の遺伝子のみを子供が受け継ぐ雌性生殖を行います。


 



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「ほとんどの動物は上の図のように、オスとメスのいる有性生殖だね。」








3倍体

「うぅん・・・・。詳しくわからないけど、『卵子だけで子供が出来る』って事だね。」








私たちギンブナは、地域により2倍体(オス・メス)と
3倍体(メスクローン)が混在して生息しています。
その割合はまちまちですが、
関東地方に生息する
ギンブナは全て『クローン』だそうです。

 







「ちょ、ちょっとまって!今の説明だと、遺伝子情報は関係ないものの、
卵子が細胞分裂するためにはオスの精子が必要なんだよね!?

なぜ、関東のギンブナはメスだけで生存し続けているの!?
生まれてくるクローンが全てメスなら、
オス(精子)が足りずに絶滅しているはずでしょ!?









精子は卵子に入り込む能力さえあればいい
ので、近種のキンブナやニゴロブナ、またコイやドジョウなど
コイ科の魚の精子であれば発生できます。

 






「な、何ぃ~!『同じ科ならOK』って、
『ヒト』で例えるなら、オラウータンの精子を使っているようなもんだぞっ!?」
「なぜそんな種の壁を越えるようなことが可能なんだ!?」










 \なぜならそれは・・・・!/

なぜならそれは

























よくわかっていません。

 

「わかんないのかよっ!!」
















・・・さて。料理に移りましょう。
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ギンブナの下処理をして荒塩をして冷蔵庫で半日寝かせます。







このギンブナを表面に焦げ目がつくぐらいに焼きます。

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今回、上のギンブナは鱗を剥ぎ、下は剥がないで調理します。

コイ科の魚は『しっかり火を通せば鱗が旨い』と聞いていたので、
今回は食べ比べてみましょう。




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圧力鍋に水:酒:醤油:みりん=4:2:1:1、砂糖大さじ2、
しょうが少々を沸騰させて焼いたギンブナを投入し、圧力を掛けます。







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2年前に食べたときは小骨が固かったですからね。
圧力鍋で加圧15分、減圧10分でどのように変わるか確かめてみましょう。












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さぁ!作り方は同じでも2年前と比べて、
少しは自分なりに工夫しましたよ~!




・・・では、
まずは『鱗無し』のほうから・・・・

いただきます!!


















・・・・・っぐっ!!








これはっ!!












くさい

川魚特有の臭さと言うか、淡水に生える藻に似た臭み!
かなりの臭さだっ!!




おかしいな・・・2年前に食べたときは、臭みは無かったはずだが?











imgp2617.jpg


試しに『鱗付き』のほうを食べ比べ・・・・
いただきます。
















あれ!?まったく臭くない!
身はホッコリして甘味がある!
特筆すべきは『鱗』!サクサクとした食感があり、
普通の魚には無い独特なアクセントだっ!!

小骨も圧力鍋のおかげか、柔らかく食べやすいぞっ!





しかし、なぜだ!?
なぜ同じ場所、同じ時期、同じ調理法、同じようなサイズ・・・
あまつさえゲノムまで同じ魚なのに、
臭みに違いがあるんだ!?










・・・あっ!











思い出した!この2匹の大きな違い!













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実は、臭い方のギンブナ
(写真上)は『野締め』!
対して臭くなかったギンブナ(写真下)は、
家に持ち帰るまで活きていたので『活き締め』にし、
よく血抜きをしていました!





なるほど・・・全く同じ食材を少しだけ条件を変えて調理すると、
違いが明確に見えてきて勉強になりますね!
また血抜きなどの下処理はフナ料理に必須ということを覚えておきましょう!


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ジビエさんこんにちは!

絞め方って本当大事ですよね。

昨日は神経締めしたクロを刺身にして嫁に食わせたらウマイウマイ行って全部たいらげました。

いずれはフナも神経締めして料理するジビエさんに期待します!

[ 2013/06/13 16:03 ] [ 編集 ]

あかぁ~ん。
クローンちゃんにやられたぁ~
声想像しただけで。。。萌える~

http://kurousaleon.blog39.fc2.com/blog-entry-1020.html
似たやつ釣ってた記憶がよみがえる~
[ 2013/06/13 20:19 ] [ 編集 ]

かっちん

大変です!


ポイ太郎にライバル出現です!

黒崎ワールドが名称を「キャスティング」 大規模な攻勢に出てる感じです。

キャスティングの釣り女子のブログ見たけどポイ太郎のより数段見やすくてかわいい!


北Q州釣具店、戦国時代到来かも
[ 2013/06/13 21:41 ] [ 編集 ]

Re: コバさん

神経〆・・・!?
そういえば脳天締め、エラを切って血抜きまではやりますが、
神経までは〆たことがありませんね・・・
やり方も難しそうな気がしますし。
しかし『神経〆』、これは今年中に挑戦してネタにしてみますね!

