超香味兵 『ボケロネス』


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言うなれば運命共同体
互いに頼り 互いに庇い合い 互いに助け合う
一匹が群れの為に 群れが一匹の為に
だからこそ大海原で生きられる
群れは兄弟 群れは家族

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猜疑に歪んだ暗い瞳がせせら嗤う

失策 混走 心慌 放蕩

どれ一つ取っても大海原では命取りとなる
それらを纏めて愚鈍で括る

誰が仕組んだ定めやら
一握りの生き残りが種を紡ぐ


お前も

だからこそ


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ボトムズ


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俺達は何のために集められたのか








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カタクチイワシ
「海の米」、「海の牧草」などと言われるように
海の食物連鎖上底辺(ボトム)を支える重要な魚です。




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ちなみに、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシは
よく仲間と思われていますが、
マイワシ・ウルメイワシを『鰯(いわし)』
カタクチイワシは『鯷(ひしこ)』と区別され、

分類学上もニシン科とカタクチイワシ科、
いうなればイヌとネコぐらいの違いがあります。


さて、そんなDunny boys達を早速料理して行きましょう。


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まず、釣り場で頭と内臓を落とします。

本来、カタクチイワシ料理は頭を落としたりしません。
イワシは特に頭に旨みが詰まっており、また
揚げ物や焼き物であれば内臓も食べてしまえる手間いらずのお魚です。


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頭と内臓を落としたら、海水でよく血合いと鱗を拭い取ります。

青魚全般に言えることですが、特にカタクチイワシは真水に晒すと
浸透作用で旨みが激減します。
今回の料理では一切真水を使用し無い事が肝です。



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え?
工場排水が混ざった東京湾の海水で魚を洗いたくない?



・・・なあに、かえって免疫力がつく。



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持ち帰ったカタクチイワシは10%ほどの塩水に約半日漬け込み、
中骨を指でなぞって取り外したら、赤ワインビネガーで洗います。

先ほどカタクチイワシ料理は真水を使用しないと言いましたが、
海水には『腸炎ビブリオ』という食中毒性の細菌が居る可能性がありますので、
お刺身で食べる場合は塩水で洗っただけでは危険です。
この際は、塩一つまみ、酢を真水で4~5倍に薄めた液で洗いましょう。



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赤ワインビネガーで洗ったカタクチイワシを並べて、
スライスしたニンニク、タイム、ヨーロピアンパセリ(できれば生)をかけ、
それを何層にも敷き詰めていきます。
容器に入りきらなかった分は冷凍してしまってもOKです。

最後にオリーブオイルをヒタヒタになるまで注いだら完成ッ!


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ボケロネス エン ヴィナグレ
(カタクチイワシのワイン酢漬け)


ききききキタァ~ーーーーー!
いや~、今年もようやく僕の中の秋が来ましたよ!


おもむろに尻尾を摘まんで口の中へ、


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うキュゥ~~!!
カタクチイワシの強い旨みと、生っぽさの残る舌触り、
ハーブ類の風味と
ワインビネガーの酸っぱさが
得もいえぬハーモニィ!

もうね、これは食べ物とかじゃなくて
『秋』そのものです!!

ボケロネスと言えば、スペインのバル(軽食屋)ではド定番の一品ですが、
日本でも
『裂膾(さきなます)』と言う名で、
昔から秋の定番料理として、俳句の季語にもなっています。


また、
「ボケロネスなら白ワインビネガーじゃねぇの?」と思われた方、

それはスペイン風、赤ワインビネガーを使うのはギリシャ風、
ようするにどっちでもイイって事です。


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前回の記事で、
「カタクチイワシの釣り方なんてどうでもいいじゃん?」
と思った方も多いと思いますが、
あれほどあったボケロネスが次々と
消えていき容器の底が見えてくると必ず後悔します・・


