自宅でグーフー 『ショウサイフグのクリスピー』

(釣り編はこちら)

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『ショウサイフグ』
漢字では『潮騒河豚』
潮騒とは砂浜に当たる「ざざーん・・・ざざーん・・・」という波の音です。
そういわれて見れば、背から腹にかけての色合いが、
波打ち際の無数の気泡を連想させますね。




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さて、ショウサイフグなどの子フグを捌くのは非常に簡単。
まずハサミで首筋の背骨を切断します。




頭を持ったら背側に向けて内臓と皮ごとメリメリと剥ぎます。
後は綺麗に洗って下処理(身欠き)は完了。
内臓が付着していないか十分に確認してくださいね。




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(う~ん・・・釣果には不満だが、
久しぶりにフグが食べられるし良しとするか・・・。)







あの~、何か釣れましたか?


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「え?いや~、今日はダメダメでしたね。」


あ、やっぱりですか~
私たちも、近くで釣ってたんですけど、
何も釣れなかったんですよ~。




・・・ん?
ところで、その手に持たれているのは
何という魚
なんですか?





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「ああ、これ?
ショウサイフグですよ。ぐ~ふ~。


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ぎゃ~ッ!キモイッ!!
外でフグを捌くなんて
違法でしょ!?



素手でフグを持つなんて恐いッ!
毒が移っちゃう~ッ!!









うう~む・・・
もともとフグの多い日本海側では、専門に狙う釣り師もいるぐらい
身近な魚なのですが、関東ではどうも評判が悪いようですね。


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まず、フグはよく『捌くのに免許が必要』だと思われがちですが、
ふぐ調理資格は『業務上』の資格であり、
自宅で調理するのに必要なわけではありません。



また国家資格ではなく都道府県ごとに制定される
『条例に対する資格』なので、
そもそも条例を制定していない都道府県では、
資格制度自体ありません。


フグ免許制度

上図を見てお分かりいただけるように、
けっこうガバッガバですね。
また青で示した講習会のみの場合も、都道府県ごとで講習内容が全く異なり、
「免許」と書かれた紙切れを配るだけの場合もあるのだとか。


次にフグの毒についてみてみましょう。


じゃくどくってなんぞ

上表は日本近海で捕獲されるフグの毒力を示したものです。
ショウサイフグの筋肉に持つ最大毒力は弱毒ですね。


『弱毒』
なんか食べるのに抵抗を感じる表現ですが、
全てのショウサイフグが身に毒を持っているわけではなく、
100匹に1,2匹の割合で筋肉中から毒が検出されるようです。


せrうぇrwwwdcせr

このようにフグは個体によって毒性が変化するため、
最大値を取って弱毒と表記されています。
ゆえに、摂取量を100g以下に抑えていれば
たとえどんなに毒性の強いフグに当たったとしても
中毒を起こすことはまず無いと考えられます。
(それにしても、猛毒だと言われる肝でも半数は無毒なのは驚きです・・・)



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以上のように、フグは下処理と食べすぎに注意すれば、
巷で言われているような
危険な食べ物ではないのですッ!




ちょっと待ちなッ!


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そんな根拠で、
本当に安全だと言えんのかぁ~?


「なんだと?これは
科学的
な見解に基づいた根拠だッ!
一体、何が問題だと言うんだ!?」


本当にそうかな?
よぉ~く、その文献を見てみろ?



「参考にした資料って、この・・・


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「うぉッ!!
出版が1945年ッ!
70年前の資料じゃないかッ!!」



お前は、70年前のデータが
現在でも通じると思っているのかァ?




動物の生態は変わるッ!
特にココ十数年の気性変動は、
様々な動物の生活史を変えているッ!!





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特に目覚しいのは、無毒の魚介類を有毒に変える
プランクトンの出現ッ!この急激な変革を前に
『安全』と断言できるはずはな~イッ!



(・・・くッ!確かに、近年の海水温上昇で
テトロドトキシンを生産する細菌の北限が上がりそうだと
聞いたことがあるな。

・・・こうなったら、
この方法で安全を確かめるッ!)






