鰯は強し『ウルメイワシの刺身』

(釣り編はこちら)


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『ウルメイワシ』
目はコンタクトレンズ状の薄い膜(脂瞼)に覆われており、
瞳が潤んだように見える事からこの名前が付けられたそうです。



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パッチリお目目に透き通る青緑色の魚体。
その姿は可憐な美少女を想像させる美しさです。




(・・・・さて。)


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(日が昇ってウルメイワシの群れも消えてしまったのだが、どうしようかな?
餌はまだ残っているし、帰るのはもったいないかな~・・・。)





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鰯

魚偏に『弱』と書くイワシ。
名前の由来も、古代日本人に「弱しwwww」
ディスられて命名されたほど、鮮度の落ちが激しい魚です。


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そんなひ弱なイワシの中でも、
抜群に貧弱なのがこのウルメイワシ。
その魚体に少しでも触れようものなら、
人間の体温で火傷を起こし、鱗が剥がれて
数分以内に確実に死亡します。





鮮度の落ちたウルメイワシは、
眼がくぼみ、体中が充血し、鱗は剥がれ落ち、
自己消化酵素で腹が割れて身はグズグズに崩れ、
生前の美しい面影は一切ありません。






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そのようなわけで、ウルメイワシは鮮魚として出回ることはほぼ無く、
眼に串を刺して束ねた干物として出回ります。
いわゆる『めざし』です。





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だがねッ!
今日の気分は『めざし』じゃぁ無いッ!
『刺身』が食べたいんだッ!!
鮮度を1秒でも良く保つために、
少々高くつくが
帰りは高速を使うぜッ!!




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帰宅後さっそく
料理開始!
調理道具は『手』『氷』
包丁は使わず手開きにしていきましょう!



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まず、エラ蓋に指を入れ、サバ折りにしながら頭をもぎ取ります。
鱗は付いたままで構いません。




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次に、喉から肛門まで指を滑らせて腹開きにしたら内臓を外します。



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同じ要領で指を使って背骨を取り外します。



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氷水にくぐらせ血合いを取り除きます。




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最後に皮をシールのように剥いだら出来上がりッ!





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捌くのは簡単ですが、
のんびりしていたら
手の温度で身が崩れてしまいますよ!
よぉ~~く、氷水で手を冷やしたら
1匹30秒ペースで素早く捌いていきましょう!!




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完成ッ!『ウルメイワシの刺身』ッ!!
生姜醤油でいただきま~すッ!



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う、ほぉぉぉぉんッ!!

トロけるぅンッ!!
口の中に入れるとフワリと溶ける!

そしてイワシの旨みがジュワンッと膨らむゥッ!


マイワシの刺身は脂の多さが好まれるが、
ウルメイワシはほぼ脂が無く、
正面切って青魚の強い旨みで勝負しているッ!

誰がイワシを『弱し』だなんて言ったのか!?
こんなに
強い魚は他には無いぜッ!

さぁ!この強烈なイワシパワーを吸収したことで、
俺の弱った体も~・・・・



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「うッ・・・・ゴホッ・・・ゴホッ・・・・」
あれ?お、おかしいな・・・全然体の調子が回復しない・・・
な、なぜだ・・・・


『青魚が食べたい病』・・・
確かお医者さんは、ホームシックのような物だと言っていたが、
ひょっとして、
刺身に何か足りてないのか?






・・・ハッ!



わ、わかったぞッ!

この刺身に足りないもの
・・・それは
『醤油』ッ!!

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違うッ!この醤油ではないッ!
俺が求めている醤油はッ!!





おわりだあ

この、『九州醤油』だぁぁぁぁッ!!

九州醤油ッ!
それは関東の醤油に比べ、
粘度が高くものすごく甘いッ!!
九州人にとって刺身にはこの甘い醤油が欠かせないのだ。

では、

なぜ九州人はこの甘い醤油を好むのか?
それは・・・・



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『焼酎』との相性が抜群にイイからだッ!
(ぶっちゃけ醤油舐めてるだけで焼酎飲めます。)

特に甘い醤油は芋焼酎に合うため、
宮崎と鹿児島の醤油は
『砂糖』が入っているんではなかろうか?
と思うほど甘いッ!

しかし、
その甘さが焼酎とたまらなくマリアージュ!
これぞ・我故郷・九州の味ィ!!


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刺身と焼酎と甘い醤油!

「フハハハハハハハ!
馴染むッ!実によく馴染むぞぉぉぉ!!」



忘れていたぜッ!
青魚でみなぎる強い力をッ!
焼酎で沸騰する血液をッ!!

九州の熱き魂をッ!!!


俺は・・・俺は・・・



\にわか都会人を止めるぞぉぉッ!!/

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いわし旨そう!
サビキはやらないけど、いわしでも旨そうに思えてきたよ。
東京湾奥だと、フッコが簡単に釣れるけど、フライかムニエルくらいしか食べかたないからな>_<
[ 2014/09/01 02:54 ] [ 編集 ]

九州醤油を愛する気持ち、痛いほど良くわかります。
私は東京から地元に出戻りした宮崎人ですが
実家では刺し身以外の料理にもさしみ醤油しか使わなかったので、関東の醤油は本当にキツかったです(´Д⊂ヽ
同僚と居酒屋行っても刺し身食べられないんで毎回苦い思いしてました・・・。
[ 2014/09/01 03:50 ] [ 編集 ]

甘い醤油も美味しいですよねー
でも…それが焼酎と合うからとか考えたことも無かった(^^)

ところで、フロマージュはチーズですよ!それをいうなら「マリアージュ」(^o^)
[ 2014/09/01 17:22 ] [ 編集 ]

九州の刺身醤油は無敵ですよね〜
その調子で東京に九州の良さを広めてください!

