磯の王「石鯛」の子供、サンバソウですが、
この王子。
とんでもない暴君です。
この王子・・・・
海水浴をしていると・・・・
「乳首」を噛んできます。
餌の貝か何かと勘違いして噛み付いてくるそうです。
いやいや。そんな話ではなく、
本当に問題なのは・・・・
実は、このサンバソウ・・・・・・
非常にヌメヌメしています。黒のストライプで、かわいい姿をしていますが、
ヌメリのある粘膜で覆われており、
これを取るのが真にめんどくさい。このヌメリがついた刺身を食べると
腹を壊します。(過去に壊しました。)だからと言ってヌメリを必死に取り除いていると、
鋭い背びれが手に突き刺さり、痛い目に会います。(今回も刺さりました。)まぁ、熱をかけるのであれば、ある程度でかまいません。
今回は、メジナと一緒に煮付けにしたいと思います。

生姜とネギを加えて、酒:醤油:みりん:砂糖 = 3:1:1:0.5
ぐらいがベストだと言われています。好みですね。
さて、もう一匹のメジナは25cmほどのいいサイズです。
腹を割いてみると、しっとりと身に脂が回ってる!

これは刺身で行かない手はないでしょう!
メジナは皮造りにする方が多いと思いますが、私は皮を引いたほうが好みです。
また、メジナは身が柔らかいので
前回のフエフキダイのように、
尻尾のほうから包丁を寝かせてそぎ落とすようにすると、うまく皮が引けます。
<いただきます!>
では、いただきま~す!
うほっ・・・!!これは絶品だ!!寒メジナと呼ばれる、ベストクオリティの一歩手前と言ったところでしょうか。
これは
夏場に釣れる梅雨グレなんかの非じゃない美味さです!身に非常に目の細かい脂を含んでおり、口のなかで旨い繊細な脂のパーティコゥが広がります!メジナのシーズンは真冬だ。とよく聞きますが、
これほど旨いメジナがよく釣れる、
11月手前までが本当のベストシーズンだと私は思います。
さぁ!煮つけだ!
まずはサンバソウを・・・
うひひ!これは強い噛みごたえ!熱が加わり、一段と歯ごたえが増しました!
モギュ・・・モギュ・・・・とした歯ざわりに、鯛ともメジナとも、他の魚とは全く違う旨みが、
ギュ・・・・ギュ・・・・と染み出します!
これは王者の息子、
王子の味だ!しかし・・・・
メジナ!メジナの煮付けが素晴らしすぎる!!しっとりと柔らかな身は、煮つけにも相性抜群!これが夏場の臭いメジナだと、本当に
臭い煮付けになっちゃうんです。
しかし、
冬のメジナは臭みが全く無く最高です!サンバソウも確かに美味しいですが、
今回はメジナの魅力にメロメロです・・・
<ご馳走様でした!>
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