カワイイよ! 『アナゴの刺身』

浅黒い体色にヌメヌメの体表、真夜中に仕掛けをグチャグチャにして釣りあがるため、
苦手な人も多いアナゴですが・・・よ~~く顔を見てください!!






imgp2958.jpg

頭が小さく鼻筋が通ってて、目がクリクリしてて・・・

ね!

真夜中に腐肉を求めてさまようスカベンジャーなのに、

結構、カワイイ顔してるでしょ!?









ちょっとまってよ!
別に腐肉だけを食べるわけじゃないんだよ!?
速く泳げないから、活きのいい獲物よりも
死にかけの獲物をよく狙ってるだけなんだ。

 





「そういえば、多毛類(ゴカイなど)でも釣れるし、
捌いたときに腹から甲殻類(エビ・カニなど)、ヒトデや貝類なんかも出てくるね。」







また、幼生体の『レプトケパルス』と呼ばれる頃は、
デトリタス(遺体や排泄物が分解された塵)を食べてるんだ。
つまり生育環境や状況に応じて、どんな獲物でも仕留める、

 





\海のマルチハンター!って所だね!/
マアナdfgdgゴ





(お!カワイイ!!













imgp2981.jpg
さて、今回のビックサイズのマアナゴ。








imgp2978.jpg

通常サイズと比べると、こんなに差があります。










imgp2984.jpg
さらに身が真っ白になるほど脂が乗っています。





「う~ん・・・いつもと同じ料理法以外に何か無いかな?」













折角だったら、
『刺身』で食べてみるといいんじゃないかな?

 













「さ・・・・








刺身!?
このヌメヌメの長物を!?」





ウナギ目の仲間には、血中に
『イクシオトキシン』と言うが含まれているんだけど、
マアナゴはほかの種に比べて毒性が低いから生食ができるよ。

 







「アナゴって毒があったの!?」





この毒は熱に弱いから、
普通の料理では、当たることはないよ。
ただし生食する場合は、ヌメリと血を良く洗い流してね。


 







imgp2987.jpg
「な、なるほど・・・・じゃあ、血回っていないこの部分を刺身にして見よう・・・
アナゴを刺身だなんて・・・本当にだいじょうぶなのかな?












さて、刺身以外の部分は蒲焼でいただきましょう。

imgp3022.jpg
落とした頭と骨を素焼きにします。






imgp3025.jpg
素焼きにした骨と頭は酒と水=1;1を火にかけ、灰汁を丁寧に取って
みりん:醤油=1;1、砂糖大さじ1を加えて煮詰めます。
頭と骨は煮込みすぎると雑身が出るので、取り出して煮詰めたほうがいいですね。







imgp3031.jpg

焼きかたは、とりあえずウナギと同じで強火の遠火。
なお焼く場合は、ウナギでもアナゴでもわざわざ表面のヌメリを取る必要はありません。










imgp3036.jpg

表面が揚がった『白焼き』の状態になったら、煮詰めたタレを付けながら
じっくりと焼き上げていきます。






完成っ!『大アナゴ丼』!!
いただきます!!


imgp3037.jpg











う~む・・・
旨い!!




しかし・・・・
アナゴの脂が大分落ちちゃっていますね。
ウナギのように余分な脂を大量に落とす焼き方は、まずかった!!





次は、かなり焼き時間を短縮させるか、
落ちた脂も回収できる『煮アナゴ』を試してみましょう。







ちなみに、この『アナゴの肝吸い』

imgp3041.jpg
なぜか巷であまり聞かないアナゴの肝吸い。
ウナギと全くかわりません!

ただし、胃はウナギよりか固くて食べ辛いですね。













さぁ!メインの『アナゴの刺身』は・・・・!
imgp3011.jpg















こぉいつは!!

『トロ』だ!ブリトロのようだ!!

あっさりとした魚の脂をした生のトントロ食べているような食味です。
ただし、少し脂臭い感じがします。
この状態で炙りを入れてみると、いい感じに食味が変化しそうです。



さて、これまでウナギとアナゴは同じように焼いていたのですが、
さらに突き詰めるためには、タレ作りと焼き方に工夫が必要ですね。


マアナゴさん!是非、また来て下さいねっ!
「君みたいな可愛い子は、いつでも歓迎しますよ!!」












ぶるぅぁぁぁ♡

 

「お前じゃねぇよ。





ブログランキング・にほんブログ村へ
👉Next:根魚との戦い、真剣アジモンバトル!
👉Prev:釣れりゃ良いんだよ!アジモンバトル

👉オススメ:アナゴ、脂煮もウマいッ




アナゴの刺身を食べたんですね~
私はあれから食べてません・・・
震災の後の大津波の影響で海はちょっと・・・
それこそアナゴはスカベンジャーですからね~

ちなみにテラノサウルスもプレデターではなく、スカベンジャーだった
らしいですよ。
そうするとテラノサウルスのイメージも変わりますね~
[ 2013/07/18 08:37 ] [ 編集 ]

さ・し・み!?

