まずはIoMの基本を思い出して・・・

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8月の猛暑から一転!
台風と大雨が秋の風を呼んだようで、早朝は肌寒さを感じるほどです。
急激な気温の変化に体調を崩される方も多いようですので、
皆様も体調を崩されぬよう、くれぐれもご自愛下さい。

さて、そんな初秋の日暮れ前。
やってきたのは自宅近くの森林公園です。








(う~ん・・・この公園。絶対『キノコ』が居るはずなんだけどな~・・・)


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(8月に来た時は全く見つけられなかったが、
昨今の雨でキノコの活性が上がってると思うんだが・・・


って、あああっ!!






(こ、ここここ・・・これはっ!!)

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(こ、このキノコはっ~~~~!!)





















(なんて大きなキノコなんだっ!)









(・・・・・。)








(いや、名前はわかんないんだけど!!
色といい大きさといい、美味しそうなキノコじゃないか~)


(試しにスマホで『大きい』、『小豆色』、『きのこ』で検索してみよう。)











(ん~・・・・・。)







(・・・全然わからんっ!!)





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(くっそ~・・・よく考えてみたら、
キノコってどうやって見分けるんだ!?
この前は偶然、図鑑で見たことのあるキノコだったからわかったけど・・・
図鑑を一から開いて似たものを探すとなると、時間がかかりすぎるぞ!)





(仕方が無い。これはもう先生
に聞いてみるしかないな。)

「あ!もしもし?ちぇりーさんですか??」









あら?久しぶりね。どうしたの急に?

 





「実は公園で見つけたキノコの名前を教えて欲しいんです。

まず、形は大きくて、小豆色をしていて、美味しそうなんです。






ちょっと待って!そんな感覚的な情報でわかるほど、
キノコの同定は簡単なものではないわ。
それにいつまでも人に頼ってちゃダメよ。
ここは
自分の力で同定しなさい。

 






「ぼ、僕はキノコ初心者なんですよ~!!
図鑑を全部覚えているわけでもないんですから、
全くわからないですよ~・・・」







・・・ジビエ君。まずは
IoM(Identification of Mushrooms)の基本
を思い出して。

 



「IoM・・・キノコ同定法!?





osiete.jpg



最も初歩的なIoMはキノコの
傘、ヒダ、
柄、ツバ、ツボ形状を確認することよ!
その中でも、傘の形状
これである程度の大分類が可能だわ。

 






かさ1



まず最も目に付く特徴が傘の外形ね。
これだけで分類学上、目、科まで絞り込めることが多いわ。
ただし、環境や年齢などで形状が全く変わることもあるから、過信は禁物よ。

 



かさ2



次に見るのは傘表面の形状。
イボやササクレなどがあれば、より同定をしやすくなるわ。
この際、表面を触ってヌメリや固さも合わせて確認するように。

 





傘のウラ



そしてヒダの形状。より正確に確認する場合は、
傘を暗所の紙の上に置き、胞子の散り方のパターンを転写する
『胞子紋』を確認するわ。

 





「なるほど・・・まず『傘』を確認して、
辞書の逆引き機能を使って種類を同定するんですね!!」





初心者は傘で大分類できないキノコに
手をつけるべきではないわね。
またキノコを確実に同定する場合は、
胞子の形状を顕微鏡で
確認しなければならない
ぐらい厳しいってことを覚えておいてね。

 




いい?決して『○○に似ているから』とか『香りがいいから』など
感性だけで判断してはダメよ。
また、『色』は生息場所や気候によって変化する種類が多いから、
あまりあてにしちゃダメよ。

 




「わかりました!それでは、さっそくこのキノコを・・・



おっ!






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「よく見たらこのキノコ!
傘の裏が『管孔」ですよっ!!





柄があり、肉質が厚く柔らかく、傘の裏が管孔の場合は
ほぼ間違いなく『イグチ科』だわ。

 





img_0722.jpg


「夏に樹木の根元に発生し、傘の裏が『管孔』、肉質は柔らかく、
根元が黄色いという特徴から・・・・









君の名前は『アケボノアワタケ』!!

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akebonoawatake.jpg


「おおっ!やりました!!うまく同定できましたよ!!」





ちなみに『ヤマドリタケ(ポルチーニ)』や『イロガワリ』などもイグチ科よ。
比較的同定が簡単で味も良く、毒性の強い種も少ないから
イグチ科は初心者にうってつけのキノコだわね。

 



「と言うことは、このアケボノアワタケも食べられるんですね~!
こんなに大きく食べ応えがありそうなキノコが手に入るなんて!
ばんざ~い!!