ふぐなげる




ふぐなげ2る


ふぐなげ23る


ふぐなげ234る



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(まぁ今回は
トンビが攫ったから大丈夫なんじゃね?
何の根拠も無い迷信だけど。



 

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さて、ショウサイフグはカラリと揚げてしまいましょう。
ただし、衣はから揚げ風ではなくクリスピー。

下処理したショウサイフグに塩、胡椒をまぶし、
卵黄とサラダ油を少々、そして『ご飯』を一口分加えよく混ぜます。



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小麦粉:片栗粉を1:1に混ぜた衣を付け、高温の油で揚げていきます。
油を衣に混ぜることで、揚げた際の衣の親和性がよくなります。




完成ッ!
『ショウサイフグのクリスピー』!!

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ううむ・・・なんとも香ばしい~ッ!
さっそく、いただきます~。





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ギュうぅと旨みが締まった身ッ!
さらに、ご飯を混ぜ込んだ衣はサックサクッ!!
ショウサイフグは小粒なれど、ボリュームのある
衣で満足感大ですッ!!





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・・・でもなぁ~
高い交通費と餌代をかけて子フグが十数匹だと
損した気分になっちゃうよな~
この子フグをさらに進化させる方法は無いものか・・・。


う~ん・・・






そうだッ・・・あるぞッ!


例え小さなフグでも、
最高に贅沢な食べ方がッ!!



その方法とはッ~~・・・・


zaginnde.jpg
『銀座』でッ!




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喰うッ!!
『ザギンでグーフー』!!

これぞ正にフグ料理を味わう最高のシチュエーションッ!


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んほぉ~~ッ!
美人ママさんに
『持ち込んだ料理を出してもらっただけ』なのに、
これほど美味くなるとはッッ!!

なんだか猛烈にブルジュアジーッ!!





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私も、ええっ!?フグゥ!!?とか
思ってしまうタイプです

自分で捌く場合は特段免許はいらないのですね〜

トンビにさらわれた姿でクッソ笑ってしまいました
ありがとうございます

毒は大丈夫だったみたいで

うんまぁぁぁぁあ〜いっッッ!!て感じですね
お腹すいたぜぃ
[ 2014/10/27 10:12 ] [ 編集 ]

無毒の魚介類を有毒に変えるプランクトンがいるなんて初めて知りました。恐るべし自然界。環境の悪化が原因なんですかねぇ。

銀座すげー!って思ったら実は赤坂ってオチで笑いました^^
[ 2014/10/27 22:14 ] [ 編集 ]

Re: マキさん

私はフグ毒が恐ろしい物であるとは思いません。
本当に恐ろしのは「自宅調理は禁止されている」や
「フグをさばくのに免許が必要」などの
『嘘が妄信されている』事です。

もちろん私はフグを釣って食べることを推奨しているわけではありません。
しかし、「フグを食べ無い事」を選択するならば、
誰かに刷り込んだ嘘を根拠にするのではなく、
フグ毒のリスクをしっかりと理解した上で、自己判断で決定するべきだと思います。

[ 2014/10/27 23:17 ] [ 編集 ]

グーフー

我が家では鍋物(水炊き)の定番です。
これを食べたら他の魚が食べられなくなります♪

でも大っぴらに書いていたらお役所などのツッコミが入るのでご注意あれ!
という事で、「キャットフード」扱いだったりします(笑)。
[ 2014/10/27 23:25 ] [ 編集 ]

Re: TAD さん

よく『夏場の貝は毒を持つ』と言われますが、
その原因が『有毒渦鞭毛藻(うずべんもうそう)』ですね。

コイツら調べてみると結構面白くて、生物を毒化するだけでなく、
植物プランクトンの癖に動物を食い殺しちゃうヤツまでいますw
今ネタが無いときに書いている『散弾娘シリーズ』が終わったら
有毒渦鞭毛藻を擬人化しましょうかねw
フィエステリアタン(;´Д`)ハアハア.
[ 2014/10/27 23:37 ] [ 編集 ]

しょ、ショウサイフグー!?Σ(゜Д゜;)

あのプラーンと吊られていく姿がなんともw

これは美味しそうですね^^
クリスピー生地の衣って作り方がよくわからなかったのですが、こういう風に作るんですね。今度うちでもやってみます

河豚の毒については、やはり高級食材として流通しているトラフグのイメージが一般化している反面、ショウサイフグやサバフグがあまり知られていないというのも理由の一つなんじゃないでしょうか
少し前にスーパーで売られていた小鯵のパック詰めにサバフグが混入していた事案でも、報道はまるでサバフグにも猛毒があるかのような口調でしたし
[ 2014/10/27 23:45 ] [ 編集 ]

