特別編:狩猟ビジネスってどうなってんだよ報告回

コミック2v

平素より当ブログをご覧いただき、まことにありがとうございます。
孤独のジビエ管理人の東雲です。
1カ月弱ほど更新が止まっており、楽しみにしていただいていた方には
大変申し訳ありません。
先週末で書籍執筆の鉄火場は過ぎたのですが、来週からまたしばらく
長期取材に出るので、続きはもう少しお待ちいただければと思います。
こちらのサイトで毎週金曜15時に、釣りと魚の話を更新していますので、
お暇ならご覧ください。


さて、今回は別に更新していないことの”いいわけ”がしたいのではなく、
先日コメントでいただいた
「狩猟ビジネスとかブチ上げたわりに、
なんの報告もないけど、どうなってんの?」
というお問い合わせに対する回答がしたかったからです。


一応、このブログは著者の日記ではなく、
『孤独のジビエ』という主人公の物語として書いているので、
進行もリアルタイムではなく、登場人物も実際の人物とは
関係のないことを、初めにお断りしておきます。
しかし狩猟ビジネスについては、著者の名前で立ち上げた話であり、
これについて3年間も放置しておくのは、確かに問題があると思います。
そこで今回からしばらく、『狩猟ビジネスの問題点と展望』といった内容で
報告書めいたものを書いていきたいと思います。
ちなみに、これからの内容は将来的に本編に組み込む予定なので、
ひとまずご興味のある方だけ見ていただければと思います。






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まず、全体を通してお話したいことを上にまとめます。
「狩猟ビジネスって何ぞや?」といった疑問については、こちらをご覧ください。




➀有害鳥獣駆除事業の経過
 第一段階として『駆除による報奨金を得る』という目的は、すでに達成しました。
 よく「報奨金って猟友会を通さないとダメなんじゃないの?」といわれる方も
 いますが、原則的に市町村の出す駆除と猟友会は関係ありません。
 現在全国的に(特に鹿児島県で)問題になっている、報奨金と猟友会の
 グチャグチャした話は、オブラートに包んだ形で、ストーリーの中に
 組み込みたいと思います。

 第二段階として『
法人を作って駆除を事業化する』に関しても、現時点で
 実行は可能です。NPOはかなりメンドクサイですが、合同法人なら簡単です。
 休眠会社を掘り起こせば、もっと簡単です。
 実際に現在、駆除事業を行う法人は雨後の筍のようにポコポコ出てきており、
 個人で請け負っていた駆除を、法人で事業として受けることは問題ありません。

 第三段階として『認定鳥獣捕獲事業者を受ける』ですが、
 前段階として、法人として駆除事業の実績が3年必要なので、
 ここまでには至っていません。
 いちおう、猟友会から分派する形で法人化するという荒業がありますが、
 これもまたセンシティブな話でして、とても移住者がどうのこうのできる
 問題ではありませんでした。



➁有害鳥獣駆除事業の問題点
 さて、ではなぜ第二段階に到達しなかったかというと、
 『狩猟鳥獣捕獲事業に社会的な意義があるのか?』
 という根本的ともいえる疑問がわいたからです。
  例えば、東京都某所では300万の農業被害に対して、数千万近い費用をかけて
 駆除事業を実施しています。地方都市においても同様で、1本100円の
 サツマイモに対して、何十倍の費用をかけて鳥獣被害防止活動を行っているのが
 駆除事業の実態です。

 このような現状を見て、正直な話
 ビジネスとしては旨味はあると思います。
 しかし、最もビジネスに重要である(と私は思う)『社会的な意義』や
 『継続性』が、希薄すぎると感じました。
 もちろんこれらの活動には、”食糧安全保障”の問題がからんでいるのは
 重々承知しているのですが、それを加味しても
 『従業員を1週間、雪山を歩かせる』
 『使いもしない箱わなを置きまくる』
 『管理しないネットを張りまくる』
 といった駆除事業の実態は、社会に、そして事業に従事している
 労働者のキャリアに対して有意義であるとは到底思えません。



➂有害鳥獣駆除事業の進展

 
この3年間で駆除に従事し、またライターの目線から実際の現場を
 見て回ったことから、
現在の仕組みの中での有害鳥獣駆除事業は、
 
ビジネスとして発展性も継続性も無いと感じました。
 そこで、有害鳥獣駆除の根本的な思考である
 「野生鳥獣を人間の手でコントロールする」という
 考えを見直す必要があるのではないかと考えました。

 この考えの行きつく先となったのが”ゾーニング”で、簡単に言えば
 人間の手で管理できない土地は放棄し、人口を都市インフラ圏内に
 集中させるという、いわば野生鳥獣と人間の住み分けをすることです。
 こうすることで、これまでのような広範囲で費用対効果の薄い駆除事業から、
 人間のテリトリーに侵入してきた個体のみを駆除するという、効果的かつ
 社会的にも意義のある事業になると思われます。

 ちなみに「じゃあ、現状で野生鳥獣の管理を人間の手から完全に離して、
 継続的に安定化させることができるのか?」という思考実験の中で生まれた
 回答が、以前、本編の中でも触れた『オオカミ再導入論』というわけです。





➃4年目から目指したいこと  
 人間のテリトリーと野生動物のテリトリーを完全にすみ分けるという
 ゾーニングは、はっきり言って個人でどうこうできる話ではありません。
 『国土の一部を国家の管理から離す』なんていう
 環境極左
な考えは、
そもそも現在どの政党もポリシーに持っていません。

 よってこれからは、
 有害鳥獣捕獲事業を社会的意義・継続性のあるビジネスとして
 実現できないかという視点を持ち続けながらも、

 ゾーニングに対する知見を深めていきたいと思っています。

 2回目のオオカミ再導入論のお話の中で、
 『オオカミを再導入して住み分けを行うべきか?』(不干渉による共栄)、 
 『永久的なランニングコストを払いながらも
  野生鳥獣を完全にコントロールするべきか?』(支配による共存)
 という疑問を投げかけさせていただいたのは、こういった理由によるものです。



(つづく)


[ 2018/06/04 00:00 ] 狩猟ビジネス | TB(-) | CM(2)

ん?狩猟ビジネスに関してではなく、
東洋町の情報を紹介していきますって言ってて、それを楽しみに待ってたけど更新どうなったの?って質問をしたんですけど

おかしいなと思って、東洋町の記事を再度読んだら編集しました?
お楽しみにとか無くなってますね
自分の勘違い?
間違えてたら申し訳ないです

[ 2018/06/07 07:29 ] [ 編集 ]

ななしさん

あれ?そうでしたかね・・・すみません、記憶にありませんでして。
東洋町はいいところですよ。
開放的な田舎といった感じで、魚と柑橘類がおいしい!

就業は東洋町ではかなり厳しいですが、隣の海陽町まで出れば仕事先はあります。
都内でリモートの仕事を持っててサーフィンが好きな方なら、
定住するのもよいかもしれません。

高知県は農業、林業に力をいれており、革新的なことも結構おこなっています。
ただ、土地を手放す人は少ないので、永住して就農するのは厳しいかと。
何年か高地で修業をして、別の土地で農業を行うのがよいのかなぁと思います。

何か、気になることがありましたらお答えしますよ!
[ 2018/06/11 20:59 ] [ 編集 ]

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