飲む、 『ハリセンボン汁』


<釣り編はこちら>

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『ハリセンボン』
皆さんも名前だけなら聞いたことがあるこの魚、
その名の通り、体中にびっちりと鋭い針が生えており、
あの生態系最強のサメですら避けて通るほどの
敵知らずです。
そのためスピアーマンが近づいても『我関せず』。
まったく逃げる気配を見せません。

ただ、初心者でも簡単に突けるターゲットではあるのですが、
海中でハリセンボンから銛先を回収するのは至難の業
なので、『別の意味で』捕獲難易度の高い
ターゲットだったりします。




https://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru39.jpgん?もう上がったのか?
まだ昼前だぞ?



はぁ・・・、今日はハリセンボンぐらいしか見かけなかったので、
もういいかな~・・・と。」

(死にかけたから、もう潜る気力も湧かないし・・・。)


https://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/2017100123102444d.jpgそうか?朝、島の裏側を潜ったんだが
結構魚影が濃かったぞ。





「ん・・・あれ?この魚って・・・」


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「スジアラじゃないかッ!!」




スジアラさん
「島の裏の方はこんな魚もいるんですね。」

https://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru39.jpgまぁ、一休みしたら行ってみるといい。
・・・ところでそのハリセンボン。
食べるのか?



「え?いや、銛先が取れないから切ろうとしているだけです。
てかこいつ、全然包丁の刃が通らないんですけど!!
それにハリセンボンなんて食べられないでしょ?



http://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru4.jpg何を言っている。
ハリセンボンは最高に美味いぞ。
ただ、捌くのにはコツが必要だからな。
せっかくだから、捌き方を教えてやろう。







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https://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru39.jpgまず、ハリセンボンは固い針と弾力性のある皮を持っているので、
普通に包丁で切ることはできない。
そこで、まずは一番皮の薄い唇の下に切り込みを入れる。





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https://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru39.jpg次に切れ込みに指を入れて、吊るすようにして持つ。
この状態のまま、皮と筋肉の間に包丁を入れていき、
硬い針ごと皮を剥いでいく。





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「すごい針と厚みのある皮。こりゃ、包丁では切れないわけだ。」


http://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru4.jpgそして、これが皮を剥いだハリセンボンだ。




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「うっわ!なんだコレッ!!
皮を剥いだら、ほとんど身がないじゃないかッ!!
一体、これのどこを食べるんですか!?」


http://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru4.jpg・・・ハリセンボンは食べる魚じゃない。
『飲む』魚だ。


(何を言ってるんだ・・・!?)




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https://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru39.jpgまぁ、実際に飲んでみればわかる。
ハリセンボンの身と頭は骨ごとぶつ切りにして鍋に入れる。
これを水から時間をかけて煮だしていく。



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https://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru39.jpg30~40分、グツグツ言わない程度の火加減で煮込んだら
肝と少量の味噌を入れて包丁でたたく。
最後に火を落としたら肝を溶かし入れ、ふたを閉めて1分したら
『ハリセンボン汁』の完成だ!




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「ぬ¨ッ!
お¨おおおおッ!!
なんだこの旨さはッ!!

同じように肝が美味しいカワハギでも、
この濃厚さにはかなわない!
そして出汁ッ!風貌はフグに似ているが、
フグよりも遥かに強い旨味!

カワハギとフグの美味いところを合成した
贅の極み、ここに尽くせり!
力が湧くぜっ・・・体に血がミナギル!」




http://blog-imgs-112.fc2.com/k/o/d/kodokunogibier/arieru4.jpg沖縄料理で有名な『アバサー汁』はもともと
クスイムン(薬効のある食べ物)として有名で、
高い滋養強壮がある。
さあ、
さっきまでは青い顔をしていたが
午後ももう一潜り行ってこい!




[ 2017/10/30 00:00 ] 釣魚料理メニュー ハリセンボン | TB(-) | CM(0)

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