グポーン

グフは乗りこなすのには熟練の腕が必要と聞きます(違w
料理するのにもそれ相応の知識と腕がないとダメってことを教えてくれたんですね。ワカリマスw

誰でも料理できるアジをザクに例えるなら・・・
アジとは違うのだよ アジとは!!みたいな感じですかね

ジビエさんの描く擬人化シリーズ好きです。
無抵抗で攫われていくショウサイフグがツボでした(笑

一番下にあるシールっぽいのをみるとビックリマンを思い出してしまいます^^;
いっぱい集めたなぁ・・・シミジミ
[ 2014/10/28 21:08 ] [ 編集 ]

お見事!

あのチビフグがどんな料理に変身するのか、首を長〜くして待っておりました!
いやぁ、ジビエさんの作る料理はホント旨そうだわ〜
衣にごはんを混ぜるとか、目からウロコ!(◎_◎;)
今度マネしちゃおうっと♪

確かに自然からの物をいただくのは自己責任ですよね。
私は今キノコで同じような事をしているので共感しちゃいますわ。
食べてから6時間経つけど何ともない。じゃあこのキノコは喰える!
みたいな(笑)
あ、でもキノコの基礎知識はそれなりに持ち合わせていますよ〜(^ ^
[ 2014/10/28 22:14 ] [ 編集 ]

Re: じゃん さん

私はフグの調理方法を掲載しても問題は無いと思います。
フグ調理は決して決して違法ではありませんので。
むしろフグ毒のリスクや調理法を暗に伝えず『グレーゾーン』
のように扱う事の方が、フグ食に対する好奇心を助長するだけなので
危険だと感じます。

そう言えば、フグの行政指導と言えば『いきなり黄金伝説』で
サバフグの肝料理を流しちゃったのが有名ですねw
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/12/dl/h1219-3a.pdf
↑の厚生労働省からの指導書でも、
問題になっているのは、フグを調理した事ではなく、
『フグの肝食』について危険性を公示しなかったことにあるようです。

[ 2014/10/29 00:12 ] [ 編集 ]

Re: グンマー さん

ご飯を米粉にして鶏肉で作ったら、まんま『カーネルクリスピー』になりますよw

グンマーさんの料理に超期待です!
さぁ!あの自家製クランチバーに続く、
猟場でも御手軽にカロリー摂取ができる『狩猟糧食Ⅰ型』を一緒に考えて行きましょうw!

フグは妄信的に恐ろしがられていますが、一転すると高級食材に。
見方によっては死神とも仏とも言える事から、
なんとなくイメージがアヌビス神なんですよね~
[ 2014/10/29 00:37 ] [ 編集 ]

Re: ドラ さん

グーフーと言えばラルさん・・・ではなくノリスさんですw
そう言えばジムはグフに倒された事なかったですね・・・
女の子のほうはガンタンクちゃんにすればよかった。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8629714

楽しんでいただけてうれしいですw
しかし実は私ビックリマンシールって世代ではないんですよね・・・
スーパービックリマン世代です。
「サイバーーーーアーーーーップ!」
[ 2014/10/29 00:56 ] [ 編集 ]

Re: 黎明 さん

衣にご飯を混ぜる、僕も初めて知った時はビックリしましたw
是非、試されてみてください~

この日本には獲ってはいけない、所持してはいけない、売ってはいけない物はあっても
食べてはいけない物(食のタブー)って無いんですよね。

フグの肝だって毒キノコだって、例え青酸カリであっても食べる事は個人の自由です。
『食』は完全なる自由な世界であり、他人に束縛されることは決してありません。
また、その自由な世界を最大限享受できるのが『キャッチ&イート』という趣味だと思います。

しかし自由と言うのは、全てにおいて『自己判断』を行う事です。
危険な物を判別し『食べない』判断するためには、科学的な知識を
身に付ける事が何よりも重要だと思います。
[ 2014/10/29 15:26 ] [ 編集 ]

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