今週末は久しぶりに海釣りです♪(赤いヤツ編はすでに構成があるので)
[ 2013/06/13 21:57 ] [ 編集 ]

Re: れおんさん

『クローン』をキャラにするには、人間の頭じゃないと無理ですね~
色んな絵を描くのは面白いです。

マブナとヘラブナの混種の『半ブナ』ですか・・・
ウサギでは『ノウサギ』と『アナウサギ』は属が違うので繁殖できないはずですが、
フナは属が違っても混種が出来ることがあるんですね。おもしろいです。

ちぇりーちゃんの所属する大学に、また一つ学科ができました。
[ 2013/06/13 22:17 ] [ 編集 ]

Re: かっちんさん

あ~。あの店・・・吸収されたんですね。
チラシをポイ太郎のところに持っていって値引き交渉しましょう!
ヤ○ダ電気みたいに。

女子ブログぅ~?
僕、『ニワカ釣りガール』は許せない達なんですよ!

・・・ちょっと、ブックマークしてきます。
[ 2013/06/13 22:25 ] [ 編集 ]

野締めと活締めの食べ比べお疲れさまでした
やっぱ締めて血抜きなどの下処理は大切ですよね

そうそう、ジビエさんを真似してナマズをムニエルにしましたが美味しかったですよ~


ギンブナの生態ぜんぜん知りませんでしたは(^_^;)
興味深いっす
[ 2013/06/14 08:14 ] [ 編集 ]

ギンブナにはそんな生態があるんですね。全く知りませんでした。クローンっていうことは進化もしないのでしょうか?
[ 2013/06/14 16:44 ] [ 編集 ]

Re: モンタナさん

本当は鱗付き・鱗無しだけを食べ比べるつもりでしたが、
いい発見がありましたね。血抜きをしないと全く違いましたよ!

『ギギ』も蒲焼で食べられてましたよね!北部九州には分布しているのかな・・・?
今度釣れたナマズは、是非『ナマズ麺』で御賞味下さい!
[ 2013/06/14 23:42 ] [ 編集 ]

Re: 海流美丸 さん

クローンだと少しの環境変化で絶滅する可能性があるんですけど、
今まで生存できているということは、『メチャ強い遺伝子を持っている』か
『クローンでありながら自由度の高い遺伝子を持っている(変異が出やすい)』
かどちらかになります。

話によれば後者らしいのですが・・・謎が多いそうですね。
[ 2013/06/15 00:02 ] [ 編集 ]

すごい!

ジビエ様まるで生物学者みたいです。
尊敬♡
おばあちゃんが良く作ってくれたフナ味噌を思い出しました。
ジビエ様はフナ味噌とかも作れるんですか?
[ 2013/06/15 00:20 ] [ 編集 ]

Re: ヒカルさん

ちょっと調べたニワカの知識を キャラに喋らせ したり顔。
孤独のジビエでございます。

フナ味噌ですか!聞いたことがありませんでした。
調べてみましたが、おもしろいですね~!

ヒカルさんは名古屋出身でしたね!
僕は生まれも育ちも北九州なもので、
味噌を使った料理になじみがありません(全ての料理が豚骨味です。)
よければ味噌を使った郷土料理、色々教えてくださ~い!
[ 2013/06/15 00:42 ] [ 編集 ]

このフナかわいぃですねー。
こんな娘達を野締めにしちゃうジビエさんが
少しキライになっちゃいそうです(笑)
でも処理の仕方で味って変わるんですねー。
僕は釣ったらクーラーにぽいっで野垂れ死なので、
せっかく頂く命を大事にして、
これからは前処理も気を使いたいと思いました。
[ 2013/06/15 01:09 ] [ 編集 ]

Re: ねぎ夫さん

今回、水汲みバケツもナイフも忘れていたため、
クーラーボックスの中で酸欠死させてしまいました・・・
殺すのであれば、しっかり処理して美味しく食べてあげないといけませんね。

この先も、命を頂いた分だけキャラクターを生み出して行きますよ~!
[ 2013/06/15 01:40 ] [ 編集 ]

フナですかぁ、フナとかコイとかは臭いイメージがあって僕は食べた事ないです^^;
やっぱり〆と血抜きは大事ですよね、味全然違うもんな。
あー自分も魚とりに行きたい! 突きに行きたい!
[ 2013/06/15 17:56 ] [ 編集 ]

Re: 濡れ木さん

やはり川魚は臭いイメージが先行しますよね〜
しかし今回同じ条件条件で食べ比べて見たところ
血抜きの有る無しで大きく変わっていました!色々な発見があります!

突漁!今年から竹ヤス卒業と思い、ヤスのシャフト、ジョイント、ゴムまで揃えたのですが、
肝心のヤス先がどこも取り扱っていないんです!!
濡れ木さんはどのような装備をお持ちですか?

もしよろしければご教授願います!!!
[ 2013/06/15 21:43 ] [ 編集 ]

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