ザッツ・ワイルド『ヒヨドリの荒塩グリル』

前回のヒヨドリ・キジバト猟からの帰り・・・





うお~~い。そこの二人~。






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「はい?」





あんたらここでテッポ撃ちよったんかぁ?
ダメだよ~。ここでテッポ撃っちゃぁ。







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え?でも、ここ銃猟区でしょ?








そ~かもしれんけど、
ここ来週から工事が入んの。

だから入ってきちゃダメダメね。









「えええっ!?
この森、無くなっちゃうんですか?
一体、こんな場所切り開いて何を作るってんです?」








そんな事、ワシらは知らんよ 。
とにかくもうこの森は立ち入り禁止!
わかったかぁ?







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「は・・・はい。」



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有害鳥獣として平成6年に登録されたヒヨドリ。
それまで食されることの無かったこの鳥ですが、

「凄く美味しいっ!」とハンターの間で評判となり、

盛んに食用目的で捕獲されるようになりました。
また、ほぼ日本列島にしか分布していないため、
海外のジビエ料理店では1羽1000円以上で取引されているのだとか・・・。



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小さな体ながら大きな評価を得るヒヨドリ。

僕も長年夢見てきた獲物!
一体どんな食味なのでしょうか!?

今回は初獲物なので、素材の風味を確かめるべく
シンプルに味付けは塩のみです。


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まず羽毟り。

カモは羽を抜くのに苦労をしましたが、
ヒヨドリは非常に簡単に抜けます。




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今回は頭部も料理に使います。
ツンツンのパンクヘアーと褐色のチークが特徴的ですね。
雌雄同色なので、オス・メスの区別は繁殖期にならないとわからないのだとか。




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胴を剥き終えた2匹のヒヨドリ。
う~ん。『個体差』が激しいですね。
左はガリガリです。








また脂の乗り具合。
2月ごろの寒気が強くなる時期は
『尻周りに甘い皮下脂肪がデップリ乗る』
そうですが、
どちらも乗りがよくありません。







砂肝を割ってみたところ出てきたのは何かの葉っぱと木の実。

(・・・一体何の実だ?)
試しに木の実を口入れて噛んでみると・・・











うぉげッ!!渋!
これ
『ピラカンサ』(タチバナモドキ)か!?」
(有毒じゃなかったっけ?)




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素嚢にもぎっちりとピラカンサ。
甘味が無いうえシアン系の毒素を含むので、鳥は食べないものかと思っていましたが、
2月の山はよほど食料が無いのでしょうか・・・こんな粗食だと脂は付きませんね。

ヒヨドリは特に甘い果実を好むため、ミカンなどの果樹の食害が酷いと聞きます。
これは山に住むヒヨドリを追うよりも、果樹園に出没する方を狙ったほうが
質のいい個体が捕獲でき、さらに農業被害防止に貢献できる
と、
一石二鳥の作戦なのかもしれません


・・・まぁ、果樹農家さんとどうやって御知り合いになるのかが問題ですが。




閑話休題。
頭部はクチバシと目を切り取ります。
ジビエ料理では小鳥のグリルは脳付きが一般的なのだそうです。






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毛を毟ったヒヨドリを中華なべに乗せ、ガスバーナーで産毛を焼いていきます。






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包丁の背で細かく叩き、骨を砕いたら岩塩を擦りこみます。





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約10分ほどグリルして
完成!


『ヒヨドリの荒塩グリル』!!


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・・・う~むむ。見た目がイマイチだ。
包丁で叩きすぎると身が潰れてしまいますね。
まぁ、とにかく・・・
いただきます!!







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んっ!?
肉質は非常に柔らかくてジュ~シィ!

脂が付いた皮は香ばしさとペリペリとした食感がたまらないッ!
胸肉はよく動くためかレバーっぽさが強いですが、
ここはソース等を工夫して風味を調整したいですね。





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さて、『脳』ですが・・・・


前にカルガモの脳を食べてみたことがありますが、
こちらは濃厚なウニ風味(やや生臭い)がありましたが、
ヒヨドリはゼリーっぽい食味で
特筆した旨みは感じません。

ジビエの女王と言われる『ヤマシギ』と言う小鳥は
脳も内臓もセットで調理するそうなので、
来期は内臓と一緒に挑戦してみたいですね。



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しかし・・・
もう『楽園』は無いんだよな~・・・。






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ヒヨドリ22裏  


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れおん

困ったら、スープがいいよね。
丸ごとの!
ストックしとけば、いいね。
圧力鍋は持ってるかな?
[ 2014/04/25 09:46 ] [ 編集 ]

ヤマシギか~
自分も本気で捕ってみたい鳥の一つです。

内蔵と一緒・・・サルミですね♪
この料理に使うのは本当に美味しいアルマニャックやコニャックが必要だと思います。

http://youtu.be/-PGdwja9x2c
撃って料理する動画です。フランス語ですが(笑)でも、やってることはだいたいわかると思います(*^_^*)
[ 2014/04/25 11:36 ] [ 編集 ]

Re: れおんさん

丸ごとスープ!おもしろそうですね~
野鳥ごとにどのような出汁が取れるかは要チェックですね!

