200万年前のいただきます 『シカの生肉』

<狩猟編はこちら>


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「はぁ・・・はぁ・・・・。」







http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/2015062822374136b123.jpgどうした、いやに疲れた顔をしているな。




「い、いえ、山に登ってシカを撃って、下処理して担ぎ出す・・・
初めて猟場で大型獣を仕留めたという興奮も合わさって、
なんだかドッと疲れがでちゃいました。」






http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/201523130621000434f65.jpgそう言えば今お前が解体している獲物、
初めて自分で仕留めたシカだったな。

・・・なら、これを喰ってみろ。



「これ・・・・てっ!



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 『生肉』じゃないですか!!
 
ご存じないんですか?ジビエの生食は
 E型肝炎や寄生虫の感染リスクがあるんですよ!?
 それに食中毒だって、


http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/201523130621000434f65.jpgまぁ、無理にとは言わん。
が、なぜハンターには食中毒のリスクを知っておきながら
生食を止められない人がいるのか、
その理由がわかると思うぞ。





「・・・・・。」







「・・・・・た、食べてみます。」









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(・・・・・・・


どううーん


こ、これはッ!!)














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(まだほんのりと残る体温、
 
   舌に絡みつく生肉の感触、
 
     そして、生食と言う禁忌を犯す背徳感ッ!




『淫靡』なりッ!!




(いやッ!待て!?

 果たしてこの印象・・・・・・・

  官能的な理由がすべてか?


 

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以前、生のシカ肉を試しに食べてみた事はある。
凍らせたブロック肉を薄切りにした
『シカ肉のルイベ』
あれは
美味しかった。

・・・がッ。
この
死後硬直もしていない完全生肉は、
美味しいとか不味いとか、
そういう次元の話ではないッ!!)




脳が呼応する

呼応するッ!呼応するのだッ!

生肉の細胞を犬歯が引き裂くたびにッ・・・

生きた体液が喉を通る度にッ・・・・

脳が、
えもいわれぬ満足感に打ち震えるッ!


これは・・・

これはもしかして・・・・・

空を仰ぐ
生存欲求!?

エサにありつけたという喜び?

この肉で明日を生きながらえるという安心?

性欲と同じ原始的な欲求の開放感!?




今の感情をなんと表現していいのか・・・・
適切な単語が日本語には見つけられないッ・・・
・・・いや、
『言語』に無いッ!?


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『おいしい』と言葉で表現する事は、
食事の見た目や匂い、味、食卓の雰囲気などの
総合的なインプットを大脳新皮質で処理して
導き出す学習行動である。

しかしッ!


この生肉は人間の『古脳』をダイレクトに刺激するッ!
言語では表現できない
『生を喜ぶ』という感情をォ!!





・・・・しかし、本当にこの感情は言語で表現できないのか?




なにかあるような気がする・・・・




何か・・・・



何か適切な表現があったような気がする・・・・




















http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/2015062822374136b123.jpg・・・・おい。





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「あ。」




http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/201523130621000434f65.jpgどうだ?



「いえ~・・・・えぇ~っと・・・・
 美味しいとか不味いとか、
 そういう言葉には表し辛いんですが、
 何というかこれまでに感じた事のない感じと言うか
 表現できそうな言葉がないと言うか~・・・



・・・・・・。



 『いただきます。』
って・・・・事なんですかね?」





http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/2015062822374136b123.jpg「神に感謝」でも、「仏の恵み」でも
あえて言葉に表すのなら、表現方法は色々あるだろうな。
この肉から得られるのはただ・・・『喜び』そのものだ。





「そ、それにしても、シカの生肉・・・凄いですよね~。
 もっと多くの人にこの感動を味わってもらうために、
 レストランなんかにも出さればいいんですけどね!」



http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/201523130621000434f65.jpgいや、それは反対だ。


「え?どうしてですか??」








http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/2015062822374136b123.jpg・・・・お前、
この生肉を何切れも喰いたいか?