まじか、刺身でいただけるなんてヽ(゚ロ゚)ノ!!
すごい!そして、肝吸いかぁ~!あれ、旨いですよね~。
満腹ですな!(てか、(マ)アナゴさん~~(゚Д゚)ノ)

「前コメ」
ジビエさんは、もう初心者ではないですよ!もっと上~。
シーズーかぁ~。(なんか、もうやってもらう前提で書いておる(@_@;))
ワイヤーフォックステリアなんかどうですか?
僕、大好きー(*´ω`*)!
文句ばっか言ってすいません(´-д-)
てか、得意分野からだ!
「自然のものを使うこと」と「野草」ですかねぇ~(* ̄∀ ̄*)
では、いいことがありましたら、コメントの最後に書かせていただきます。ヽ(*´Д`)ノ

ではでは、またコメント書きます(o^^o)♪
[ 2013/07/18 16:29 ] [ 編集 ]

Re: 晴釣雨読 さん

記事を参考にさせていただき、誠にありがとうございます!!

あの震災から2年以上経ちますが、今もなお海に対して恐怖心を感じる方が多いそうですね。
1日でも速い復興と、心の傷が癒されることを心よりお祈り申し上げます。

あの獰猛そうに見えるティラノサウルスがスカベンジャーだったんですか!?
他の恐竜が獲物をしとめたところを遠くからこっそり見ているのを想像したら・・・
ちょっと間抜けに見えてきますね~

[ 2013/07/18 22:50 ] [ 編集 ]

Re: ワン太郎 さん

アナゴが刺身にできるって、驚きですよね~
僕も初めて聞いたときはショックを受けました!
これからも是非一緒に『新しい発見』を見つけていきましょう!


ワイヤーフォックステリアですか。
『フォックス』(きつね)と名前につくように、元はキツネ狩りをする『猟犬』ですね。

これから秋までは魚の話が主ですが、今年の冬はハンティングが始まります!
『猟犬』の話がたくさん出てきますので、是非御期待下さい!

・・・でも実は僕、犬がちょっと・・・苦手・・・オバQ~
[ 2013/07/18 22:58 ] [ 編集 ]

マルチのハンターちゃん、今後も出演してくれますか?
アナゴの白の点々模様に萌えました♡

ジャイ子だと思ったぁ~最後まで読んでみてアナゴさんでしたなぁ。。。

クロアナゴはあんま美味しくなかったなぁ。。。
よかったら、みてくらさい~
http://kurousaleon.blog39.fc2.com/blog-entry-1322.html
http://kurousaleon.blog39.fc2.com/blog-entry-1323.html
切り身はほとんどなく、粗中心だとこんな風にしか出来なかった。。。

お刺身なんて。。。お刺身なんて。。。
いるのに。近所!アナゴ漁やってるもん。
[ 2013/07/19 07:30 ] [ 編集 ]

大アナゴ丼、なんとも美味そうですね。脂といえばアカムツという魚がいて、これが脂の塊みたいな魚なんです。こいつの皮目を炙るとほんとに美味くて・・・。大アナゴも炙ったら美味しそう。アナゴの炙り丼・・・グフフッ。
[ 2013/07/19 12:36 ] [ 編集 ]

Re: れおんさん

クロアナゴ!アナコンダ!!
噂には聞いていましたが、マアナゴに比べてとんでもなく大きいんですね~
そして、アナゴ料理にびっくり!
おかげさまでアナゴ料理のアイデアが色々浮かんできましたので、
マアナゴさんとマルチハンターちゃんの出番も増えてきますよぉ~


関係ないですが、3年前の段階で投稿された数が1323記事にも上るんですね!
今回の記事が丁度200回目になるのですが、まだまだこれからです・・・


[ 2013/07/19 22:19 ] [ 編集 ]

Re: 海流美丸さん

魚の脂はあっさりしていて本当に美味しいですよね~

アナゴはウナギに似ていますが、油の量が全く違うため、
同じように焼くとパサパサになってしまいましたね~・・・
刺身でいけるぐらいなので、あまり火を通さない料理を今後検討していきましょう!
次のアナゴが楽しみだ・・・グヒヒ
[ 2013/07/19 22:24 ] [ 編集 ]

アナゴの刺身、美味しそうですね。
コリコリしてそうに見えますが、歯ざわりはどうでしたか?
あなご丼も豪華ですね。こんなの外じゃ食べられないですよ。
でも、長いヤツは毒があるんですね。知らなかった。
[ 2013/07/19 23:26 ] [ 編集 ]

おっ!刺身でいっちゃいましたか!
僕も刺身に挑戦したいのですが、なかなか良いマアナゴが釣れなくて・・・

蒲焼きはウナギみたいな泥臭さがないからそんなに焼かなくてもOKなんですね!やっぱり


アナゴ君って20代だったんですね
あんな渋い声なのに、僕よりだいぶ年下だったんだ(^_^;)
いつの間にか
[ 2013/07/20 13:54 ] [ 編集 ]

はじめまして
ジビエ様はmハンターを名乗られ、mハンターmハンティングを多用されておりますが本家様ご公認なのでしょうか
当方大ファンでその昔敬意を込めた意味でmハンター見習いとしてブログを開設したく主様にメールしたのですが、鋭いご指摘により開設を踏み止まることとなったので羨ましいです
もしや協会十二支のお一人なのでしょうか
[ 2013/07/20 21:48 ] [ 編集 ]

Re: ねぎ夫さん

脂が非常に強いので、『ハラス』のような食感でした。
次は脂の乗って似ない小型も刺身で食べてみますね!