圧力鍋は持ってますよ~
何かと便利ですが、イマイチ使いこなせてませんね;
[ 2014/04/25 23:18 ] [ 編集 ]

Re: やんまさん

ヤマシギ、そしてスナイピングの語源となっているタシギ。
どちらもガンナーとしては捕獲したい獲物ですよねw

おおおおおっ!『サルミ』!
これは面白そうですね!いつも勉強になります!
今年はキノコにも本格挑戦を予定しておりますので、
このような煮込み料理はより一層の発展が期待できます!!
[ 2014/04/25 23:25 ] [ 編集 ]

おぉ~これまた美味しそう(´ω`*)
見た目が気になるようでしたら、丁度ビーパルっていうアウトドア雑誌の4月号にヒヨドリの丸揚げレシピが出てましたので、来季の参考にされるといいかもしれませんよぅ
雑誌を立ち読みした感じでは、開いて骨を砕いたところにハーブ類とパン粉を混ぜた衣をつけて油で揚げるようです
[ 2014/04/26 19:38 ] [ 編集 ]

リクエストを叶えてくださりありがとうございました。

雀も骨を砕いて食べるらしいですが、骨を砕くと微妙な姿になってしまうんですね。想像がつきませんでした。しかし骨ごと食べるということは、分けられないぐらい肉が少ないということでしょうか。

狩猟読本に焼き鳥の王者とされているヤマシギは私も食べてみたいです。ですがどんなところにいるのでしょうか?それとバンも食べたいですね。
[ 2014/04/27 17:57 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

『ヒヨドリの鉄鍋フライドチキン』ですか!
『命をいただく男の料理 WILD 魂 KITCHEN』・・・
仰々しいですがなかなか面白そうなコラムですね~
ちょっと立ち読みしてみますw

[ 2014/04/28 08:19 ] [ 編集 ]

Re: 海流美丸 さん

スズメよりかは肉が付いています。
しかし、ヒヨドリも骨が柔らかいのでわざわざ取るまでもない感じです。

ヤマシギは名の通り山の中の様ですね~
しかし数が減っているので出会える確率は低そうですね。

『バン』実は頂きもので食べたことがあります。
肉はそうでもないのですが、出汁がビックリするほどおいしいんですよ!
[ 2014/04/28 08:25 ] [ 編集 ]

工事は・・・どうしようもないですね~
うちのあたりも、あちこちで工事をやってて、
河川敷近辺は無理ですね(半分近くが禁猟区ですし)

ヤマシギ、京都府では禁猟ですね~
見たことも無いですが・・・
[ 2014/04/28 19:40 ] [ 編集 ]

Re: EYWさん

かつては良い猟場として知られていた場所も
少しずつ減っていっているようですね~
ファミリーと動物には優しい環境ですが、
ハンターとしては・・・むむむ。

ヒヨドリが平成6年から追加されたように、
今後狩猟鳥獣に変化が出てくるのでしょうね。
できれば獲って美味しい獲物が増えて欲しいものですねw
[ 2014/04/29 20:08 ] [ 編集 ]

楽園消滅!

私は、ヒヨはシンプルに塩焼きが一番美味しいと思います。
ニンニク醤油に漬けたりもしましたが、風味が消えて台無しでした。

ミカン畑で脂がのったヒヨを獲りたいのですが、エアライフルじゃないと難しそうですね。
ミカンに散弾が当たりそうで。

散弾銃で至近距離にいたヒヨを撃ったら派手に羽根が飛び散り、30分以上探しましたが見つかりませんでした。
食べるところがなくなるから、やっぱりヒヨは空気銃向きかな?

しかし、楽園消滅ですか!
来期はチャリで初日に行こうと思ってたのですが・・
大ショックです・・






[ 2014/05/01 21:23 ] [ 編集 ]

Re: ぷかぷかさん

確かに果樹園で散弾銃をぶっ放すと樹木に傷がつきそうですね・・・
群れで飛んでいるところを狙えればいいのですが、
山のヒヨドリは高い場所を飛ぶので射程距離外なんですよね~。

確かに!楽園消滅は非常に残念!!
しかし、僕たちが気が付いていないだけできっと楽園は
他にもあると思いますよ~!
[ 2014/05/03 17:01 ] [ 編集 ]

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