まぁ、おいしいキノコではあるんだけど・・・
成長しきったイグチ科は大抵虫食いだらけだわよ。
美味しいキノコは虫も大好きなのよ。

 







img_0721.jpg

「のぉぉぉぉぉっ!!」







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[ 2013/09/09 02:00 ] ギャザリング キノコ | TB(0) | CM(14)

秋だよ秋だぁ~\(^o^)/でも、暑い・・・。

良いですね!キノコに乗り込みましたね(^v^)
キノコは虫が良くつきますね。「お湯に入れて虫をとる」のもいいかもしれませんね!
でも、「水で洗うと菌がなくなってしまう」と最近聞きました。どうなんでしょう?

れおんさんは、ドングリを研究されているんですね!
ドングリの事で分からない事があったら、れおんさんにも聞いてみます(^◇^)
ジビエさんも宜しくお願いします(^◇^)

では、またコメント書きます(^_-)
[ 2013/09/09 17:14 ] [ 編集 ]

Re: ワン太郎 さん

秋ですね~。海水温も下がってきたので釣りのシーズンでもありますよ!
海に山に大忙しです!

聞いた話に寄れば、きのこにはキノコバエの幼虫(蛆)がたくさん付いていることがあるそうです。
その場合は塩水に漬けて虫抜きをするそうですね。
急水できのこを洗うと、破けたり風味が抜けちゃったりするそうなので、
汚れを取るときは水にぬらしたフキンでポンポンと拭いてあげると良いそうですよ。

お尋ねする前は、必ず一旦は自分で調べられるように心がけてくださいね~
先生には粗相が無いように!・・・なんて先輩ぶってみる。
[ 2013/09/09 23:00 ] [ 編集 ]

大きいキノコですね!
キノコって流通品種が少ないから、
好奇心が刺激されます。
でも、僕はやっぱり怖くて手が出せないですねー。
フグもそうですが、毒は怖いです。
[ 2013/09/09 23:58 ] [ 編集 ]

今日のキャラも、かわいいねぇ〜
わかった!キノコ図鑑をこのペースでやって、
最後はフィギュアだ!

こっちは日曜日に雨が降りました。
なので、今から、ちょっと見てきます。
同じのがあるかも^^

食用キノコはまだ笠が開く前、つまり当日出たばっかりか、
土を払って、今から出そうなやつを探すかしないと、
たいていあかんねー。

ポルチーニもさ、行ったら、半分はこんなカンジだから諦めるんだよ。
悔しいから、棒で叩いて、胞子飛ばしてくる。。。
お坊さんが木魚を叩くみたいに、呪文唱えながら〜

topシーズンには毎日行けばいいんだけど、
そうはいかないからね。
[ 2013/09/10 07:35 ] [ 編集 ]

きのこのこの

キノコ・・・気をつけてくださいね。
キノコ関係の書籍、図鑑でも、こっちでは「食べられる」と書いてるのに、あっちでは「有毒」と書いてあるものもありますし、生息域によっては無毒(食用可能)だけど生息域によっては有毒だったり、幼菌からの成長で見た目がまったく変わったり、玄人でもたまに間違って事件・事故になったりしますので。
100%の自信がもてないものは食べないように要注意ですよー。

[ 2013/09/10 08:46 ] [ 編集 ]

なるほど。急に更新が止まったらツキヨタケあたりを誤食して入院中だと解釈すれば良いわけですね。
まったく、クサフグやら毒キノコやら大忙しですなぁデュフフ!

・・・なんて冗談は置いといて笑
私の実家が所有している山には松茸が出るので、よく祖父に連れられて採りに行っていました。
ある日草花の隙間に隠れた松茸を見つけて咄嗟に手を出そうとした私に、普段優しくて声を荒げたりしない祖父が「触るな!おい!○○!それ触んなっ!」
なかなかの大音声でした。
びっくりして手を引いた私が見たのは松の影に隠れてシャァァア!と威嚇している大きなマムシ。
毒蛇の知識も無い子供でも血の気が引いたのを覚えています。

良い山菜を見つけてもまずは安全確認、大事ですよ

[ 2013/09/10 13:52 ] [ 編集 ]