長物の毒は目や傷口に入ると炎症が起こるそうです。
毒性が強いウナギも、よく血抜きすれば刺身でいけるそうですが・・・
余り美味しくないらしいです・・・・この辺も是非チャレンジしてみたいですね。
[ 2013/07/20 22:45 ] [ 編集 ]

Re: モンタナさん

以前までは全て煮アナゴにしていたのですが、
今回は脂の乗った大アナゴが手に入ったので蒲焼にチャレンジしてみました。
焼いてみてわかったのですが、脂の落ちが早いためウナギのように焼いてはダメでした。
また刺身は美味しいですが、脂っぽさが際立っていました。
中間をとって炙りはどうだろうか?と言うのが、次回の課題ですね。

ちなみにマスオさんは28歳だそうです。
「あんな頼りないオッサンにはなりたくねーよ!」なんて思っていましたが、
1児のよき父親なんですよね・・・

次に控える舐めていたパパキャラは『野原ひろし(35歳)』ですね。
持ち家、子2人、車持ち、ペットがいる・・・
な、なれるきがしねぇ!!


[ 2013/07/20 23:05 ] [ 編集 ]

Re: 信者さん

初めまして!
当方、『マルチハンティング』と言う言葉を多用していますが、
現在、本家様とコンタクトを取る方法がわからないため、承認を頂いておらず、
いわゆる『もぐり』の状態です。
昔はBBSがあったはずなんですが・・・

『マルチハンティング』の出典を明らかにするために、
リンクを追加、および前回の記事を一部修正しました。
http://kodokunogibier.blog.fc2.com/blog-entry-199.html

また。御本人様とコンタクトを取れた結果として、
『マルチハンター・マルチハンティングの使用はNO』という御指摘をいただければ、
過去の記事を修正し、今後語句の使用を控えさせていただく所存です。

以上、御本家様には到底及びませんが、
これからも是非、よろしくお願いします。
[ 2013/07/20 23:29 ] [ 編集 ]

またまた感心

アナゴがさばけるなんてすごい!
当然、ウナギもさばけるんですよね。
いいな~。
タレはやっぱり継ぎ足し継ぎ足しで何年も熟成しないとダメなんですかね♪
[ 2013/07/21 07:07 ] [ 編集 ]

お弟子さんではなかったのですね
当方はお返事内容まで詳しく記せませんが
解釈の違いによる活動、文章一つで何かあったとき本家様のブログ運営に影響を与えかねないというプレッシャーに勝てずファンとして末長く続いてほしく見守ることにした次第です
これは余計なお世話かもしれませんがジビエ様もこれからは危険と隣り合わせの銃を持ってご活躍されるそうで今後ももぐりでとはいかないのではないでしょうか
近頃はお返事をいただけませんがコンタクト方法は幾つかあるようですよ
余計な書き込み失礼いたしました
これからもご活躍楽しみにしております


[ 2013/07/21 11:09 ] [ 編集 ]

Re: ヒカル さん

ウナギの捌き方はアナゴと同じですが、生命力が強いため腕に巻きついてきます!
しかし、コツさえ掴めば難しくはありません!
ヒカルさんも是非、チャレンジしてみてください~!

タレはその時で作りますよ!
やはりお店に比べてコクが足りませんが・・・
[ 2013/07/21 13:11 ] [ 編集 ]

Re: 信者さん

御指摘をいただきましたとおり、
『マルチハンティング』と言う言葉を当ブログ内で無許可に使用すると、
何か問題が発生した場合いらぬ御迷惑をおかけする可能性がありますね。

しかし当ブログはこれまで、数多くの方(特にリンクさせていただいているブロガー様)
の影響を強く受けて成り立ってきましたので、今さら『のれんわけ』をお願いしに伺い、
分家として活動をするのは違和感があると思います。

そこで、今後はマルチハンティング・マルチハンターと言う言葉を使用しないようにいたします。
また過去記事の修正を検討させていただきます。
もちろん私も信者様と同じように、一ファンである事は今後も変わりありません。

しかし、コンタクトを取りたければ自分で連絡先にたどり着かなければならないのですね・・・
正にハンター!ジンフリークスみたいな人ですね~。
[ 2013/07/21 14:45 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://kodokunogibier.blog.fc2.com/tb.php/200-4f5c3939