「ああ・・・あの時あと10匹多く釣っていれば、
この口福が1日長く続いたのに・・・」
っと。
 
そこで、方々新鮮なカタクチイワシを探し回るのですが、
どこのスーパーにも売っていなくて悲しい思いをするのです。


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・・・と言うわけで、カタクチイワシ釣りは

物言わぬ兵士
になった気持ちで
黙々と繰り返しましょう。
明日には離岸して釣れなくなる定めかもしれません、
また全く接岸しない年もあります。
これはもう遊びじゃありません、戦争です

もちろん、
戦場となる釣り場に
家族や彼女を連れてきてはいけません。
女子供は足手まといです。




わぁぁlまあ

(・・・ちッ、ファミリーめ。)



ままーさかな


(・・・・・・。)





女目s


(・・・ちッ、カップルめ。)





カップルで来るの葉


(・・・・・・。)


ボトムズ - コピー




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それでは皆さん、よいお年を~
次回『狩猟編』、
来年もジビエと地獄に付き合ってもらう




元ネタを知らない方のために貼っておきます。





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むせる・・・
[ 2014/12/29 11:09 ] [ 編集 ]

ブルーナイト版35分の1スコープドッグ(出来良し!)

今度はそっちネタで来やしたか…(笑)
ていうかアニサキス(ヤバい方)は大丈夫だったんでしょうか?
まさかジビエ、貴様が異能生存体だったのか!?(笑)
ちなみに当方はクリスマスに「パイナップルソース」を試してみました(鹿背肉)「リンゴソース」の「甘」はともかく「ズッパさ」に不足を感じていた当方を充分満足させてくれる出来でした!肉も柔らかくなるし香りもバターに合うし、パイナポー、いいですぜ♪
パイナポーゥ(笑)
それでは今年も一年ありがとうございました。来年も笑顔で狩りが出来るようお互い、頑張りましょう!
良いお年を!


PS.…伊勢エビが一匹4000円だと!?もう少し値段なんとかならんのかッ!
この凡愚めらがッ!(笑)
ちっっくしょーー!(ケフカ)
[ 2014/12/29 13:44 ] [ 編集 ]

食後のコーヒーはさぞ苦かったでしょう?
[ 2014/12/30 01:50 ] [ 編集 ]

Re: 北摂の狩人1号 さん

たまには(無煙)火薬の臭いを嗅ぐのも悪くない。
[ 2014/12/30 08:40 ] [ 編集 ]

Re: 槍のナガサKI さん

拾い集めたカタクチイワシは一度エアポンプを入れたバッカンに入れ、
時間が出来たら生きているものから順次捌いていきます。
底に沈んでいるものは刺身にせずフライなんかでたべていますよ~
また、スペインでは必ず冷凍しているそうです。

お!パイナップルソースを使われたのですね!
リンゴソースはブログでご紹介する予定なのでお楽しみに~
ちゃんとパールジャムは入れましたか?

年末年始はイセエビ価格跳ね上がりますからね~・・・
とりあえず三闘神の像を置いておきますね。


[ 2014/12/30 08:52 ] [ 編集 ]

Re: 名無しさん

白ビネガーで漬けるのがスペイン風、赤ビネガーでつけるのがギリシャ風、
アッツアッツのポリマーリンゲル液で漬けるのがウド風です。
[ 2014/12/30 08:55 ] [ 編集 ]

おしゃれな料理ですね!
カタクチイワシのお刺身が大好物です。
広島の人は梱包用のバンドを使っておろします。動画があったんで貼っておきます。
http://youtu.be/EX_uz5CoCjc
[ 2014/12/30 09:50 ] [ 編集 ]

Re: やんまさん

おしゃれに見えるのはほぼベビーリーフのおかげだったりしますねw
似たような料理に、ニシンを使った『ハーリング』と言うのもありますね。

動画をありがとうございます!カタクチイワシは刺身で食べてもおいしいですよね~ッ!
しかし酢漬けの場合は是非尻尾が付いている状態で料理してください!
尻尾をヒョイと摘まんで食べるのが、何か妙~においしく感じるんですw
[ 2014/12/30 23:10 ] [ 編集 ]

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[ 2015/04/19 10:19 ] [ 編集 ]

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