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「あ~・・・・・・いえ、
一切れで十分です。」



http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/201523130621000434f65.jpg三食不自由なく喰える現代人にとって、
生きた細胞はエネルギーが高すぎる
山でヘトヘトになったお前が1切れで十分だと思うものを、
レストランに足を運んだだけの人間が何切れ食べれると思う?





「・・・・・おそらく、
一口で吐き気を催すでしょうね。」




http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/2015062822374136b123.jpgまぁ、時間が経って細胞が死んだ『刺身』は別物だが・・・
食中毒のリスクを冒してまで食べる代物では無いと俺は思う。
シカ刺しなんて、味は馬肉と大して変わらんぞ。






「生肉食を止められないハンターが居るって話でしたけど、
 確かに食中毒や栄養うんぬんで説得できるレベルの話ではないんですね。」





http://blog-imgs-81.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/2015062822374136b123.jpg人類が肉食をするようになってから200万年、
科学で物事が説明されるようになって200年だ。
DNAに刻まれた時間が違いすぎる。
ヒトの感情なんて、科学で説明できる事の方が少ないだろう。
漢方薬が、なぜ効くのかわかっていないのと同じだな。












(思い出してみれば、狩猟を始めて今日まで約2年間、
狩猟の世界は不思議で満ち溢れていた・・・。)



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2014年度の猟期終了まで残り半分(1カ月半)。


狩猟の世界に秘められた数々の謎を探る・・・


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「ほげぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」






とつぜんのかん








<後編に続く>



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[ 2015/08/31 00:00 ] ジビエ料理メニュー ニホンジカ | TB(-) | CM(12)

ジビエ先生の作品が読めるのはジャソプだけ!

当方が本能ではなく、ましてや知性・理性での喜びではない「原初人類の悦び」を感じるのは生肉食よりも皮を剥ぎたての枝肉を手にした瞬間ですね(^_^)
キャンプ等で焚き火を興し、その火を見つめながら訪れる陶酔感と同じ骨の髓から来る「初期のヒト族」の達成感のようなモノを感じます。
塩分他必要な栄養素を生肉から得ていた原初人類の記憶、今も間違いなく我々の中に息づいていると思います。狩猟はそんな根源欲求の健全な発散・実現方法ではないでしょうか?(^_^)

…さて、コマの使い回しがバレたジビエ先生に襲いかかる連載中止の危機!(笑)
ジビエさんは狩猟趣味という小さな自由・幸せと愛銃ウィンチェスターを守りきれるのか!?

次回「ジビエと帽子と猟銃と」

チャンネルは決まったぜ!?(CV山田康男)
[ 2015/08/31 07:45 ] [ 編集 ]

お久し振りです。

イノブタ肉には無い赤身。鹿の生肉は美味しそうですね。私も鹿を狩ってみたいです。

それにしてもまさかの最終回フラグ?

楽しみにしていますからまだまだ続けてくださいよぉ。
[ 2015/08/31 22:00 ] [ 編集 ]

Re: 槍のナガサKI さん

思い出しました。
シカの生肉を食べた時の感情は、キャンプファイアーを眺めている時の安心感、
幸福感に近い感じがします。
この感情はおそらく、ヒトがまだ他の動物達と大差ない時代に感じていた
『明日を生きられる喜び』なのだと思います。
現代社会においては明日を生きられるのは当然の事ですが、
狩猟はそんな当然な幸福を、改めて『喜び』だと感じさせてくれる趣味なの
ではないかと思います。


海外出張だかなんだか知らねぇけど、そいつを乗り越えれば俺は狩猟ができるってわけだ。
まてよ?出張で3年も経過したらウィンチェスターの所持許可が切れるじゃねぇか!
上司はあてになんねぇし、新しい道に進むしかねぇ!
・・・でも、どうやって会社に伝えりゃいいんだ?
次回、『冥界への誘い、狩猟ビジネスへの試練!』
伊達にあの世は見てねぇぜ!
[ 2015/08/31 23:10 ] [ 編集 ]

Re: 海流美丸 さん

ご無沙汰しております!