Re: ねぎ夫さん

食べられるキノコはたくさんありますが、未だに生育の条件がわからなかったりなどで
流通する物はごく僅かですからね~。
21世紀になってもキノコワールドは謎が多いです。

ちなみにイグチ科で強い毒を持つのはドクヤマドリだけ・・・などと書きましたが、
『ミカワクロアミアシイグチ』という猛毒種もあります。
この毒キノコ・・・実はほんの数年前に始めて確認されたそうです。

既存で食べられるとされたキノコも、毒成分が検出されたりしてますので、
キノコへの挑戦はある程度の心の線引きが必要だと思います。
[ 2013/09/10 23:50 ] [ 編集 ]

Re: れおん さん

フィギュア!!挑戦してみたいなぁ~!
昔は数百だった3Dモデリング装置(樹脂の立体モデルを作る装置)も、
最近は10数万円で購入が可能らしいですね~!

キノコはかなりタイミングが重要なんですね~。
特にイグチ科は身が柔らかいので、すぐに虫がわきそうです。
今度から老菌を見つけたら、もっと増えるように願いながら
傘をポクポク叩いてみることにしますw

[ 2013/09/10 23:56 ] [ 編集 ]

Re: ひいらぎ さん

キノコは確かに危険ですね・・・
しかし、危険だからと言って遠ざかっては一生キノコを知ることはできません。

他のブログ様や書籍には『プロ』が見たキノコの話しか載っていませんが、
このブログでは、『どのように初心者がキノコと向き合っていくか』を書いていきたいと思います。

もちろん『勇気』や『挑戦』など、科学的な裏づけの無い言葉を使って、
危険な行為には走らないように十分に注意していく所存です!
[ 2013/09/11 00:09 ] [ 編集 ]

Re: リーマン戦争2010 さん

いいのかい?こんなブログにホイホイついてきて・・・
俺は毒フグだって喰っちまう男なんだぜ?ウホッ!

マムシ、そしてアシナガバチですね。恐ろしいのは。
マムシは秋ごろに卵を咥えて運ぶため、積極的に動物を噛んで
毒牙を抜くそうです。
普段はあっちから逃げていくんですけどね~

蛇避け、虫除け、あとはポイズンリムーバーなどのメディックキットを
用意しておくべきなのでしょうが・・・車の中につんでおこうかな?
[ 2013/09/11 00:25 ] [ 編集 ]

ドクヤマドリ以外にも毒性が強いものありますよ~
バライロウラベニイロガワリも一口食べただけてかなり強い中毒症状になるそうです。
あと、名前はちょい忘れちゃったんですが、最近見つかった新種のイグチで、ラットに対していくら薄めても死ぬ致死性毒のものもあるそうです。

ドクヤマドリもバライロウラベニイロガワリも一口食べただけでは死なないようですが、かなり強い中毒症状が出るところは同じようなので、やはりどのキノコも食べるのは用心です,,,((((;゜Д゜)))


それにしてもジビエさんのブログでキノコ話見れるのが楽しみすぎていつもわくわくしぬがら覗いています( 〃▽〃)
[ 2013/09/11 16:40 ] [ 編集 ]

実家でよく採れたアワダケだったので懐かしいです。
図鑑によっては中毒を起こすと書かれてますのでお気を付け下さい。
その図鑑の解説には「大量に食べると腹を壊すが作者は大好物である」とありました。

山菜採りの習性である採りすぎを諌めてくれるキノコですね★
ジビエさんのブログ見てたら私も採集に行きたくなってきましたよ。
[ 2013/09/11 20:02 ] [ 編集 ]

Re: あいきょ さん

ありがとうございます!!
このように間違ったことや足りないことを御指摘頂けることが、僕自身成長になります!!
イグチ科の有毒種については調べて修正します!

キノコは狩猟と同時期に進行するはずですので、今後たくさんの話題を御提供できると思います!
これからもよろしくお願いします~
[ 2013/09/12 01:01 ] [ 編集 ]

Re: キツネさん

キノコ・野草図鑑は著者の判定が思いっきり入ってますよねw

僕の図鑑にも『マズそうなので食べない』とか『食べる人はいないので食べない』など、
なんとも勝手な御意見が多数述べられています。
有名な食用キノコを『有毒』と書いていたりしますね~

秋の行楽シーズンです!キツネさんも是非フィールドへ足をお運びください~
釣りもタノシイヨ♪
[ 2013/09/12 01:05 ] [ 編集 ]

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