東京に住んだときは、醤油ラーメンは食べられるようになったけど、うどん・蕎麦は無理だったなぁ・・・
[ 2014/09/01 20:56 ] [ 編集 ]

Re: CC1DL さん

イワシのお刺身はたまりませんよ~ッ!
飽きたら卵白と生姜、塩で叩いて『つみれ』もオツなものです!
そう言えばそろそろハゼの季節ですね・・・
ハゼの泳がせ釣りでフッコ、これも面白そうです。
[ 2014/09/01 21:48 ] [ 編集 ]

Re: wars さん

鹿児島出身で千葉出身の嫁さんを貰った友人がこんな事言ってました。
「嫁の・・嫁の煮つけが塩辛いッ・・・!」

一応、関東醤油の代名詞、キッコーマンも『刺身醤油』を出しているんですが、
ち、違うんですッ!九州醤油はコノ比じゃないほど甘いッンですよぉ!
[ 2014/09/01 21:57 ] [ 編集 ]

Re: やんまさん

ウオオオオッ!御恥ずかしいッ!
マリアージュでしたッ!御指摘誠にありがとうございます!!

『まんじゅう喰いながら焼酎うめぇwww』という古文があるように、
焼酎と甘いものってかなり相性がいいんですよ~!
[ 2014/09/01 22:02 ] [ 編集 ]

Re: ぷかぷか さん

広げましょうッ!九州醤油の輪ッ!!

しかし、関東の料理を深く探求するのも非常に面白いですね!
料理単体では『ん?』と思うものでも、
その土地の調味料やお酒と合わせると、グっと印象が変わります。
このブログでは、九州の良き物をご紹介しながら、
関東で学んだ色々なことを取り入れて記事を書いて行きたいと思います!

だが、東京の『うどん』。てめーはダメだ。
[ 2014/09/01 22:15 ] [ 編集 ]

刺身美味しそうですね。食べてみたいです。
マイワシは脂が多くて生だと味がよく分からないので、
しっかり酢で〆たのが好きですが、ウルメは脂少なめなんですね。
甘い醤油・・・?想像付かないです。
[ 2014/09/01 22:36 ] [ 編集 ]

ウルメイワシのゾンビ化!爆笑させていただきました。
仕事の訪問先で面談まで時間があったためipadで何気なく見たのがマズかった!
九州醤油、馬刺しや鹿刺しでも美味しいですよね。
ネットで買っておきます!!
[ 2014/09/02 09:36 ] [ 編集 ]

Re: ねぎ夫 さん

マイワシの刺身ももちろん美味しいですが、
ちょっと脂っぽいですよね~。
また、人によっては小骨が少し木になると思います。
ウルメイワシは20cm程度でも骨が柔らかく、
非常にすっきりとした味わいです!

甘い醤油と聞いて、お餅につける砂糖醤油を想像されるかも知れませんが、
九州醤油はあの感じとは違うんですよ~
機会があれば是非味わってみてください!
[ 2014/09/02 22:37 ] [ 編集 ]

Re: 赤い鷹 さん

昔、夏場にカタクチイワシが大量に釣れた時がありまして、
クーラーに入れず適当にバケツに突っ込んでいたら、
気が付いた頃に中が『スリラー』になっていました・・・
イワシの鮮度管理には特に御注意くださいw

お!?鹿刺しは食べたことが無いので気になりますね・・・
今期は是非、試してみたいと思います!!
[ 2014/09/02 22:43 ] [ 編集 ]

>宮崎と鹿児島の醤油は
>『砂糖』が入っているんではなかろうか?

そうですよー九州の醤油って普通に砂糖が入っているんですよ。
だから甘いんです。あとは甘味料とかね。
九州人の俺はやっぱりこの醤油で食べる刺身が一番美味しいんだなー
[ 2014/09/02 23:52 ] [ 編集 ]

九州男児画像最高ですね~

鹿児島の醤油は特に甘かった記憶があります
でも、青物とか脂の多い魚との相性が良くてとても美味しかったなぁ(焼酎とも)

しかしウルメノの刺身美味しそう
[ 2014/09/03 08:06 ] [ 編集 ]

Re: 柊林さん

おお!あの甘い醤油は砂糖だったんですね!
刺身もですが、特に『鶏刺し』との相性は抜群にいいですよね!
ただ、甘いですが塩分濃度は他の醤油とほとんどかわらず、
塩分多可にならないように気をつけなければなりませんw
[ 2014/09/04 06:31 ] [ 編集 ]

Re: モンタナさん

ステレオタイプな九州男児ですねw
本物の九州男児は私のように、清く正しく心が優しい男ですよ。

粘度が高いので脂の多い刺身に向いているようですね。
ちなみに九州醤油はご飯との相性もいいので、
『ヅケ丼』はまた別格の旨さがありますよ~!!
[ 2014/09/04 06:35 ] [ 編集 ]

>(ぶっちゃけ醤油舐めてるだけで焼酎飲めます。)

いやぁ、徒然草で鎌倉幕府執権の北条時頼らが味噌を頼みに酒を楽しむ下りを思い出しました
[ 2014/09/26 13:19 ] [ 編集 ]

Re: ほげ さん

余談ですが九州醤油は日本酒には合わないんですよね。
通いわく、日本酒に最も合うツマミは『塩』らしいです。
日本酒文化の関東、東北で塩ッ気が強いツマミが多いのも頷けます。

ちなみに、鹿児島人いわく
芋焼酎に最も合うツマミは『芋けんぴ』だそうです。

[ 2014/09/27 23:12 ] [ 編集 ]

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