シカの生肉は別においしいものではありませんよ~
生ぬるくほんのり生臭い肉で、僕は『食糧』だとは考えていません。
ただ、口にすると妙な興奮と幸福感を感じます。
これを昔の人は『薬喰い』と言ったり、中国では精力増強の漢方だと
言っていたのかもしれません。

3月に、『継続』か『最終回』のルート分岐は済ましていますので、
次回はその結果発表となります。
お楽しみに~



[ 2015/08/31 23:24 ] [ 編集 ]

鹿の刺身とは違うのかな?

以前に鹿や鯨の刺身を食べた時に、まるで本能に直接来るような感覚を思い出しました((((*゜▽゜*))))   
コンビニ弁当などで餌付けされた自分の舌ですが初めて味わうというよりは、思い出したというような感覚でしたね(o´∀`)b
転勤・移動などは勤め人である以上は仕方ないですが、やはりもう少しサラリーマンでも狩猟や射撃が楽に楽しめるようにならないものかと願っています。
私自身も転職回数がかなり多いので他人事には思えない記事でした(>_<)ゞ
[ 2015/09/01 18:05 ] [ 編集 ]

遂に来ましたね…

普段、死んだを通り越して腐敗一歩手前のスーパーの半額刺身や割引肉ばっかり食している私には、屠りたてほやほやの生肉の食感なんて想像もできません…
仕事柄、生きた生物(ぶっちゃけ人間の患者ですわ)の体に触れる機会は多いですが、やはりスーパーで売られている肉とは感触が違うんですよねぇ
自分もその感覚を味わえるようになるのだろうか…

そして栄転(地方→首都圏→海外長期出張)を繰り返し、出世街道を爆進していたジビエさんが新たに歩む道とは…?
[ 2015/09/02 20:48 ] [ 編集 ]

Re: 鯨の唐揚げ さん

刺身は料理ですね。
食中毒のリスクを最大限抑えた処理(冷凍、洗浄など)を行い、
人間(料理人)が作り出した『食品』です。
生肉はただの肉です。
生ぬるく血の匂いが漂い、食中毒の事など一切考慮していない動物の『生体』です。

生肉はとても食品とは呼べる代物ではありません。
しかし犬歯を突き立てると、脳の奥から言葉にならない無常の喜びが溢れだします。
一体、なぜこのような感情が出てくるのか全くもって不明ですが、
後に『ヒト』と呼ばれる事になる動物は、この喜びを与えてくれた獲物や、
獲物を与えてくれた自然を『カミ』と呼んだのかもしれません。

サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ~ァ♪
[ 2015/09/03 19:24 ] [ 編集 ]

Re: 白衣のハンター(仮)さん

食肉と生体は、見た目も匂いも味も触覚もまるで違いますよね~
・・・『第6感』に響くものも全く異なりますね。
もちろん、ジビエは熟成が旨味の決め手としては重要です♪

地方→首都圏→海外→地方→無職
という放物線を描きそうですね。
[ 2015/09/03 19:31 ] [ 編集 ]

世界の狩猟から

の開幕ですか?

日本の野生動物はよわっちいですからね。オオスズメバチ以外。
海外編楽しみにしてますよ
[ 2015/09/22 21:02 ] [ 編集 ]

Re: ななしさん

いいですね『世界の狩猟から』!

しかし私たちの身近には、まだまだ多くの出会いが待っています。
たとえ1匹のイワシであっても、出会うまでのアプローチと
食味の世界は無限の楽しみを供給してくれることでしょう!

しかし、いつかは海外で世界の獲物を追っていきたいでね~
[ 2015/09/23 22:05 ] [ 編集 ]

け・・・けんぜんな せいちょうを おうえんされました
ゆうりょうサイトだから とうぜんだよね!
[ 2015/10/17 08:55 ] [ 編集 ]

Re: ほげさん

いや~・・残念です。
あの画像とズンドコベロンチョの絵は国家権力によって押収されてしまいました。
どっちの絵も上手く描けていたのになぁ~
[ 2015/10/19 07:52 ] [ 編集 ]

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